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JR東日本が、タッチでタッチでGo! 新幹線なるサービスを始めました。これは、普通にSuicaを持っていれば普通に新幹線改札口を通れて、普通に新幹線に乗れるというサービスです。利用料金は、Suicaの残額から引き落としです。もちろん、新幹線の指定席特急券を買っているわけでないので、乗れるのは新幹線自由席です。
早い話が、普通の電車に乗るときと同じ感じで新幹線に乗れるわけで、Suicaで新幹線改札機を通れるわけです。はっきり言って、ジーン吉本的には、なんで最初っからこれができなかったのって言いたくなるサービスです。
何しろ普通に電車に乗るのと同じ感覚で新幹線に乗れるんですから、これは超便利! だって、発車時刻が10分を切ってもダッシュで新幹線に乗れるんですもん。モバイルSuicaで「発車時刻が近いから」という理由でモバイルSuica特急券が買えなくても、タッチでGo! 新幹線で新幹線自由席に乗れるって、これは助かります。
しかし、このシステムには罠が2つあります。一つ目は、必ず利用登録が要るという点.ICカードはSuicaでなくても交通系ICカードならOKなのですが、自動券売機に入れて利用登録をしないとダメなんです。これが普通のSuicaならわかるのですが、モバイルSuicaと言って、スマホをSuicaにしている場合でも、自動券売機で利用登録をしないとダメなんです。
「おいおい。モバイルSuicaなんだったら、ネットで利用登録できるシステムって作れるだろう」
って思うんですけどね。
二つ目は、新幹線全線で使えるわけではないという点。現状では、首都圏周辺に限られます。指定席しかない秋田新幹線と北海道新幹線はムリとして、せめて自由席車両が走っている区間は使えるようにして欲しいですね。
しかし、このタッチでタッチでGo! 新幹線にも罠があります。それは、モバイルSuicaを使っている場合、エリア内でも改札機を通過できないケースがあるんです。
それは、高崎駅でのこと。本当だったらモバイルSuica特急券を買おうと思ったのですが、残念ながら発車時刻10分前を切っていたので、モバイルSuica特急券は買えず。やむなくタッチでGo! 新幹線で、上越新幹線に乗ろうとしたんです。
もちろんタッチでGo! 新幹線の利用登録済み。それなのに、新幹線改札機でタッチしたら
「ピンポ~ン」
はい。通過できなかったんですね。液晶画面には、「区間外」の文字が。
「は!? 高崎駅だったらタッチでGo! 新幹線の区間内じゃん?」
と思って、再度新幹線改札機にタッチするも
「ピンポ~ン」
ここでジーン吉本はきづいたのでした。
「さては、モバイルSuica特急券!」
どういうことかと言いますと、この日行きはモバイルSuica特急券を使って、東北新幹線に乗ったのでした。で、東北新幹線のモバイルSuica特急券情報を読み取って、高崎駅の新幹線改札機が「区間外」と言っていたわけなんです。モバイルSuica特急券と、タッチでGo! 新幹線だったら、モバイルSuica特急券が優先で、モバイルSuica特急券の情報が書いてあったら、タッチでGo! 新幹線が使えないんです。
ジーン吉本は、行きに乗った東北新幹線のモバイルSuica特急券情報を、「預け入れ」処理をして、無事高崎駅の新幹線改札機を通過できました。いくらモバイルSuica特急券と、タッチでGo! 新幹線だったら、モバイルSuica特急券が優先されるって言ったって、使用済みのモバイルSuica特急券は無視するように設定して欲しいです。
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