東京都で使える一日乗車券といっても、大ざっぱに分けて3つあります。
- 東京メトロ 一日乗車券
- JR東日本 都区内パス
- 東京都交通局 都営まるごときっぷ
で、これは東京都交通局が出している一日乗車券です。都営まるごときっぷと言います。正しいお名前は、「都電/都バス/都営地下鉄/日暮里・舎人ライナー 1日乗車券 都営まるごときっぷ」と言います。この切符を買うと、都営地下鉄線、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、都営バスが一日乗り放題になります。お値段は700円です。
ただ、ジーン吉本のイチオシは東京メトロの一日乗車券。しかし、残念なことに、東京メトロって東京南エリアに弱くて、東京タワーがある芝公園周辺や、忠臣蔵で有名な泉岳寺には、東京メトロでは行けないんですよ。また、都営地下鉄線は東京メトロよりも運賃が高いので、700円と言っても簡単に元が取れるケースがあります。
これは、都営三田線の西高島平駅の運賃表です。ここから月島までの運賃が370円。ということは、もんじゃ焼きで有名な月島まで往復すれば、元が取れる計算です。もっとも、西高島平駅から/への需要ってどの程度あるかは疑問ですが。
続いて、都営新宿線の本八幡駅の運賃表です。ここから六本木までの運賃が370円。ということは、あの有名な六本木まで往復すれば、元が取れる計算です。ここはJR線と京成線の乗換駅なので、西高島平駅よりは需要があるかもしれません。
都営地下鉄をお勧めするエリアが、新宿です。実は新宿って、あれだけ大きな駅なのに、なぜか東京メトロは丸の内線しかなくて、結構不便なんです。なので、都営新宿線と都営大江戸線が走っている東京都交通局に軍配が上がるんです。細かい話ですが、本八幡→新宿をJR中央総部各駅停車で行った場合、運賃は390円。実は都営地下鉄線より高いんです。
また、都営まるごときっぷだと、都バスも乗り放題になります。
「都バスって一体どこ走ってるの?」
・・・て声が聞こえてきそうですが、どっこい。実は東京駅も走っています。
都バスが特に強いエリアは、東京23区内で、東南部のエリア。例えば、浅草寺や東京スカイツリーがある浅草周辺や、豊洲や天王洲アイルがある東京ベイエリア周辺。六本木や麻布十番、品川、芝公園、高輪の周辺だと、実は都バスが便利だったりします。
ただしこの切符、使いこなしが難しいのは事実です。東京へ観光に来た皆様の場合、この切符をお勧めするのは、浅草・新宿・六本木・東京タワーへ行く場合。できればこのエリアを一日で回る予定にして、このエリアを回る日だけ都営まるごときっぷを買うのがお勧めです。
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