日帰り入浴レビュー:東京湯楽城

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成田 ミックスピザ
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東京湯楽城 建物外観

ジーン吉本が今回行った日帰り入浴施設は、東京湯楽城です。初めにお断りしておきますと、この施設は東京にあるわけではありません。ラディソンホテル成田の敷地内にあります。

京成本線 成田駅 東口 ホテル送迎バス乗り場 ラディソンホテル成田と東京湯楽城の送迎バスはここから発着します

無料送迎バスは、京成成田駅の東口(行き方はこの記事をご覧ください)のホテル送迎バス乗り場から出ています。この写真の赤枠のあたりに止まります。なお、渋滞にはまって時刻通りに着かないケースがあるので、注意が必要です。

無料送迎バスは京成成田駅の他、成田空港からも出ています。

東京湯楽城 成田空港 京成成田駅への無料送迎バス

無料送迎バスは、ラディソン成田の無料送迎バスも兼ねています。ピンク色のバスで「湯楽城」と書いてあるので、すぐわかると思います。

入館料が大人は平日2,530円、土休日2,860円、子供700円です。18:00以降に入館すると、入館料が大人平日1,980円、土休日2,200円、子供500円です。JAF会員は200円割引です。

玄関を入ったところで靴を脱ぎ、下駄箱に入れます。フロントで下駄箱の鍵を預け、ロッカーキーを受け取ります。その後、ロビー内の館内着受取場でフェイスタオルとバスタオル、浴衣を受け取ります。脱衣場で浴衣に着替えた後、館内に入れる仕組みです。お風呂に入るときは、お風呂の手前にある脱衣場で浴衣を脱ぎます。館内の施設はロッカーキーで精算できまして、帰るときに代金を精算して、下駄箱の鍵をもらう仕組みです。支払いは現金の他、クレジットカードもOKです。

で、フロントがあるロビーというのが・・・

東京湯楽城 エントランスとロビー

これです。ご覧の通り、和風テイストはゼロ。まるでどこかのホテルに来たような感じです。

で、フロントへ行って下駄箱の鍵を預けたら、

「こちらにお名前と電話番号をご記入ください。」

・・・て。「おいおい。ここホテルじゃないんだから。日帰り入浴施設なんだから。なんで、名前と電話番号を書かなきゃいけないの!」って突っ込みを入れようかと思ったのですが、言われたとおりに記入します。(次行ったときに、突っ込みを入れてやろうかしら)

で、浴衣に着替えた後、順路に従って館内に入ると、足元に勢いよくお湯が流れていまして、「なんじゃこれは!」 犯人はこれでした。

東京湯楽城 脱衣場から先の通路 なぜ通路にお湯が???

館内への入り口はスロープになっていまして、その先から勢いよくお湯が注がれる仕組みになっていたんですね。「足を洗ってから館内に入ってね」と言いたいのかもしれませんが、このお湯のせいで浴衣の裾が濡れて、正直いただけません。

「おいおい、プールに入るんじゃないんだから、普通に館内に入れさせてくれよ!」

って思ったら、こことは別に、普通の通路があることが判明。なあんだ。それだったら、このお湯が流れる通路なんて要らないじゃん。

東京湯楽城 館内

館内は、まるでどこか外国に作った、日本を題材にしたのテーマパークのような造りです。「ニッポン、フジヤマ」って思っている外国人が考える日本ってこうなんでしょうねぇ。

お風呂は天然温泉ではありません。内湯がサウナ、あつ湯、ぬる湯、シルク風呂。露天風呂が大きな湯舟の他、壺湯があります。ジーン吉本の体感温度的には、サウナが約90℃、ぬる湯が39~40℃、その他が41~42℃でした。全体的に、やや熱めでした。

ここまでの話を聞いて

「あれ~、なんか足りないじゃん。」

・・・と思った方、正解です。なんと、サウナがあるというのに、水風呂がないんです。これは大きなマイナスポイント。シャワーで水をかぶることはできるのですが、そうではなくて水を張った湯舟がないとダメです。

また、細かな泡でお湯を白くする、シルク風呂はあるのですが、ジェットバスはありません。このため、ぬる湯を除けばどの湯船も似たり寄ったり。ジーン吉本も、あつ湯→サウナ→シャワーで水をかぶる→露天風呂・・・とこの時点でもう飽きてしまいました。

露天風呂に入った後、休憩します。横になってお昼寝できればサイコーなのですが、残念ながらムリです。露天に椅子が置いてあったので、ここで休憩します。

休憩した後、ぬる湯に入ります。ここはゆっくり入れていいなーと思ったのですが、普通のお湯でして。天然温泉がムリだったら、せめて高濃度炭酸泉にして欲しかったですね。この後、サウナ→シャワーで水をかぶる→壺湯→ぬる湯と入って、お風呂から上がりました。

牛肉のたたき ガーリックソース 東京湯楽城にて

館内には食べるところは色々あります。ジーン吉本が行ったのは、その中でも居酒屋さんと思われるところ。まず頼んだのが、牛肉のたたきガーリックソースでした。お値段が680円と少々高かったのですが、首都圏だと牛肉のたたきが食べられるところがあんまりなく、頼んでみました。牛肉のたたきと言えばポン酢なのですが、ガーリックソースも合いますね。これはうまかったです。

ミックスピザ 東京湯楽城にて

次に頼んだのが、ミックスピザ。ピザも日帰り入浴施設ではあんまりお目にかかることがないので、頼んでみました。「これ、冷凍のピザでしょ」って明らかにわかるお味でしたが、お値段が580円じゃしょうがないでしょう。

館内にはこの他、休憩所とカプセルホテルがあります。岩盤浴もあるらしいのですが、ジーン吉本は入りませんでした。

休憩所には、天蓋付きカウチソファが並んでいました。一応横になってお昼寝はできるのですが、身長が高い人だとちょっときついかも知れません。また、毛布やタオルケットが置いてなかったのが不満です。

結論。ここは、ラディソン成田に宿泊している人が暇つぶしに行くか、カプセルホテルとして利用するかどちらか。日帰り入浴施設としてはお勧めできません。

まず、受付時に名前と電話番号を記入させる、浴衣に着替えてから館内に入る前にお湯が通った通路を通させる、これは即やめて欲しいです。正直こんな銭湯・温泉・日帰り入浴施設は見たことないですし、ありえないです。

次に、施設の立派さに対して、お風呂があまりにもダメすぎる。天然温泉でないのは許しましょう(・・・て、この時点で近隣の温浴施設に負けているのですが)。ジェットバスがないのも許しましょう。しかし、サウナがあるのに水風呂がないのは許せません。また、天然温泉でないのであれば、その欠点を補って余りある仕掛けがなかったら、お客さんは来ません。例えば、でっかい高濃度炭酸泉がある、変わった温浴剤が入ったお風呂がある、岩盤浴が入館料込みで入り放題である、その他色々あると思いますが、日帰り入浴施設はお風呂に入りたいから行くわけでして、いくら見た目が立派な施設を作ったとしても、お風呂がイマイチだとお客が来るわけがありません。

ジーン吉本が受けた印象は、日帰り温泉施設のノウハウをわかった人が作った施設とは思えず、外国人が考える日本の温泉をイメージした結果できた施設としか思えませんでした。事実、館内のお客さんは、家族連れか外国人かどっちかでした。外国語が話せるスタッフを揃えているのはさすがだと感じましたが、お風呂でゆっくりしてきたというよりは、外国へ行って帰ってきた気がしてしょうがありません。ジーン吉本的には、1回行けば十分かなと思いました。




ぴえんのイラスト 女性
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