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元町ショッピングストリートにほど近い場所に、港の見える丘公園があります。ここは、旧外国人居留地だったのか、明治時代の洋館が建ち並んでいて、なんともハイカラな感じです。長崎でいうとグラバー園、神戸でいうと(ちょっと違うけど)北野の異人館街みたいなところですね。
この3つの街に共通するのは、どれも港が見える丘(または山)の上にあるということ。知識のないジーン吉本にはその理由はよくわからないのですが、外国人居留地をどこにするのかを決めるにあたって、やはり高台から夜景が見える場所を選んだのかもしれませんねぇ。当時としては、これが最高の贅沢だったのかも。
みなとみらい線の元町・中華街駅から歩いてすぐのところに、入口があります。その先の階段を昇ると、フランス山です。ご覧の通り、山・・・というかうっそうと茂った森になっています。で、この写真の真ん中にあるのが、旧フランス領事館邸の遺構です。確かに、ここには建物が建っていたんだろうなぁ・・・っていうのがかろうじてわかる感じですね。
で、その旧フランス領事館邸遺構のすぐ傍に、フランス山の風車があります。しかし、ジーン吉本痛恨のミス。風車だっていうのに、羽の部分が写っていない。
ちなみに、フランス領事館邸の横には、水を汲むために風車が設置されていたらしいのですが、どんな形だったかはよくわからないそうです。なので、このフランス山の風車というのは、完全にモニュメントだそうです。
フランス山を昇ったその先には、丘の上から景色を眺めることができる展望台があります。この写真で、橋みたいに見える通路の先が、展望台です。では、展望台からの景色はというと・・・
はい。横浜港が見えます。そりゃあそうですよねぇ。横浜港が見えなかったら、看板に偽りありですもんね。
ただし、六甲山ほど高さはないので、神戸に住んでいる人(または六甲山に行ったことがある人)が見ると、ちょっとがっかりするかも。
展望台の先には、立派なお庭とお屋敷が建っていたりします。ただし、そこは横浜。明治時代のハイカラな香りのする建物だったりお庭だったりします。なので、ここを歩いているだけでも幸せな気分になれるんですね。
まずは、周りよりも一段低くしたところに、花壇と噴水。その周りは広~い芝生・・・と、ヨーロッパのお城に出てきそうな、とっても立派なお庭があったりします。水資源の豊富な日本ならともかく、ヨーロッパ大陸って内陸部だと水はかなり貴重なので、噴水って日本人が考えている以上に贅沢なんでしょうねぇ。
この噴水の後ろに、大佛次郎記念館があります。ちなみに、この大佛次郎記念館をバックに、噴水の前で記念撮影する人が多いこと多いこと。
横浜市イギリス館です。もともとは、英国総領事公邸でした。このイギリス館の建つ山手115番地は、横浜の居留地防衛のために英国軍が常駐するなど、横浜開港直後からイギリスにゆかりのある場所なんだそうです。
このイギリス館の特徴が、横から見ると分かりやすいのですが、2つの建物が連結して建てられているという点ですね。また、かなり広い敷地にゆったりと建てられていまして、その後ろにローズガーデンがあります。
この港の見える丘公園、重要文化財級の洋館が建ち並んでいるという、日本でもかなり珍しい公園です。しかも、何も考えずにここをぶらぶら歩いているだけでも幸せな気分になれたりします。なので、横浜へ観光に来た方は、絶対に行って欲しい場所ですね。ただし、園内はかなり広くて、しかも急な階段があったりするので、履き慣れた靴でお出かけくださいませ。最寄り駅は、みなとみらい線の横浜・中華街駅です。
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