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原爆ドームのすぐ近くにある、平和記念公園です。ここも、広島の観光名所でもあります。ただ、通常の観光名所とは様子が違って、史上最初の原爆の爆心地だけあって、楽しんでくださいという雰囲気は当然ゼロで、厳かな雰囲気の場所です。最寄り駅は中電前電停です。
原爆ドームから訪れると、最初に平和の時計塔が見えます。ここが、平和記念公園の北側の入口です。
平和の鐘です。ここは、一般の人も鳴らすことができます。鐘は、モダンな建物とは裏腹に、お寺に置いてある感じの鐘です。
この梵鐘、すべての核兵器と戦争のない、まことの平和共存の世界を達成することを目指し、この鐘ができあがったそうです。なので、この鐘をつくときは、平和への願いを込めてついていただきたいものです。
原爆の子の像です。ここには、たくさんの千羽鶴がかかげられています。2歳の時に被爆した佐々木貞子さんが10年後に白血病で亡くなったことをきっかけに、同級生たちが「原爆で亡くなったすべての子供たちのために慰霊碑を作ろう」と呼びかけ、全国の3,200あまりの学校や世界9か国からの寄付などにより、1958年5月5日に完成したそうです。
毎年8月6日になるとニュースで流れるのがここ。原爆死没者慰霊碑と平和の池、平和の灯です。思えば、「ここへ原爆を落としたのはアメリカ。だからアメリカが憎い。」って論理でアメリカ人を殺そうなんて考えたら絶対に戦争は終わらないわけで、
「復讐を是とすれば、復讐に対する復讐も是になってしまうから、復讐は非である。」
この簡単な論理に気付かない人って、実は意外と多いのではないのかなと思います。
最後に、これは平和記念公園の近くにある、広島市高等女学校原爆慰霊碑です。ここで、建物疎開作業中だった1・2年生(当時12・13歳)541人、教員7人の全員が亡くなったそうです。市内の学校では最も多くの犠牲者が出たらしく、ここに慰霊碑が建っているというわけです。
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