日光に来て、ここへ行かないわけにはいかないでしょう。日光東照宮です。日光山輪王寺の奥にありまして、最寄り停留所は総合会館前、東武日光駅からバスで10分ぐらいです。しかし、世界遺産になったためなのか、以前来たときよりも人が多い。しかも、外国人観光客も多い。
鳥居をくぐると、表門がお出迎えしてくれます。
表門の手前、左側に五重塔があります。料金は大人1,300円と、拝観料としては聞いたことがないぐらいの高額。
「あれー、そんなに高かったかなぁ・・・」
と思いつつ、まさかここで買えるわけにはいかず、1,300円を払うことに。表門で係員に半券を渡してから中に進みます。
中へ進むと、こんな感じです。陽明門から撮影しました。ここで、手を洗って中へ進んでいくのですが・・・
その前に、人だかりが。神厩舎です。これが境内唯一の素木造りの建物です。馬を飼っていた建物で、右側が馬を扱う役人の詰所になっていました。なぜここに人だかりができているのかというと、あの有名な三猿が見れるからなのです。
これが、見ざる、聞かざる、言わざるです。見ざる、聞かざる、言わざるというのは、「幼少期には悪事を見ない、言わない、聞かない方がいい」という教えです。
神厩舎の奥にあるのが、御水舎(おみずや)です。ここで手を洗ってから、先に進みます。ちなみに、この柱は花崗岩でできていまして、水がかかっても腐らないように工夫されているんだそうです。
で、この先に一番の見どころ、陽明門があるのですが・・・
がーん! ここも工事中でした。工事しているところを見る方が難しいのは確かなのですが、今年は工事の当たり年みたいです。
で、日光山輪王寺同様、ジーン吉本が昔撮った写真をあさってみましたら、見つかりました。これが、工事をする前の陽明門です。いや、これはかなり立派な建物ですね。
陽明門をくぐると、唐門があります。この奥に建っているのが本殿なのですが、残念ながら撮影禁止でした。本殿へは向かって右側から、靴を脱いで上がります。
で、唐門から見える、本殿の中です。本殿の中ではみんな正座して、説明を聞いています。
唐門の左側には、神輿舎があります。ここには3基の神輿が収められていまして、中央が家康公、左側が秀吉公、右側が頼朝卿で、いづれも重さは1トンを超えるそうです。
で、陽明門の隣にあるのが、薬師堂です。ここも、かなりの人です。靴を抜いて、係員に半券を渡してから中に入ります。
中は撮影・録音禁止なので、写真に取れないのが残念なのですが、ここには鳴き龍がいます。鳴き龍というのは、薬師堂の天井に描かれた竜のことで、龍の顔の部分の真下で拍子木を打つと大きく響き、まるで龍が泣いているように聞こえるところから鳴龍と呼ばれています。しかも不思議なことに、薬師堂から離れたところでも拍子木を打つ音は聞こえるのですが、全然響いていないんです。つまり、薬師堂の中で聞かないと意味がないというわけです。
神社務所の横に、奥宮への入口があります。ここで、半券を渡します。
で、ここがすごい行列だったんです。一体何があるのかと思ったら・・・
この先に、眠り猫がいるんです。この猫、寝ているようにも見えて、何かが来たときのために踏ん張っているようにも見えて、ちょっと不思議ですね。
この眠り猫の先に、奥宮へと続く石段があるのですが・・・
ご覧の通り、かなり急です。確かに、金毘羅さんから比べれば短いのですが、この石段の1段1段の高さがあって、登るのは一苦労。やっと着いたと思ったら・・・
また続きがあるのでした。この石段、一枚岩になっているんですね。作るのはかなり大変だったと思います。
奥宮拝殿です。その昔、奥宮へは一般の人は入れなかったそうです。
順路に従って奥へ進んでいくと、奥宮の唐門があります。その先に、御宝堂があります。
これが、奥宮御宝堂です。御墓所ともいい、ここが徳川家康公の御墓です。元々は木造だったそうですが、後に石造に改められ、5代目将軍綱吉公の時に現在の唐銅製(金・銀・銅の合金)に改められたそうです。当時、金属なんて相当珍しかったはずで、さぞかしお高かったんじゃないかと思います。
いや、さすが。徳川将軍家の贅を極めた神社、どの建物もとっても豪華な造りでした。
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