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金沢に3つある茶屋街の一つ、にし茶屋街です。3つの茶屋街のうちここだけ、金沢市の中心街の西に在ります。(だから、にし茶屋街と言うわけですが)
場所は、金沢駅から北鉄バスに乗り、広小路バス停から5分ほど歩いたところです。一番わかりやすいのが、石川周遊バスに乗る。休日ですと、左回りの石川周遊バスに乗ると速いです。
広小路バス停を降りると、緩やかな上り坂になっています。この坂を下る感じで進みます。写真は、いしかわ動物園ラッピングの北鉄バスです。広小路バス停付近で見つけました。
坂を下ると、野町西交差点があります。ここを左に曲がると、にし茶屋街です。
茶屋街というのは、文政3年(1820年)に加賀藩の許しが出て、茶屋町が開かれたのが始まりです。その前に、金沢城の入り口にあたる、浅野川大橋と犀川大橋の近くにお茶屋が立ち並んでいて、ここが茶屋街になったというわけです。
浅野川大橋の近くにあるのがひがし茶屋街と主計町茶屋街、犀川大橋の近くにあるのがにし茶屋街です。
写真は、犀川大橋です。現代的なトラス構造の橋にかけ代わっています。写真奥へ進むと、広小路バス停があります。
こちらが、にし茶屋街のメインストリートです。現代的な建物に混ざって、茶屋街建築様式の建物が並びます。
茶屋街の建物の特徴は、1階が出格子、2階が座敷になっていて、吹き放しの縁側になっている点です。茶屋街にはこの建物がずらりと並んでして、しかも建物自体の高さも、1階・2階の高さもほぼ同じなんです。
これは江戸時代後期の茶屋町の特徴で、現代でいう歓楽街なのですが、江戸情緒たっぷりの街並みが、観光客に人気です。
にし茶屋街のほぼ真ん中あたりに、にし料亭組合があります。にし茶屋街は、料亭と言いますか飲食店が多い感じです。
先ほどと反対側を見ると、こんな感じ。写真奥が、野町西交差点です。
にし茶屋街は3つの茶屋街の中でも一番こじんまりしているものの、主計町茶屋街よりは道幅が広く、おおむねひがし茶屋街のメインストリートと同じぐらい、むしろにし茶屋街の方が広い感じです。
にし茶屋街のメインストリートを更に進むと、茶屋街建築様式の建物が途切れます。更に先に行くと、野町駅があります。
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