折角熱海に来たので、温泉に入って帰りたいと思います。大湯間欠泉のすぐ近くに、「温泉浴場 大湯」なる看板を見つけて、恐る恐る行ってみると、どうやら温泉旅館 日航亭に併設されている、日帰り入浴施設的なもののようです。
場所は、熱海駅から歩いて15分ぐらいのところ。湯~遊~バスだと大湯間欠泉バス停から1~2分ぐらいのところにあります。ただし、熱海駅からだったら歩いたほうが早いと思います。
営業時間は9:00~20:00で、料金は大人1,000円、子供500円です。シャンプーとボディソープは備え付けのものがありますが、タオルはついていません。ロッカーは有料で100円です。
大浴場は、男女入れ替え制になっています。この日は手前が男湯、奥が女湯でした。脱衣場には脱衣かごのほか、有料のコインロッカーが置いてあります。コインロッカーが100円リターン式でないのが痛いところです。
内湯は、シンプルにでっかい湯船が一つ。露天風呂も、でっかい湯船が一つです。内湯にサウナ的な扉がついていまして、「おお! サウナがあるのか」と思ったら、扉が打ち付けられていて、入れなくなっていました。恐らく昔はサウナがあったんだと思います。また、露天風呂と言っても、一部屋根がないお風呂で、開放感はありません。
温泉はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、ごくわずかに白濁したお湯です。これを源泉かけ流しにしています。温泉投入口や湯船に湯の花がこびりついていまして、ここはいいお湯なんだと実感します。ジーン吉本の体感温度的には、41~42℃。普通よりもやや熱めといったところでしょうか。
まずは、内湯に入ります。ここはタイル張りのお風呂になっています。次に、通路を抜けた先の露天風呂に入ります。露天風呂は岩風呂風になっています。で、休憩して内湯に入り・・・と繰り返していました。空気感としては、昭和の匂いがぷんとする感じです。
館内には、大浴場のほかに、家族風呂があります。また、お昼寝こそできないものの、休憩スペースがありまして、畳敷きの部屋の他に、フロントの脇にソファーが置いてあります。
温泉旅館の入浴のみの利用と考えれば相場だとは思うのですが、一般的な日帰り温浴施設と比較すると、これで入浴料1,000円は高いと思います。これだったら、タオルをつけて欲しいと思います。とはいえ、熱海駅から歩ける範囲であるのと、どこかなつかしい感じになれるのと、気軽に入れる施設なのがうれしいですね。
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