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稚内に来たんだったら、日本の最北端は行かないとダメでしょう。宗谷岬です。
稚内駅から宗谷岬へは宗谷バスで行くのですが、稚内駅前ターミナルで聞いてみたところ・・・
「往復乗車券を買えば、運賃が割引になりますよ。」
聞いてみるもんですねぇ。で、お値段は何と2,500円(!)
路線バスでこの運賃って、そりゃあ確かに湯元温泉フリーパスってもっと高いですけど、あっちは2日間乗り放題になる切符ですからねぇ。しかも、時刻表によると稚内駅前ターミナルから宗谷岬まで、50分もかかるという。一体なぜ?
理由が判明しました。何と、稚内駅から宗谷岬まで、約30kmあるんです。地図で見たら、ひょいと行けそうな距離に見えるんですけどねぇ。
バスは、宗谷岬バス停に到着。何と、普通の路線バスです。しかもこのバスは宗谷岬天北線と言って、宗谷岬が終点ではなく、音威子府まで行くそうです。
ジーン吉本調査では、このバスで稚内駅前ターミナルから音威子府まで乗って、運賃は4,000円です。JR宗谷本線に乗ったとして、稚内から音威子府まで約130km。このバスは遠回りをしているので、もっと走るはず。おいおい、これ普通の路線バスが走る距離じゃないだろ!?
稚内駅前ターミナル方面に行くバス亭は、道路を挟んで反対側にあります。でもって、こっちにバス待合室があります。ちなみに、バスは1日7本しか来ません。乗り遅れ厳禁ですね。
宗谷岬バス停付近です。お土産物屋さんや飲食店、民宿が立ち並びます。
この辺りのキャッチフレーズは、
「日本で一番北の食べ処」
「最北の宿」
そうでしょうねぇ。だって、宗谷岬って日本で一番北にあるんですから。
宗谷岬の全景です。
稚内って冬はオフシーズンでして、あんまり観光客はいません。このため、どのお店も軒並み閉店。展望台は冬季閉鎖。挙句の果てに、冬季は稼働していない自動販売機まであるという。唯一暖が取れそうなところはバス待合室だけですね。
日本最北端に近づいてみました。そりゃあ確かに稚内って観光に適しているシーズンは夏かも知れませんけど、稚内らしさを感じるんだったら冬の方がいいと思うんですけどねぇ。
で、こちらが日本最北端の地の碑です。ここで記念撮影する人が多かったですねぇ。
間宮林蔵の銅像です。間宮林蔵は、江戸幕府からの命を受けまして、北方探索のためにこの地に来た人です。1809年に間宮海峡を発見して、樺太(現在のサハリン島)が島であることを発見しました。
天気が良ければ宗谷海峡の先にサハリン島が見えるらしいのですが、この日は残念ながら見えませんでした。
「宗谷岬」の歌詞碑です。地元で活動を続けてきた吉田 弘さんが作詞、演歌の大御所と言われる船村 徹さんが作曲しました。ダ・カーポをはじめ、多くの方が歌いました。
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