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お昼ご飯は、回転寿司に行くことにしました。近江町市場のエムザ口の近くに、かいてん寿し 大倉さんがあったので、そこへ行くことにします。ここは北陸回転寿司発祥の地、でもって回転寿司の激戦区、近江町市場の中でも老舗と言われているお店でして、金沢でお寿司を食べるんだったら、ここだと間違いないかな・・・と思ったのです。
ジーン吉本が行ったのが、ちょうどお昼時。とんでもない行列ができていたら他に行こうと思っていたのですが・・・行ってみると、やはりお店の前には順番待ちの人がいます。
「もしかしたら、そんなに待たなくても入れるかも」
・・・というわけで、ジーン吉本も順番待ちすることにしました。
このお店、ご覧の通り新しい感じです。どうやら、近年リニューアルしたみたいです。
店内はカウンター席になっていまして、注文用紙とボールペンが置いてあります。で、「注文は紙に書いてください」というシステムです。
ただ、問題はほとんどのメニューが注文用紙にあらかじめ書いていないので、金沢五種盛りを頼む場合、「品名」のところに「金沢五種盛り」と書いて、「数量」のところに「1」と書いて、「わさび抜き」か「わさび入り」かを選ぶ、なのです。
はっきり言って、この注文方法はダメ。品名のところに「金沢五種盛り」と書いた欄を用意して、お客さんは数量を書いて、「わさび」をどうするか選ぶ・・・にしないと。本日のおすすめメニューの品名を手書きしないといけないのはまだわかりますが、定常的に提供しているメニューは、あらかじめ注文用紙の欄に用意しておかないとダメです。
なぜこの話をしているのかというと、私の隣に外国の観光客が来ていまして、品名を感じで書くことができず、注文に右往左往していたのです。
前置きが長くなりましたが、最初に頼んだのが、金沢五種盛りと鰻です。最初に、うなぎが来ました。鰻のかば焼きをスライスした感じですね。確かにこれはこれでうまいですし、見た目も美しいのですが、ジーン吉本的には、鰻の分量が足りないかな…
のどぐろ、赤貝、ぶり、ばい貝、白エビの5貫がセットになっています。のどぐろと白エビは首都圏じゃまず口に入らず、こうして食べられるのは嬉しいですね。
続いて、大倉三種盛りを注文。甘エビとマグロの中トロ、イカの3貫です。甘エビとイカはともかく、マグロって金沢で獲れましたっけって突っ込みを入れたくなるのですが、構わず頼んでしまいました。
続いて、甘エビを注文。
「あれ、甘エビってすでに2貫も食べてませんでしたっけ?」
はい。でも、最初に食べたのは地物甘エビで、こっちは普通の甘エビなんです。で、地物甘エビって、普通の甘エビの約2.5倍のお値段なのです。
では、お味の違いは・・・というと、ジーン吉本的には違いを感じず。ま、ジーン吉本の舌の問題なんですかね。
続いて、安くてお腹を大きくしたいので、玉子の握りを注文。
最後に巻物で締めようということで、うなきゅう巻きがあったので、注文。うなきゅうというのは、鰻ときゅうりの巻物です。首都圏だとあなきゅう(穴子ときゅうりの巻物)はよく目にするのですが、うなきゅうは見かけなくて。そもそも首都圏だと鰻ってのがメニューになくて。だから注文したというわけです。
出てきたのは、鰻ときゅうりを巻いた中巻き、細巻きと太巻きの中間ぐらいの太さの巻き寿司。細巻きと太巻きはよくあるのですが、中巻きは珍しいですね。確かにおいしかったのですが、しゃり多め、ねた少な目、特に鰻が少なめで、もう少し鰻が食べたかったですね。
ジーン吉本の感想ですが、確かにこっちじゃないと口に入らないようなねたがあるという点では、確かに金沢寿司ですねとは思います。ただし、ねたの大きさは首都圏のお寿司屋さんと変わるわけではなく、金沢のお寿司の優位性を感じませんでした。手厳しい意見にはなりますが、このお店が老舗としてこれまで生き続けることができたのは、お味もさることながら、立地条件が恵まれている、近江町市場エムザ口から入ってすぐのところなので、回転寿司の中ではここが最初に観光客の目に留まるというのが大きいのではと思ってしまいます。
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