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鹿児島空港からバスで15分ほど行ったところに日当山温泉(こう書いて「ひなたやまおんせん」と読む)があるらしいということで、行ってみました。
で、やってきたのは高速バスタイプのバスじゃなくて、普通の路線バス。で、空港から山を抜けたと思ったら、住宅地のど真ん中を走り始めまして、隼人温泉病院のバス停で降ろされたのですが、普通に住宅地のど真ん中。しかも、バスの便数はというと・・・
1時間に1本あるかなしか。ま、最悪タクシーで鹿児島空港に帰るという手はあるんですけどね。
で、ここからすぐ近くに温泉があるらしい(ちなみに、隼人温泉病院のバス停は、この看板のすぐ裏)ということなのですが、看板が指差す先は普通の住宅地。本当にこんなところに日帰り温泉があるのかと半信半疑で行ってみたら・・・
ありましたねぇ。日当山温泉 優湯庵さんです。ここは、ホテルというか温泉旅館併設の日帰り入浴施設です。で、いったいどこから入るのかと思ったら・・・
ちゃんと日帰り入浴専用の入口があったのでした。日帰り入浴する人は、この看板の先にある入口から入りまして、自動券売機で入場券を買います。
大浴場に入る場合、平日は大人500円、休日は大人600円です。フェイスタオル(販売)は100円、バスタオルのレンタルが200円、コインロッカーが100円です。この他、貸切風呂もあるみたいです。
で、大浴場に行ってみると・・・
なんと、ジーン吉本以外にお客さんがいませんでした。このため、ジーン吉本一人で大浴場貸切状態という、なんとも贅沢なことに。
日当山温泉は西郷隆盛が「天下の名泉」と愛した温泉でして、ナトリウムー炭酸水素塩泉と書くと難しいのですが、いわゆる重曹泉です。美人の湯とも言われていまして、入ると肌がつるつる、すべすべになる温泉です。お湯はご覧の通り無色透明なのですが、入るとややぬるっとした感じでして、肌の屑とか垢とかが浮き上がってきます。なので、お肌がきれいになる効果があるのは間違いないと思います。
大浴場の湯船は内湯が2つ、露天風呂が1つです。内湯のうち一つはややぬるめ、もう一つはややあつめです。ただ、ジーン吉本が入った時はどっちもそんなに大差はなく、体感温度的には41℃ぐらいでした。一番あつかったのは露天風呂で、体感温度的には41.5~42℃ぐらいだと思います。やや経年劣化をしている感じですが、許容範囲です。ただし、サウナや水風呂はありません。ま、お値段が銭湯と大差なく、しかも備え付けのシャンプーとリンス、ボディソープがあるので、良心的だとは思います。
ちなみに、この施設の2階にお食事処と客室があるみたいなのですが、宿泊者専用だそうです。なので、日帰り入浴した後に休憩するところがないのがちょっと残念。しかし、この日は大浴場をまるごと貸切状態だったので、堂々と脱衣場でゆっくりしたのでした。うーん、贅沢。
バスの時間は要注意とはいえ、鹿児島空港からたった15分で行けて、しかも首都圏では珍しい、無色透明の重曹泉に入れて、ジーン吉本的には満足でした。後からよーく見ると、日当山温泉には「○○温泉」と書かれた建物が何か所もありまして、おそらくここでも温泉に入れるんだと思います。温泉地のイメージとは程遠い感じはしますが、とってもいいお湯に入れるのは間違いないと思います。
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