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JR花巻駅の周辺には、数多くの温泉が点在しています。ジーン吉本はそのうちの一つ、台温泉に行ってみることにしました。
台温泉は、JR花巻駅からバスで20分ぐらいのところにあります。運賃は540円です。概ね1時間~1時間半に1本ぐらい出ています。
JR花巻駅からは、台温泉行きのバスに乗って、終点で降ります。これが、台温泉バスターミナルです。バスターミナルというよりは、バス回転場に待合室が付いた感じです。写真左手に進むと、温泉街があります。
・・・が、台温泉バスターミナルから見える風景が、こんな感じ。いきなりでっかいホテルが。しかも、明らかにずっと前から営業しておらず、廃墟と化しています。おいおい、大丈夫かここ。
台温泉バスターミナルから温泉街を歩くと、廃墟感はゼロ。山の中にある、ひなびた温泉地って感じで、とってもいいですね。旅館によっては、日帰り入浴できるところもあります。また、成果の湯と言って、日帰り入浴施設もあります。
製菓の湯のすぐ前から、硫黄の臭いが。「寿の湯」と書いてありますが、どうやらここが源泉のようです。ちなみに、台温泉の源泉はほぼ沸騰しているお湯ぐらいの温度で、とてもじゃないですがそのままでは入れません。
諸説あるらしいのですが、台温泉が発見されたのが1387年頃とされています。台温泉がある当時の台村は、稗貫氏の一族である、台氏の領地だったそうです。その後、天正19年(1591年)に稗貫氏・台氏が滅びて南部藩の領土となりました。南部藩が台温泉に湯守を置き、湯治のための宿泊所を建て、藩公や重臣たちが湯治に訪れるようになったそうです。なので、台温泉は天下の薬湯とされているそうです。
温泉神社を見つけました。早速、どんな感じか行ってみたいと思います。
人気はないものの、結構立派な神社でした。雪深いところだから仕方がないのかも知れませんが、拝殿がトタン屋根なのが残念でした。
これは台温泉に限った話ではなく、全国の温泉に共通する問題なのかもしれませんが、台温泉にも経営が立ち行かなくなったのか廃業した旅館はありました。
一見すると企業の保養所、あるいは大きなホテルのように見えるのですが、入り口には雑草が生い茂り、どうも様子が変です。
近づいてみると、天井は落ち、塗装は剥げ、エアコンの室外機は錆びて朽ち果てていました。どうやらここは、倒産したホテルのようです。
ジーン吉本的に、一番気に入ったのがこれ。台温泉にあるとある旅館なのですが、由緒正しき建物で、旅館って感じの風情があって、それでいて今でもちゃんと営業しているっていうのがいいですねぇ。
全体的に見て、ひなびた温泉地って感じで、日帰り入浴もできますし、ジーン吉本的には台温泉に遊びに行くってありだと思います。ただし、ご飯を食べるところがないので、要注意ですね。
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