この記事の写真は、写真ACからダウンロードできます
ジーン吉本が今回お世話になったのは、ドーミーイン水戸さんでした。場所は、公式にはJR水戸駅から歩いて12分とありますが、JR水戸駅からはだらだらとした上り坂を上がる感じなので、実際には15分ぐらい見ておいた方がいいです。
駐車場は1泊800円です。ただし、先着順なので、いっぱいになる可能性はあります。もっとも、周辺にはコインパーキングがいっぱいありますけどね。
また、水戸の繁華街である大工町までは歩いて15分ぐらいかかりまして、このホテル周辺には食べるところがあんまりありません。コンビニは、道路を挟んで反対側にローソン、近隣にはセブンイレブンがありますが、なぜか水戸の中心街にはファミリーマートがありません。
ジーン吉本が今回利用したのは、ダブルルームです。お部屋の中と、廊下の部分の間に仕切り扉が付いています。また、廊下部分には扉が2つあります。その理由は後述します。
仕切り扉を開けると、お部屋に入れます。扉にはカーテンが閉まっていますが、お部屋によっては開けても隣のビルが見えるだけで、景色も何にも見えないケースがあります。
先ほどと反対方向を見ると、こんな感じ。ベッドの隣にはテーブルと椅子、ベッドの前にはデスクと液晶テレビ。奥が廊下で扉が2つあります。でもって、廊下がお部屋の真ん中を貫通する感じになっています。
ベッドです。ダブルベッドなので、快適そのものです。ただし、二人で寝るとちょっと狭いかもしれません。
ベッドの隣には、テーブルと椅子が置いてあります。お部屋の広さも相まって、
「おお、これいいじゃん!」
確かに、テレビを見ながらまったりと過ごすにはサイコーなのですが。お仕事でPCを使うのには全くもって向いていなかったりします。
まず、ACコンセントが遠い。枕元にACコンセントがあるものの、ここからだと電源ケーブルが届かないのです。このため、PCを充電しながらテーブルでPCを使えないんですね。
次に、テーブルが低すぎる。なので、前に大きくかがんで作業する感じなんです。更に、このテーブルの大きさだとノートPCを乗せたらいっぱいいっぱい。他の物を乗せることができません。それどころか、大きめのノートPCだったらマウスを置くスペースもありません。
なので、PCを使うのであればデスクで使う感じなのですが、こちらも色々難ありなのです。
枕元にはACコンセントとケータイ・スマホ充電用のUSBポート、明かりのスイッチがあります。また、ベッド脇にもサイドテーブルがあります。
サイドテーブルの上には目覚まし時計、下にはティッシュと非常灯があります。
ベッドの前にはデスクがありまして、ここに液晶テレビがあります。テレビの大きさは十分で、ベッドで寝転んでテレビを見たり、テーブルでまったりしながらテレビを見るにはサイコーです。
しかし、問題はここでPCを使う場合でして。まず、椅子は置いてあるものの、背もたれがないんですね。なので、デスクでPCを使っていると、腰に負担がかかるんです。恐らくは、二人で泊まった時、この椅子をテーブルのところに持っていくことを考えたのだと思うのですが、
「いやいや、だったら二つ同じ椅子を置かないと不公平なんじゃない???」
・・・と思ってしまうのです。
また、デスクの上にノートPCは置けるものの、決して広いとは言えません。なので、ノートPCを広げたら、あとは大したものが置けません。ま、テーブルに置けばいいんですけどね。
デスク上です。ACコンセントと明かりのスイッチ、電話機、メモ帳、テレビと電話のリモコンがあります。インターネットは有線LAN・無線LAN共に利用可能で、電話機の脇にLANケーブルが伸びています。
デスク下です。ちょうど液晶テレビの下あたりに、金庫とタオル入れ、ごみ箱があります。
さて、廊下側の2つの扉のうち、引き戸を開けるとその先がシャワールームと洗面台です。これは、ドーミーインお決まりのルールなのですが、部屋にはシャワールームのみで、お風呂が付いていません。なぜかというと、
「お風呂に入りたい人は、大浴場をどーぞ」
・・・というわけです。なので、諸般の事情でどうしてもお部屋にお風呂が欲しい方は、はっきり言ってお勧めできません。
シャワールームの反対側が、洗面台です。広さは十分すぎるぐらいです。ただ、アメニティ類はあんまりないので、必要な方は自分で持っていくか、コンビニで調達しましょう。
洗面台の下が、冷蔵庫とマグカップ、電気ケトルがあります。
