青函連絡船 八甲田丸

このページには広告が含まれています

この記事の写真は、写真ACからダウンロードできます

青函連絡船 八甲田丸
青函連絡船 八甲田丸(No: 23282996)の無料写真素材を提供する「写真AC」のフリー写真素材は、個人、商用を問わず無料でお使いいただけます。クレジット表記やリンクは一切不要です。Web、DTP、動画などの写真素材としてお使いください...

青函連絡船 八甲田丸 青森駅のすぐそばにあります

今の若い人達にとって、津軽海峡冬景色のあの歌の状況って、頭の中に浮かんでないんじゃないでしょうかねぇ。だって・・・

上野発の夜行列車降りたときから~」

・・・って言われても、上野発の夜行列車はもうあとわずかですし、

「私は一人~、連絡船に乗り~」

・・・って言われても、連絡船がありませんからねぇ。なので、若い方にもなるべくわかりやすく解説すると・・・

連絡船というのは、北海道-本州とか、本州-四国みたいに、列車を通そうにもあんまりにも距離がありすぎで、橋を架けることも、トンネルを掘ることもできないところを、列車で結ぶための船なんです。なので、船なのですが扱い上は列車みたいなもので、JR(ではなく、当時の国鉄)が運航していたんです。

青函連絡船 八甲田丸 今では大事に保存されています

その昔、青森函館を結ぶ、青函連絡船ってのがあったんです。で、当時はと言うと(注:まだ東北新幹線はありません)、東京から北海道に行くには、まず夜行列車で青森へ行って、青森青函連絡船に乗り換えて、函館から北海道内の目的地へ行く・・・というのが普通だったんです。

ところが、時代が進んで東北新幹線ができ、青函トンネルができた結果、青函連絡船が廃止になってしまったんです。つまり、列車で直接本州と北海道を結ぶことができるようになったため、わざわざ連絡船で結ぶ必要がなくなったという訳です。

さて、青森駅はJRのターミナル駅では珍しく、正しい意味でのターミナル、つまり行き止まりになっているんです。なぜかというと、ここから先は青函連絡船に乗り換え・・・なので、行き止まりなんです。

青函連絡船 八甲田丸 近くは公園として整備されています

かつて青森駅青函連絡船が止まって、お客さんの乗り降りをしていたであろう場所に、もう役目を終えた青函連絡船がありました。八甲田丸です。正しく言うと、青函連絡船の船そのものはもっとたくさんあったのですが、そのうちの1隻が青森駅にあるっていう訳ですね。

すぐそばでお父さんが子供に言ってました。
「あの船に乗るとねぇ、イスカンダルに連れてってくれるんだよぉ」
↑ウソを教えてはいけません

青函連絡船 八甲田丸 今では記念館になっています

青函連絡船としての役割を終えた八甲田丸は、そのまま記念館になっていました。中に入ってみようかと思ったのですが、お金がかかるってことで断念しました。

かつては青函連絡船以外にも、宇高連絡船って言って本州-四国を結ぶ連絡船もありました。じゃあ、連絡船って、普通の船とどこが違うのかというと・・・

カーフェリーとの違いがこれ 青函連絡船は貨車を積めるんです

決定的な違いが、この写真です。青森駅から延びた線路が、船の後ろへつながってますよね。なんと、列車をそのまま積むことができるんです。

そもそも連絡船というのは、鉄道を結ぶことができないところを、鉄道の代わりに結ぶための船なんです。カーフェリーが自動車をそのまま乗せることができるのと同様、連絡船は列車を乗せることができるんです。

列車と言っても、連絡船で運ぶのは、通常貨物列車です。貨車を船でそのまんま運んでしまえば、貨車から船まで、わざわざ荷物を積み変えなくても済むという訳ですね。




ぴえんのイラスト 女性
よろしかったら、写真素材ダウンロードサイト【写真AC】にもお越しくださいませ。当サイトの写真の一部を配布していまして、商用利用も可能です

キューティー吉本さんのプロフィール|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK
無料写真素材を提供する「写真AC」のフリー写真素材は、個人、商用を問わず無料でお使いいただけます。クレジット表記やリンクは一切不要です。Web、DTP、動画などの写真素材としてお使いください。
タイトルとURLをコピーしました