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国内線が就航する空港の中でおそらく一番大きいのは、東京国際空港(通称:羽田空港)でしょう。東京をはじめとして、首都圏まで飛行機で行くため、羽田空港のお世話になる方も多いかと思います。あれだけの大きさの空港ですから、初めて行く方にとってみれば不安に思う方もいらっしゃるはず。そこで、羽田空港で迷子にならないためのコツをお教えしたいと思います。
飛行機は基本的に目的地まで飛んでいくため、他の飛行機に乗り換える(「乗り換え」ではなく、「乗り継ぎ」と言います)ケースは比較的少なく、到着したときは基本的に前の人に付いて歩けばいいので、迷子になるケースは少ないと思います。羽田空港の到着ロビーは1階で、バスに乗り換えるときはそのまま外へ出ます。京急やモノレールに乗り換えるときは、エスカレーターで地下1階へ降りていきます。
むしろ迷子になりやすいのは、羽田空港から飛行機に乗る場合です。この場合、次の3つを覚えておきましょう。
まずは1つ目。羽田空港へ着いたら2階の出発ロビーへ上がればいいわけですし、保安検査場を超えたら番号を頼りに搭乗口まで行けばいいので、ここで迷子になる可能性は低いでしょう。迷子になる可能性が高いのが、ターミナルを間違えた時。羽田空港には旅客ターミナルが3つありまして、これを間違えるとダメージが大きいのです。
ただし、第3旅客ターミナルは国際線しか発着しないので、国内線に乗る方は第3旅客ターミナルは忘れていいです。
どのターミナルから発着するかは、航空会社によって異なります。まずは国際線。基本的には第3ターミナルから発着します。ただし、全日空の一部が第2旅客ターミナルから発着します。
続いて、国内線。第1旅客ターミナルから発着するのが、日本航空とスカイマーク、スターフライヤー。第2旅客ターミナルから発着するのが、全日空とエア・ドゥ、ソラシドエアです。
スターフライヤーはその昔、行き先ごとにターミナルが異なったのですよ。ちなみに、北九州行きが第1旅客ターミナル、それ以外が第2旅客ターミナルでした。今では全便が、第1旅客ターミナルからの発着です。
次に2つ目。羽田空港へリムジンバスや東京モノレールへ行った場合、ターミナルごとに降りる駅や停留所が違うんです。なので、「羽田空第1ビル」と「羽田空第2ビル」、「羽田空第3ビル」を間違えないように気を付けなければいけないんです。
例外は、京浜急行(略して京急)で羽田空港へ行った場合。京急は、「羽田空港第3ターミナル駅」「羽田空港第1・第2ターミナル駅」でして、気を付けないと行けないのが全日空で国際線へ行くときだけ。それ以外は、国際線なら「羽田空港第3ターミナル駅」で降りる。国内線ならどっちのターミナルに行くにも、終点の「羽田空港第1・第2ターミナル駅」降りる。なので、間違える危険性は低いです。
京急の羽田空港国内線ターミナル駅は、第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間にあるんです。で、駅に着いたらこの案内表示に従って、第1旅客ターミナルは後ろへ、第2旅客ターミナルへは前へ歩けばいいのです。なので、乗り過ごしたり、降りる駅を間違えたりする確率が低く、自信のない人は京急で羽田空港へ行くことをお勧めします。
最後に3つ目。もし第1旅客ターミナルへ行くつもりが第2旅客ターミナルに行ってしまった(あるいはその逆の)場合、京急の羽田空港駅を探しましょう。実は、京急の改札口の横に、両ターミナルを行き来できる連絡通路があるのです。
これが、国内線第1旅客ターミナル側の改札口です。改札口の右側に、第2旅客ターミナルへの連絡通路があります。
これが、国内線第2旅客ターミナル側の改札口です。改札口の左側に、第1旅客ターミナルへの連絡通路があります。
ちなみに、ジーン吉本も歩いてみたのですが、この連絡通路は歩いて5分足らず。ターミナル間を結ぶ無料送迎バスもあるのですが、連絡通路を歩いた方が早いと思います。
最後に、どちらのターミナルも、端っこから端っこまで歩くと15分~20分かかります。飛行機に乗り遅れないよう、出発の60分前を目指して行った方がいいと思います。また、出発前にお土産を買ったり、ご飯を食べたりしている間に迷子になるケースはあるかもしれませんが、その時は慌てず騒がず2階へ行きましょう。
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