この記事の写真は、写真ACからダウンロードできます
石川県って、なぜか知らないのですが、北陸3県の中で唯一、路面電車が走っていません。金沢市内の交通機関は、基本的にバスです。
なので、兼六園や金沢城公園、ひがし茶屋街、にし茶屋街、21世紀美術館、尾山神社、長町武家屋敷跡と言った観光名所や、近江町市場、香林坊、片町と言った繁華街も、金沢駅からは基本的には路線バスで、兼六園口のバスターミナルから発着します。頑張れば歩けるかもしれませんが、お勧めできません。
金沢市内を走るバスは、北陸鉄道バス(北鉄バス)と、西日本JRバスの2種類があります。金沢駅を出てすぐのところに、バス案内所があります。ダントツに混んでいるのは北鉄バスの窓口でして、1日フリー乗車券を買う人の列ができています。
北鉄バスの乗り場です。大ざっぱにいうと、「ひがし茶屋街」「その他」という分け方です。なぜかというと、金沢市内の名だたる観光名所や繁華街の中でも、ひがし茶屋街だけ逆方向でして、バスの乗り場も分かれているというわけです。
ひがし茶屋街の最寄りバス停は橋場町で、橋場町へ行くバスは7番乗り場から発着します。
兼六園シャトルと言って、近江町市場、尾山神社、長町武家屋敷跡、21世紀美術館、兼六園、金沢城公園へ行くバスが発着します。
近江町市場の最寄りバス停は武蔵ヶ辻、尾山神社の最寄りバス停は南町、長町武家屋敷跡の最寄りバス停は香林坊、兼六園と金沢城公園の最寄りバス停は兼六園下・金沢城です。6番乗り場から発着します。
ただし、武蔵ヶ辻、南町、香林坊は金沢のメインストリートでもありまして、かなりたくさんのバスが走ります。3番、8番~10番乗り場のバスでも行けます。こっちのほうが観光客があんまり乗らないので、空いてて便利だったりします。
にし茶屋街の最寄りバス停は広小路で、8番乗り場から発着します。
北鉄バスは、基本的にオレンジ色の車体です。写真は金沢周遊バスで、金沢市内の名だたる観光地、繁華街を行く循環バスです。赤いバスが右回り、緑色のバスが左回りです。兼六園シャトルと金沢周遊バスも、北鉄バス 一日フリー乗車券で乗れます。
西日本JRバスのまちバスの乗り場です。北鉄バスの兼六園シャトル同様、武蔵ヶ辻、南町、香林坊、21世紀美術館、兼六園下・金沢城に行きます。まちバスは土日祝日のみの運行で、一日フリー乗車券では乗れません。しかも、まちバスと経路がかぶる兼六園シャトルが、土日祝日のみ運賃100円です。
では、まちバスのメリットはというと、SuicaやPASMO、ICOCAが使える点です。なので、交通系ICカードをお持ちの方で、金沢市内を一日観光する時間がなく「兼六園に行って帰ってくればいいや」と思っている人にとっては、兼六園シャトルよりまちバスにした方がいいかも知れません。
まちバスは、青い車体です。一日フリー乗車券を買った人は、間違えて乗らないように気を付けましょう。
金沢市内のバスは結構複雑で、武蔵ヶ辻、南町、香林坊に至ってはあまりにもたくさんのバスがあるので、どの乗り場から先に発車するのかわかりにくかったりします。そこで、主要行先別の発車案内があります。
よろしかったら、写真素材ダウンロードサイト【写真AC】にもお越しくださいませ。当サイトの写真の一部を配布していまして、商用利用も可能です