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朝ご飯食べて、青森駅に行ってみると、こんな列車が(!)
(↑「電車」ではなく、「列車」というのがみそ)
はるばる大阪からやってきた、寝台特急日本海です。
実はキューティー吉本も乗ったことがありまして、その当時は函館-大阪だったんですね。それが、青森止まりになり、とうとう廃止になってしまったんです。いやー、そんなのわかってたら動画で残しておけばよかったですねー
新幹線が伸びる一方で、寝台特急がどんどん廃止になっていって、うーん、これも時代の流れなんでしょうかねぇ。今となってはホテルに一泊した方がよっぽど安い寝台料金、電車よりも足の遅い客車、ダイヤが乱れると厄介・・・どれを取ってもプラスの要素が見当たらないですねー
ただ、個室B寝台が主体って感じにしていれば、状況もちょっと違ったかもしれないですけどね。普通に2段ベッドが並んでいて、あの料金だと皆バスに流れていくんでしょうねぇ。もっとも、キューティー吉本は夜行バスには乗らない主義ですけどね。
青森駅に止まっていた日本海を、別の角度から撮ってみました。これだと、電車とそんなに変わらないですよね。でも、よーく見ると、パンタグラフがないんです。そりゃあそうですよね、客車ってモーター積んでないですもんね。
客車って、乗ってみると不思議な感じがするんですよね。モーターの音がするわけでもなく、エンジンの音がするわけでもなく、ただレールの継ぎ目を通過するときの、「ことん、ことん」って音がするだけなんですよ。なので、すごく静かなんですよね、電車とかに比べると。
でも、今となっては客車に乗るって相当ハードルが高くなってしまいましたね。寝台特急日本海も、今では走ってないですからね。
カニ・・・と言っても、横向きに歩くあのカニではありません。
(青森辺りにもカニはいそうですが・・・)
ではなく、カニ24型の電源車です。
寝台特急日本海って客車なんですけど、客車って電車にはない弱点があったりなんかするんですよ。何かというと、電気をどうするか・・・ということなんです。
えー、動力を電気以外から賄ったとしても、どうしても電気は必要でして、例えば客車の明かりをどうするか(つまり、照明ですね)。また、夏になるとクーラーを動かすにはどうするか・・・その他諸々の理由で、人が乗る列車ってどうしても電気が必要なんです。
これ、電車だったら問題ありません。電気だったらパンタグラフからもらってくればいいんですから。でも、客車にパンタグラフを付けるわけにはいかないんですね。だって、電化されていない区間を走る可能性があるわけですからね。
そこで、人が乗る客車とは別に、発電機を積んだ車をつける必要があるんです。それが電源車です。
(注:客車によっては、発電機を床下に積んでいるものもあります)
はてさて、キューティー吉本が死ぬまでに、寝台特急って乗る機会ありますかねぇ。いや、キューティー吉本が死ぬまでに、寝台特急が絶滅してそうな気がしてならないんですけどね。
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