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那覇市内を中心部を走るモノレール、ゆいレールです。ゆいレールというのは愛称で、正式には沖縄都市モノレールと言います。
ゆいレールは、那覇空港駅から、那覇バスターミナルのある旭橋駅、那覇市内一の繁華街でもある国際通りの最寄り駅の牧志駅、おきなわ新都心とも言われDFSがあるおもろまち駅を経由して、首里城公園の最寄り駅である首里駅が終点です。
ちょっと変わっているのが、日本語のアナウンスと、英語のアナウンスが同じ人がやっているんですね。で、駅に到着する直前の英語アナウンスが”Now arriving 〇〇”(〇〇は駅名)なんです。これ、他の鉄道会社には見られないパターンでして、よくあるのが”We will soon make a breaf stop at 〇〇” または単に “Next station is 〇〇” なんですけどね。
ただし、首里駅から先に延ばすつもりはあるらしく、延伸工事を行っているみたいでした。
電車は2両編成と、やや短め。もっとも、千葉都市モノレールも同じ感じなのですが。
ワンマン運転で、各駅にホームドアがついています。運転手さんは無線マイクを持っていて、乗客が乗り降りする際のアナウンスをします。首都圏の人にとってわかりやすく言うと、京急と同じ仕組みです(ただし、京急で無線マイクを持っているのは車掌さんです)。
とはいえ、各駅には昇りのエスカレータはあるものの、下りのエスカレーターがありません。また、建設費削減のためか、相対式ホームになっている駅と、那覇空港駅を除いて、ホームは吹きっさらしになっています。これで台風でもきたらどうするんでしょう・・・て、運休か。
先頭車両(・・・て、2両編成なのでどっちも先頭車両なのですが)の運転台の後ろは、運転台を向いた席になっています。この席だと前が見やすくて、確かにこれはこれで乗客サービスなんですが、この席に座れるのはわずか4名。
一方で、那覇空港へのアクセスを担っている関係で、でっかい荷物を持っている乗客が多く、しかも外国人乗客を中心として奥に入ってくれないんです。結果、奥の方は比較的すいているにもかかわらず、扉の周辺は激混みという結果に。それだったら、いっそ運転台後ろの座席を撤去して、入口を広くした方がいいのでは?
ゆいレールの各駅は、自動改札機が設置されています。この自動改札機が変わっていて、磁気カードリーダーがついていません。その代わり、ICカードリーダーと、QRコードリーダーがついています。
実はゆいレールって、乗車券は磁気式ではなく、QRコード式なんです。なので、乗車券を買ったとしても、乗り降りするときにはICカードをタッチするあたりをタッチして進みます。
これ、正直言って他の鉄道会社も見習って欲しい! だって、首都圏で考えたとしても、地元民はSuicaかPASMOを持っているわけだし。普通に乗車券を買うとすれば、新幹線や特急に乗るときなんです。ところが、磁気式であるがゆえにインターネットで乗車券・特急券を発券できないわけで、もういい加減にQRコード式に変えてもいいんじゃないかと思います。
なお、ICカードはOKICAと言って、ゆいレールと沖縄本島内のバスで利用できるICカードしか使えません。なので、SuicaやPASMOといった、ほぼ全国共通で使えるICカードは使えません。
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