西武秩父駅~秩父駅の界隈をぶらぶら散歩するんだったら、ぜひ行って欲しい場所がここ。秩父神社です。場所は、西武秩父駅から歩いて約10分ほど。秩父駅からは歩いて5分ほどの場所にあります。
この秩父神社、かなり立派な神社でして、ご覧の通り境内はかなり広いです。この写真の正面に神門がありまして、その先に本殿があります。
御本殿の正面です。この日は三連休でしかも七五三というだけありまして、結構人が多かったです。
秩父神社の中に、とっても大きな銀杏の木があります。「乳銀杏」と言います。
昭和8年夏に秩父宮両陛下が秩父神社をご参拝されたとき、銀杏の苗木をお植えになったそうです。このうち、秩父宮勢津子妃殿下がお手植えになられた銀杏が立派に成長しまして、女性のふくよかな乳房の形に育ったことから、「乳銀杏」と呼ばれて親しまれているんだそうです。
つまり、おっぱいの形に似ているからという意味ではは、乳頭温泉と同じなんね。うーん、上下逆に見ると、似ている気がします。そう言えば銀杏って、雄の木と雌の木があるそうなのですが、乳銀杏が雌の木なのかどうかはわかりませんでした。
秩父神社の本殿には、ユニークな飾り付けがあるんです。これは、かなり手が込んでいまして、どこにどんな飾り付けがあるのか、境内案内図に書いてあります。
まずは、「お元気三猿」です。日光東照宮の三猿は、「見ざる・聞かざる・言わざる」なのですが、秩父神社の三猿は、「よく見・よく聞いて・よく話そう」という意味なんだそうです。日光東照宮の三猿よりも積極的なので、「お元気三猿」として親しまれているそうです。確かに、コミュニケーション能力が重要視される現代だと、むしろこっちの方がふさわしいと思うんですけどね。
ここは本殿の反対側。「北辰の梟」がいます。この梟、身体はご本殿の正面を向いているのに、顔は正反対を向いているんです。なぜかというと、昼夜を問わずご神体をお守りするという意味なんだそうです。また、ふくろうは知識の知恵のシンボルということで、秩父神社のご祭神でもある八意思養命が知恵の神でもあることから、ご本殿の北側に配置されたと考えられています。
ちょっと見づらいですが、正面の青い龍が「つなぎの龍」です。その昔、秩父札所15番の少林寺近くに「天ヶ池」という池があったそうです。その池に棲みついた龍が暴れた際には、必ずこの彫刻の下に水たまりができていたそうです。そこで、この彫刻の龍を鎖で繋ぎ止めたところ、龍が現れなくなったという伝説が伝わっているそうです。
西武秩父駅に、秩父夜祭の案内があります。秩父夜祭というのは、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並ぶ、日本三大曳山祭りと言われています。秩父神社の例大祭でして、毎年12月2日・3日に行われます。祇園祭は八坂神社のお祭りでして、山鉾が京都市内を練り歩くのですが、秩父夜祭は屋台が秩父市内を練り歩くんだそうです。(確かに、祇園祭の山鉾よりもう一回り小さくないと、秩父市内を動けないわなー)
ただし、この屋台もかなりの大きさで、秩父鉄道の架線に引っかかるので踏切を渡れないらしく、屋台が踏切を通過するときには架線を切っていたらしいです。(今でもやっているかどうかは定かではありませんが)
いずれにしても、秩父のパワースポットであることは間違いないですね。
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