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金沢に来たんだったら、やっぱりここは行かないとダメでしょう。兼六園です。水戸にある偕楽園、岡山にある後楽園と並んで、日本3大名園に数えられています。最寄りバス停は、兼六園下・金沢城です。金沢駅から21世紀美術館、兼六園方面に行くバスは頻繁に出ているので、不便を感じることはないと思います。
入場料は、大人310円です。ただし、県民鑑賞の日は、石川県民は無料です。兼六園の入り口はいくつかあるのですが、兼六園下・金沢城から近い桂坂の入り口は、入場券を買う人の行列が凄かった凄かった。
園内は新緑の季節ということで、ちょうどいいシーズンでした。また、もう少ししたら菖蒲の花も咲くと思います。
園内はとにかく広いです。いや、なんというか、盆栽を大きくした感じって言えばいいんでしょうか(盆栽は普通の木を小さくしたやつなのですが)、これは立派ですね。ちなみに、広さは約11.4ha。約160種類、約8,200本の樹木があるそうです。
とにかく人が多かったのがここ。霞ヶ池です。兼六園の中でも一番大きな池です。虹橋から撮影すると、こんな感じです。
霞ヶ池付近で撮ったパノラマ写真です。13代藩主・斉泰が、霞ヶ池を掘り広げ、以前からあった蓮池と調和するように庭を造ったそうです。いや、とにかく広い池ですね。
唐崎松です。斉泰が琵琶湖畔の唐崎から種子を取り寄せて育てた黒松だそうです。兼六園の中でも、特に枝ぶりが立派です。
霞ヶ池を正反対から撮ると、こんな感じです。池の中の島は蓬莱島と言って、不老長寿を表しているんだそうです。また、亀の甲羅に似ているので、亀甲島とも呼ばれるそうです。
唐崎松を霞ヶ池側から撮ると、こんな感じです。11月1日に雪吊りと言って、雪の重みで枝が折れないように、縄で吊る作業が行われます。
霞ヶ池から見える小屋って、いったい何? 答えは、茶店でした。内橋亭と言いまして、元々は蓮池庭にあったらしいのですが、ここに移築されたそうです。現在でも、ちゃんと営業しています。しかし、ここでうなぎ丼を食べたらかなりのお金がかかりそう。
霞ヶ池の傍に、栄螺山(こう書いて「さざえやま」と読みます)という山、というか高台があります。ここから、霞ヶ池を上から見ることができます。
蓮池です。兼六園発祥の地らしいのですが、それにしても手入れが行き届いて立派ですね。
蓮池をパノラマ写真で撮ると、こんな感じです。もともと兼六園は、金沢城の外郭として城に属した庭だったそうです。だから金沢城の隣にあるわけなんですが。
園内には鯉もいますが、鳥もいまして、これは本物です。
蓮池にある海石塔です。その奥にも茶店があります。
夕顔亭です。安永3年(1774年)に建てられた茶室だそうです。
梅林です。明治100年記念事業として、全国石川県人会連合会、兼六園茶店組合、太宰府等各天満宮、河北郡七塚町(現かほく市)等の協力で、全国から名梅を集めて作ったそうです。
花見橋です。ここもすごい人でした。
兼六園は、12代藩主の斉広の隠居所である竹沢御殿が完成した年に、中国宋の時代の詩人・李格非の描いた「洛陽名園記」の文中から取って、宏大・幽邃、人力・蒼古、水泉・眺望の六勝を兼ね備えるということで、兼六園と命名されたそうです。一般開放されたのは1874年(明治7年)で、廃藩後でした。
根上松(ねあがりのまつ)です。13代藩主前田斉泰が稚松を高い盛り土にお手植えし、徐々に土を除いて根をあらわしたもの、と伝えられています。
日本武尊(やまとたけるのみこと)の像です。明治10年の西南の役で戦死した郷土出身の将兵を祀った記念碑です。明治13年に建てられたそうです。
兼六園自体は高台にありまして、眺望台から眺めてみると、金沢市内下に見えます。兼六園って中が相当広いので、最低でも1時間はかかると思ったほうがいいと思います。
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