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養老渓谷行の列車に乗り遅れて、じゃあ次の列車はと言うと・・・上総牛久行き。がーん、上総牛久駅って養老渓谷のはるか手前じゃん!
ま、どうせ乗り降り自由なんだし、とりあえず上総牛久まで行くかってことになりました。
これが、小湊鉄道です。ディーゼルカーです。しかも、たったの1両編成。ご覧の通り、一体いつ作ったんだろうって感じの車両です。そう言えば、年号が昭和だったころってまだJRが国鉄で、ローカル線を走ってる列車ってこんな感じでしたねぇ。
小湊鉄道って、何が泣かせるって、列車の行き先表示がこれ。LED表示はおろか、字幕もありません。まさしく、行き先を書いた板が、列車のボディーの真中に差し込んであるんですよ。
いや、確かに国鉄の列車も、行き先表示はこんな感じだったんですけどね。いまどきこれを使ってるって、かなり珍しいですよ。
しかも、ガラスが2枚になっていて、上と下が開くって・・・うーん、やっぱり懐かしいですねぇ。
はい、これがディーゼルカーの運転席です。なあんだ普通じゃん・・・って言わないでくださいね。何とびっくり、運賃箱がついていません。ということは、これってワンマンカーじゃないんです。ちゃんと運転手さんと車掌さんが乗るんです!
いまやローカル線って、ほぼ間違いなくワンマンカーで、しかも意外と新しい車両で、運賃箱と整理券発行機がついてるってパターンなんですけどね。
この列車も、1両編成にもかかわらず、運転手さんと車掌さんが乗ってきて、しかも切符は車掌さんが車内に売りにくるという・・・うーん、味があっていいなぁ。
最後に、キューティー吉本が一番気に入った写真を。
これは、上総牛久駅で撮った写真です。キューティー吉本が乗ってきた。五井→上総牛久止まりの列車です。こうやって、たった1両きりの列車が、木造で味のある屋根のところに停まってるって、なんかすっごくのどかな感じで気に入りました。
路面電車でもワンマンカーでもないのにたった1両で、しかも昔の国鉄のディーゼルカーに乗ってる雰囲気たっぷりで、ほんとこれが東京から1時間もかからないところを走ってる列車っていうのが信じられないですね。
これからも、ぜひこの小湊鉄道を残してほしいものです。間違っても、ここへワンマンカーが走るなんてことがないように。
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