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恐らく日本で走っているのは名古屋だけでしょう。ガイドウェイバスです。
走っているのはご覧の通り、バスにしか見えないのですが、これでも法律上は鉄道の一種です。どういう事かといいますと、車両の形に関係なく、車両が線路の上または下を走行すれば、鉄道という扱いになるからです。
それ故、停留所・・・て言うか駅は、どう見ても新交通システムかモノレールの駅のように見えます。
ただし、大曽根駅には端っこに、バスが方向転換できるように回転場が設けられています。
これが、大曽根駅です。
改札口に行くと、自動改札機・・・ではなく、バスの運賃箱が並びます。運賃は降りるときに払う仕組みなので、運賃箱が並ぶのは降車ホームにつながっている方だけです。乗るときはそのまま通過します。
こちらがホームです。ホームの高さは、普通の歩道と同じぐらいです。ま、走っているのがバスですから。
高架橋の上は、新交通システム以上にシンプル。何しろ、送電線が必要ないですからね。
ホームの橋には、バスが方向転換したり、出発までの間に停止するスペースになっています。
ちなみに、このバスは普通の道路も走れます。事実、ゆとりーとラインも末端区間は普通の道路を走ります。高架橋の上は信号も渋滞もないので、ここを走っているときは超快適です。高架橋を作るお金がなければ、普通の道路を走らせることもできるという、確かにコストは電車より安いかも知れませんが、末端区間で渋滞にはまり、ダイヤ通りに来ないケースがあります。
ナゴヤドーム前矢田駅です。うーん、やっぱり新交通システムかモノレールの駅にしか見えないですよね。
ここが改札口です・・・ていうか、自動改札機はおろか、運賃箱もありません。ただの通路です。なぜかと言うと、運賃はバスを降りるときに支払うので、改札を作る必要がないのです。SuicaなどのICカードを使うときは、バスを乗り降りするときにタッチする仕組みです。
日中時間帯は10分に1本走ってます・・・て、それだったらわざわざガイドウェイ作る必要ないんじゃって説も。確かに、これで下の道路が渋滞するわけではないのであれば、普通にバスを走らせればいいだけの話ですよね。ゆとりーとラインも、もっと便数が増えるか、こんな感じの連接バスが走ったら面白いんですけどね。(この連接バスは、海浜幕張周辺を走る京成バスです)
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