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高知県には、半家(こう書いて「はげ」と読みます)という、全国の髪の毛が薄い男性からクレームが来そうな名前の駅がありまして、これは行ってみるしかないと思って行ってみました。
時刻は午前6時よりも前。なので、高知駅はまだ薄暗かったりします。
さて、問題はどうやって切符を買うか。この時間、まだみどりの窓口は開いていなくて、改札口では切符を売っているわけがない。恐る恐る自動券売機を試してみたら、買えました。もっとも、普通の自動券売機では売っていなくて、指定席特急券も買える自動券売機で買ったのですけどね。
まずは土讃線で、窪川駅を目指します。この日は曇り。時折雨がぱらつく天気で、山にはもやがかかっています。高知市内を出ると、須崎駅の手前までこんな感じの風景が延々と続きます。
ここで変わった駅名を発見。「とさかも」って、いやここは間違いなく土佐の高知県ですよって思ったら・・・
漢字の駅名票を見て、納得。土佐加茂駅だったんですね。
列車は斗賀野駅に到着。反対列車との行き違いの待ち合わせ時間に、記念撮影です。これがジーン吉本が乗っていた列車なのですが、1両編成のワンマンカー。道路を走らない路面電車と揶揄されても仕方ないかも。
吾桑駅の手前で、謎の建造物を発見。何かの採掘場のような感じなのですが、一体これは何?
で、その吾桑駅です。
車窓から海が見えてきました。須崎駅です。「須崎駅では、21分停車します。」って、マジか。
ちなみに、列車は2番線に停まっていたのですが、後から3番線に別の列車が来ました。「あれ~、須崎駅って別の線に行く列車ってあったっけ?」と思ったのですが。後で時刻表をみて唖然。なんと、高知駅を後から出発した列車だったのでした。なので、ジーン吉本が乗った窪川行きの列車は、事実上須崎行きの列車で、同じ車両を使ってそのまま窪川行きになる感じだったんです。
「だったら、後から来る列車を窪川行きにすりゃあいいんじゃないの?」
って突っ込みを入れるのはやめましょう。
暇だったので、列車内を撮影。乗車率はこんな感じです。1両編成でも持て余している感じですね。
運転台は、こんな感じ。運賃箱が運転台の仕切り代わりになっています。
須崎駅を出るとしばらくは、海沿いを走ります。
列車は、安和駅に停車中です。この駅、ホームから海が見えるんです。この駅、海をバックに列車が止まっているところを撮ったら絵になりそうなのですが、停車時間わずかだったので諦めました。
しかし、海沿いを走っているのはごくわずか。列車は、またこんな感じの風景の中を走ります。更にここからは、トンネルが多くなります。
列車は、窪川駅に到着。ここで、予土線に乗り換えです。(正確に言うと、隣の若井駅から予土線に乗り入れる列車)
しかし、ここでまた約50分の待ち合わせ。まあ、1日7往復しか走っていないわけですから、50分で済んだだけましだと思ったほうがいいのかも知れませんが。
しかし、後から特急南風が到着。これだったらもっとスムーズに乗り換えできる上、高知駅8時20分発ともっとゆっくり起きてもよかったのでした。その代わり、特急から乗り換える乗客が来る前に、がらがら状態の鉄道ホビートレインをたっぷり撮れたのでした。
列車は四万十川沿いを縫うように走ります。これが、車窓から見える四万十川です。これまた絶景でして、この四万十川を見たくて列車に乗る人もいるぐらいです。
ここで、珍駅名。土佐大正駅です。「大阪に大正駅があるじゃん。」って思うかもしれませんが・・・
何と、そのお隣の駅が、土佐昭和駅なんです。さすがに、そのお隣は土佐平成駅じゃなかったですけどね。
列車は、半家駅に到着。ジーン吉本は、ここで降ります。ホームが1本しかなく、がちにローカル線の駅です。窪川行きの列車が来るまで、約25分。駅周辺をうろうろします。
窪川行きの列車が来ました。
「整理券をお取りください」と言われ、出てきた整理券がこれ。ちゃんと駅名が書いてあるんですね。しかし、次に窪川駅を出る列車は特急列車。特急券を買わないといけないはずで、この整理券で乗っていいとは思えず、恐る恐る窪川駅で聞いてみると・・・
ちゃんと半家駅からの切符を売ってくれました。鍋焼きラーメンが食べたかったので、須崎駅に立ち寄ってから高知に戻りたいと思います。
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