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金沢には、金沢市内の電車やバスが1日乗り放題になるという、お得な切符があります。金沢市内1日フリー乗車券です。
注意点として、金沢市内1日フリー乗車券はバスの車内では売っていません。
一番わかりやすいのは、金沢駅東口バスターミナル北鉄グループ案内所、つまり金沢駅の兼六園口(東口)を出たところにある案内所で買う。ここで買うと、ICOCA・Suica・PASMOなどの交通系ICカード(PiTaPaを除く)で買うことができます。
ちなみに、案内所のすぐ前が、城下まち金沢周遊バスの乗り場です。
その昔、北鉄バス1日フリー乗車券というのがありまして、これを買うと北鉄バスが1日乗り放題になるんです。しかし、北鉄バスしか使えなくて。そこで、金沢市内を走るほとんどの電車やバスで利用できる、金沢市内1日フリー乗車券にパワーアップしたというわけです。
その代わり、お値段もアップしました。大人800円、子供(小学生)400円です。
この乗車券ですと、金沢市内を走る北鉄バスに乗れます。もちろん、城下まち金沢周遊バスも乗れます。城下まち金沢周遊バスですと、ひがし茶屋街や主計町茶屋街、兼六園、金沢城公園、にし茶屋街といった金沢市内の主たる観光名所のほか、近江町市場や香林坊、片町といった金沢市内の繁華街にも行けます。もちろん、金沢駅にも行けます。
ただし、近江町市場や香林坊、片町といった金沢市内の繁華街には普通の北鉄バスでも行けますし、そっちの方が便数が多いので、敢えて城下まち金沢周遊バスに乗る必要はないかと思います。普通に北鉄バスに乗るで十分でしょう。
北鉄バスは、写真のように白地にオレンジ色のバスです。
では、どこがパワーアップしたのかというと、まず西日本JRバスと金沢ふらっとバスに乗れるようになったという点です。
金沢市内の繁華街、香林坊や近江町市場には実にたくさんのバスが来るのですが、西日本JRバスが来ると・・・
「えー、北鉄バス1日フリー乗車券じゃ乗れないじゃん。」
だったのですが、金沢市内1日フリー乗車券になったので、乗ることができます。西日本JRバスは、ご覧のような白地に青のバスです。
ただし、気を付けないといけないのが、まちバスには乗ることができません。まちバスというのは、金沢ショッピングライナーという別名が付いていまして、金沢駅から近江町市場・香林坊・兼六園・片町を結ぶバスなんです。
まちバスを運行しているのは西日本JRバスなのですが、メリットは運賃が100円である点と、ICOCA・PiTaPa・Suicaなどの交通系ICカードが使える点。その代わり、北鉄バス1日フリー乗車券では乗れません。
まちバスは写真のような水色のバスで、土・日・祝日のみの運行です。
パワーアップした点の2点目が、北陸鉄道に乗れる点。ただし、観光客目線で考えると、ビミョーです。
なぜかと言うと、金沢市内1日フリー乗車券で乗れるのは、浅野川線の北鉄金沢-七ツ屋-上諸江と、石川線の野町-西和泉-新西金沢のみ。あまりにも範囲が狭いというのもさることながら、そもそも観光客が北陸鉄道に乗る必要があるのか・・・なんですね。
こちらが、金沢市内1日フリー乗車券で乗れる範囲を、地図で表すとこんな感じです。
北鉄バスや西日本JRバスで、乗れるのは金沢駅から210円で乗れる範囲です。普通に金沢を観光するのであれば、これだけの範囲に乗れれば十分です。
ただし、金沢市内1日フリー乗車券が大人800円なので、最低でも1日に4回バスに乗らないと元が取れない計算です。なので、金沢駅からひがし茶屋街に行って、兼六園に行った後に近江町市場でお昼ご飯を食べて、金沢駅に戻るという乗り方をして、ようやく元が取れる感じです。
では、ジーン吉本的なメリットはというと、バスを降りる間際に小銭をごそごそしなくて済む点。なぜかと言うと、北鉄バスはICOCA・PiTaPa・Suicaなどの交通系ICカードが使えないんです。ICa(アイカ)という独自ICカードは使えるのですが、そんなの観光客が持っているはずはなくて。金沢市内1日フリー乗車券を運転手さんに見せるだけでバスを降りられるのはメリットだと感じました。
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