神奈川県内にある温泉で、横浜からも近く、かなり評判がいいという話を聞いて、行ってみました。宮前平温泉 湯けむりの庄・・・ではなく、正しいお名前は宮前平源泉 湯けむりの庄です。
場所は、東急田園都市線の宮前平駅から、歩いて5分ほどのところ。宮前平駅の北口から、坂を登る感じで行ったところにあります。周りは閑静な住宅地で、マンションも建ち並び、本当にこんなところに日帰り温泉があるのかと思うところにあります。
料金は、平日で大人1,240円、子供720円。土日祝日で大人1,500円、子供820円です。料金には、フェイスタオル、バスタオル、館内着のレンタルが含まれています。この料金、はっきり言ってかなりの安値。東京都心で同等の施設へ行ったら、恐らく2,500円ぐらいは取られるんじゃないかと思います。その代わり、岩盤浴が結構いいお値段で、800円です。ジーン吉本は、今回は岩盤浴に入りませんでした。
まずは玄関で下駄箱に靴を入れ、フロントで館内精算用のバーコードを受け取り、大浴場へと進みます。大浴場の手前にリラックスルームがあり、そのすぐ傍のカウンターでタオルと館内着を受け取ります。ロッカーは空いているところを自由に使うシステムです。
お風呂は、内湯が温泉とアトラクション風呂(つまり、マッサージ風呂)腰掛け湯、フィンランド式サウナ、水風呂があります。内湯には「源泉風呂」と書いてあるのですが、こっちは循環式です。面白いのは腰掛け湯で、ここは座って休憩するところなのですが、背中の部分にお湯が流れているので、石造りなんだけど冷たくないんです。しかも足の踝辺りまでぬるま湯に浸かる仕組みです。
サウナも変わっていて、部屋の真ん中辺にストーブがあります。ここはロウリュウもやっているので、ストーブが真ん中にある方が何かと都合がいいからなのだと思います。しかもこのサウナ、かなりの広さです。また、水風呂とは別に、かけ水が用意されているはありがたい感じです。これだと、水を浴びるときに水風呂から水を汲まなくて済みますからね。
露天風呂は、源泉かけ流し風呂、源泉岩風呂、炭酸琥珀湯、つぼ湯、うたた寝があります。この内、源泉をそのままかけ流しにしているのは、源泉かけ流し風呂だけです。他は循環です。ジーン吉本的には、源泉岩風呂と付けておきながら循環って、ちょっと名前に偽りありのようなきがするのですが。
全体的に、お風呂はややぬるめにしてあります。例外は源泉かけ流し風呂で、ここだけはあつ湯にしてあります。ただ、うたた寝湯も他のお風呂と同じ感じの湯温で、うたた寝するには熱すぎると感じました。
お湯はナトリウム塩化物泉で、黒・・・というかコーヒー色のお湯です。横浜あたりの天然温泉もこんな感じの色なのですが、満天の湯よりもお湯が濃い感じがしました。それでいて、しょっぱさを全然感じない、とってもいいお湯です。しかも、お湯に入ると、肌がつるつるする感じがします。いや、これはホントいいお湯ですね。
一番人気は炭酸琥珀湯で、これは天然温泉に高濃度炭酸を溶かし込んだお風呂です。ジーン吉本が知っている限りでは、他に雅楽の湯にもあるのですが、こっちの方がお湯が濃い感じがします。他のお風呂よりも更にぬるめにしてあるので、ゆっくり入れるのがいいですね。
館内には、大浴場と岩盤浴の他、お食事処として「とうふ旬菜 心音」、アロマトリートメントとして「和香庵」、リラックスエリア、うたた寝処、手もみ処、垢すり・エステがあります。全体的に和モダンなテイストで、上質かつ落ち着きのある空間になっています。
この施設の最大にして唯一とも言っていい欠点が、人気のある施設であるが故に、土日祝日はかなり混むこと。お風呂から上がって休憩しようにも、リラックスルームは満席、うたた寝処も人でいっぱい、館内の椅子という椅子も人で埋まっているという有様。だったら休憩がてらに軽くお酒を…と思ったら、昼飯時はとっくに過ぎているというのに、お食事処もいっぱい。なので、お風呂から上がって休憩しようにも休憩できないという。
もっとも、ジーン吉本はすんなりお風呂に入れているだけましで、ピーク時になるとロッカーも一杯になるんです。そうすると館内に入れたのにお風呂に入れず。リラックスルーム前のカウンターを先頭に、ロッカーの空きを待つ、長蛇の列が出来上がるというわけです。
ただし、これだけ混むとわかっていても、行きたくなるのはこのお湯がとってもいいからだと思います。土日祝日は激混み覚悟で行く感じなので、ゆっくりできるかどうかはビミョーですが、それでもいいからあのお湯に入りたい方にはお勧めです。
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