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過去に、「旅行記:伊豆の湯ヶ島温泉を歩いてみたら、廃墟感ハンパなかった」なる記事を書きまして、公開したところ、伊豆市観光協会 天城支部様からこんなメッセージをいただきました。
2018年より( 現在も)市を頼らず観光協会天城支部にて会員さん地元の方々共に 廃屋撤去、除伐伐採作業、
景観事業に着手し湯ヶ島温泉を綺麗にしようと予算づけし 力をいれております。
是非また 湯ヶ島温泉でお待ちしております。
・・・とのことでした。
記事を掲載してから5年が経過していまして、ではあれから5年で湯ヶ島温泉がどうなったのか、再び歩いてみることにしました。
こちらが、5年前の湯ヶ島温泉口バス停でした。開いているのかどうかわからないラーメン屋さんは・・・
こうなりました。窓越しに暖簾がなくなり、自動販売機もなくなったので、今度こそ本当に閉店したみたいです。
・・・で、湯ヶ島温泉口バス停から程近いところに、廃墟と化したホテルがありました。5年後にはどうなったのかと言いますと・・・
まだありました。ただし、入口は完全に塞がれていまして、誰が見てもここは閉まっているとわかるようになりました。
うーむ、これって本当に廃屋撤去が進んでいるのかしら???
こちらは5年前の写真。屋根は歪み、2階の窓は開いたままの朽ち果てた旅館が・・・
何ということでしょう!
恐らくはこの辺りに建っていたはずの場所へ行くと、見事になくなっているではありませんか。
ただ、この旅館は地下・・・て言うか建物の下に温泉があるという構造になっていたと思われ、下へ通じる階段と思われる構造物が残っていました。しかしながら、幽霊屋敷にしか見えなかった建物がなくなっただけでも、これは大きな進化です。
こちらは5年前の写真。中が荒れ放題で朽ち果てた廃屋があったのですが・・・
なくなっていました!
この部分だけ不自然に空き地になっていまして、恐らくこの辺りに建っていたものと思われます。
湯ヶ島温泉の町内には、不自然な空き地が目立つようになっていました。これはジーン吉本の想像ですが、恐らくは潰れた旅館や廃屋が建っていたところを、撤去して空き地になったのではないかと思われます。なので、2018年から廃屋の撤去を進めているというのは間違いなかったようです。
こちらは5年前の写真。先ほどの廃墟旅館のすぐ近くに、こちらも廃墟と化したホテル・・・というか保養所があったのですが。
そのまんまでした。やはり大きな建物となると、撤去は難しいようです。ならば再利用・・・て、ちょっと無理か。
こちらは5年前の写真。清流が見渡せる旅館と思しき建物がありまして。
同じく5年前の写真。同じ建物を道路側から見たところ、
「これ、もしかして営業してないんじゃ・・・」
・・・と思っていたのですが。
5年経つとこうなっていました。一見すると立派な建物なのですが、障子はびりびりに破れ。一部屋根が曲がっているところがあります。
道路側から見ると、カラーコーンが置いてありまして、これはもう明らかに閉店したということですね。
5年前の湯ヶ島バス停付近です。
5年経つと、こうなりました。ここはあんまり変わっていないみたいです。
5年前には入れなかった、世古の大湯に入ってみたいと思います。しかし、どうも様子がおかしい。
がーん!
新型コロナウイルスの影響で、閉鎖されていました。湯ヶ島温泉って、3密どころか、ほとんど人が歩いていないのに…
5年前の写真です。朽ち果てた橋が架かっていまして、
「これ絶対渡ったら危険だよね」
・・・って思っていたのですが。
なんということでしょう!
橋がきれいに撤去されているではありませんか。ただ、この橋は電線か何かを渡す役割を持っていたのか、仮設っぽく線が通っていました。
5年前の写真です。自販機共々、完全に朽ち果ててしまった牛乳屋さんがあったのですが。
恐らくこの辺りにあったと思うのですが、空き地になっていました。あの牛乳屋さんがなくなっただけでも、景観がすっきりします。
5年前の写真です。中は荒れ放題で、もはや廃墟と化した旅館があったのですが・・・
5年経ってもほぼそのまんまでした。「家族的サービスの宿」という看板が痛々しいです。
5年前の写真です。西平橋バス停の上にある看板ですが・・・
5年後はこうなりました。元々見えなくなっていた左上の旅館名が、ほぼ完全に見えなくなりました。ただし、左下の旅館(?)はきれいに書き直されていまして、こちらは今でも営業している旅館なんでしょう。
廃屋って景観を損ねるだけではなく、地震があった時に崩壊する危険性があったり、治安を悪化させたりする要因になるのです。5年前に来た時は、廃墟と化した旅館や廃屋があっちこっちにあったのですが、今ではだいぶなくなりました。
しかしながら、飲食店らしい飲食店は湯ヶ島温泉口バス停付近のお寿司屋さんぐらいしか見つかりませんでした。日帰り温泉も世古の大湯ぐらいしか見つからず。これだと、昼間に行くと温泉にも入れず、食べ物にもありつけないってことになりかねないという欠点が、5年経ってもそのまんまである点が残念です。
これだけ自然豊かで静かなところだと、ここでテレワークをやったら仕事がはかどりそうな気がするのですが、それとてインターネットが使えるのが大前提で、お昼ご飯を食べるところが徒歩圏内に数軒ないと厳しいですね。毎日お寿司を食べるわけには行かないので、
- 定食とかそば・うどんとかがあるお店
- ラーメンとか中華とかがあるお店
・・・があれば理想なのですが、それがムリだったら、小さくてもいいからコンビニが欲しいです。
また、日帰り入浴を受け入れている旅館が見当たりませんでした。正確に言うと、日帰り入浴できるんだけれども、「日帰り入浴できます」の看板を出していないのかも知れませんが。正直に言うと、せっかく湯ヶ島温泉に来たんだから、温泉に入りたかったです。
あれから5年後の湯ヶ島温泉の動画を撮ってきました。よかったら見てくださいね。
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