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2023年8月26日に開業した、宇都宮ライトレールです。路面電車の新規開業は、超久しぶりです。宇都宮駅東口から宇都宮大学陽東キャンパス、平石、清原地区市民センター前、芳賀工業団地管理センター前を経由して、芳賀・高根沢工業団地へ行きます。
電車は宇都宮駅東口を出ると、鬼怒通りを通ります。写真は、東宿郷停留所です。手前が2番線で宇都宮駅東口行き、奥が1番線で平石、芳賀・高根沢工業団地方面行きの列車が発着します。
東宿郷停留所を行く電車です。超低床式の列車で、かなりの長さです。ちなみに、ライトラインというのは「雷都」とかけていまして、電車は雷をイメージした黄色です。どことなく阪神タイガースカラーにも見えるんですけどね。
信号機には、車用の青矢印と、路面電車用の黄色矢印が出ます。
「黄色い矢印は路面電車用で、車は進めません。」
・・・と車の免許を取るときに教えてもらっているはずなのですが、宇都宮市内には路面電車とは縁がなかったわけでして。黄色い矢印には「電車用」と書いてあります。
各駅には、電車の乗り方が書いてあります。totra、Suica、PASMOなどの交通系ICカード(以下、totraと略します)が使えます。
運賃をtotraで支払う場合、すべての扉から乗り降りできます。乗るときには緑色のICカードリーダーに、降りるときは黄色いICカードリーダーにタッチします。
このため、宇都宮ライトレールの電車には、すべての扉にICカードリーダーが付いています。広島電鉄、つまり広島の路面電車と同じ仕組みです。
問題は、現金で乗る場合です。運賃を現金で支払う場合、乗るときに整理券を取ります。整理券を見ればどの停留所から乗ったかわかる仕組みになっています。降りるときは一番前、つまり運転手さんがいる扉から降ります。降りる際に、運賃箱に整理券と現金を入れます。
・・・と、ここで問題は整理券です。この写真が扉の横なのですが、何かお気づきになりませんか?
そうなんです。ワンマン運転のバスとか列車とかって、乗車扉の横に整理券発行機がありまして、ここで整理券を取ってから乗るんです・・・が、扉の横に整理券発行機がないんです。
整理券発行機がどこにあるのかというと、各停留所にあるんです。しかも、停留所によっては出入り口から奥の方の、わかりにくいところに置いてあるんです。
なので、現金で乗るときは、まず停留所で整理券を取ります。乗るときは、すべての扉から乗れます。降りるときは、一番前の扉から、運賃箱に整理券と運賃を入れてから降ります。
ちなみに、宇都宮ライトレールには降車ボタンがありません。全ての停車駅に停まります。将来的には、快速運転を行うそうです。
「停留所を通過する路面電車ってどういうこと?」
・・・て言わないでくださいね。昔、京阪電車の京津線は、準急は路面区間の停留所を通過していましたからね。
バスと路面電車では、利便性も輸送力も全然違うのは確かです。将来的には宇都宮駅西口から先に延ばす計画だそうですが、宇都宮の繁華街も、東武宇都宮駅も西にあるので、ぜひ西に伸ばして欲しいですね。
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