冷蔵庫の中には、ウェルカムドリンクとしてミネラルウォーターと、サービスのお菓子が入っています。ちなみに、この日は青森県産リンゴゼリーでした。冷蔵庫のスイッチは切れないものの、シャワールーム・洗面台に扉が付いていて、更にお部屋に仕切り扉が付いているので、音が気になることはないです。
もう一つの扉を開けると、トイレがありました。この手のホテルとしては珍しく、バス・トイレ別になっています。(正確に言うと、シャワールームですが)
1階にはフロントとフリースペース、お食事処があります。フリースペースでは無線LANが利用可能で、PCを使う方はここで作業をすることもできます。また、ウェルカムドリンクが用意されていて、お部屋に無料でコーヒーを持ち込むことができます。
お食事処では朝食のほか、ドーミーイン名物の夜泣きラーメンがいただけます。時間は、21:30~23:00で、こちらも無料です。
10階には、天然温泉の大浴場 香梅の湯があります。宿泊客は、無料で利用できます。利用時間は15:00~翌10:00で、深夜1:00~5:00はサウナ停止時間です。
お風呂は、内湯がおよそ10人以上は入れそうな大きな湯舟のほか、サウナと水風呂があります。このほか、大体2~3人は入れそうな露天風呂があります。内湯は展望風呂になっていまして、さすがに海は見えないものの、茨城県庁が見えます。
内湯・露天風呂共に天然温泉です。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉で、ここで湧いたものではなく、高萩から運んできています。高萩と言えば、近くに鵜来来の湯がありますよね。
お湯は無色透明・無味無臭なので、言われなかったら天然温泉と気づかない感じです。ジーン吉本の体感温度的には、サウナが約90℃、内湯・露天風呂が約40℃。お湯はややぬるめで心地いい感じです。
まずは、内湯に入ります。で、身体を温めた後、サウナに入ります。サウナは7~8人は入れそうな感じです。室温計は100℃を指しているのですが、そこまで熱くない感じで、ストーブに一番近い上段の席が人気になっていました。テレビも付いているので、まったりサウナに入れました。
水風呂に入った後、休憩します。内湯に1個、露天に2つ休憩できる椅子がありまして、そのうち露天の1つはフットレストがあります。このフットレスト付きの椅子でのんびりしているとサイコー。まさに、ととのったって感じになります。
休憩した後、露天風呂に入ります。露天風呂は、天井がないので意外と解放感があります。更に、ぬるめのお湯が心地いい感じです。これ、思わず長湯してしまう感じです。
その後、サウナ→水風呂→休憩→サウナ→水風呂→休憩→内湯を繰り返しました。下手な温泉宿よりも、よっぽど立派な温泉に入れるのは、さすがドーミーインだなって感じました。
お風呂上りには、夜はアイス、朝は乳酸菌飲料の無料サービスがあります。
自動販売機は1階、6階、9階、10階に。製氷機は6階、9階、10階に。喫煙コーナーは1階と9階にあります。10階にはこのほかにも、自動販売機と製氷機、漫画コーナー、マッサージチェアがあります。
コインランドリーが大浴場の脱衣場と、10階の男女共用スペースにあります。何と、洗濯機は無料で、乾燥機のみ有料です。
|
結論。ここをお勧めできるのは、(ジーン吉本もそうなのですが)ドーミーインのヘビーユーザー。ドーミーインは無料サービスが充実していて、しかも大浴場があるので、ホテルのクオリティは高いです。
しかし、立地条件は難ありです。JR水戸駅からも大工町からも遠いので、観光やビジネス客にはお勧めできません。正直なところ、利便性を求めるのであれば、JR水戸駅に近いホテルをお勧めします。また、大工町から偕楽園まで歩けることを考えると、水戸市内の観光目的なら大工町の近隣ホテルもありかなという気がします。
では、ホテルにおこもりしたい人向けなのかと言いますと、確かにドーミーインって無料サービスが充実していて、しかもあれだけ立派な温泉に入れるので、一見するとおこもりしたい人向けに見えるのですが、ここに限って言うとご飯を食べるところに不自由するという問題があるんですね。
なので、ここをお勧めできるのは、どうしてもドーミーインに泊まりたい人。でないとお勧めできない感じです。
よろしかったら、写真素材ダウンロードサイト【写真AC】にもお越しくださいませ。当サイトの写真の一部を配布していまして、商用利用も可能です