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都営三田線の終着駅、西高島平駅です。しかし、都営三田線に乗ると、高島平→新高島平→西高島平と、「高島平」と付く駅が3つ連続して並んでいまして、高島平ってさぞすごいところなんだろうなと期待して行ってみたのですが・・・いや、ジーン吉本としては未だかつて地下鉄の駅で、しかも東京都内で、これだけ秘境駅感ハンパない駅は初めて見ました。
西高島平駅は、地下鉄なのに地上にあります。電車を降りましたら、階段やエスカレーターで下に降ります。そこで目にした光景は、「そう言えば、昭和の時代の地下鉄って、こんな感じだったよね」って感じでした。例えば、この写真の「出口」の表示。ホームの番線を表す「1」「2」の表示。どこか昭和の時代にタイムスリップした感じです。
で、駅を出た瞬間、思ったのは「なにこれ???」
都営三田線の高架線と、駅こそあるものの、見えるのは道路。一応駅構内で営業しているスーパー(写真で「酒たばこ」の看板が出ているところです)こそあるものの、他にはめぼしい建物はなし。ここ、本当に人が住んでいるのかと疑いたくなる光景です。
で、反対側に出てみますと、見えるのは見渡す限りの広ーいトラックターミナル。では、トラックターミナルの利用者、もうちょっと言うとトラックの運転手さんが地下鉄を利用しているのかというと、ビミョー。
更に、高架下にある建物が3つありまして、1つ目がこれ。真ん前にポストが置いてあるところから想像するに、ここは元々郵便局じゃなかったんじゃないのかなぁと思うのですが、すでに閉店・・・でもって完全に廃墟と化しています。
そのお隣の建物がこれ。シャッターが閉まっていまして、看板もなく。どう見てもすでに閉店して、空き家と化していますね。
唯一空き家じゃなさそうなお店がこれ。どうやらラーメン屋さんみたいです。しかし、ジーン吉本が行ったときには閉店していまして、本当に営業しているかどうかは定かではありません。
かくして、駅を降りてはみたものの、生活臭は限りなくゼロ。しかも、乗り降りする人は一応来るものの、ご覧のとおり駅構内は人影はまばら。挙句の果てに、駅前に廃墟と化したお店まであるという始末でして、これ以上悪化したら東成田駅並みの廃墟駅の仲間入りなんじゃないかと思います。列車もまともな本数が運行されていますが、これは都営地下鉄の運行の都合としか思えなくて。これだけの本数を走らせる必要があるのかと言われると、ないと思います。
ただし、効果となっているホームから見ますと、駅の先にマンションは建っているみたいで、なるほど一定の需要はあるのかもしれません。だったら駅前にコンビニぐらいあっても良さそうに思うのですが。
都営地下鉄三田線の端っこです。ここから更に延伸できるようになっているのですが、はてさて延伸することってあるんでしょうか。
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