ハイテク仕掛けのラブストーリー


第1章 プロローグ

8月。私の誕生日のことだった。ひろし君からの電話をずっと待っている私。最近は忙しいらしくて、あんまりかまってくれなかった。けど、なんか今日だけは予定を空けてくれていたみたい。多分今頃は四条河原町あたりをうろうろして、私へのプレゼントをがんばって探してくれているのかなぁ。・・・なんて思っていると、なんだかうれしくなっちゃうな。