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京成電鉄の中でも一番立派な駅ビルを誇る駅、千葉中央駅です。京成千葉線と千原線の駅でして、その名の通り千葉市の繁華街の中心に位置します。しかも、千葉県庁をはじめとして、千葉の官庁街・ビジネス街も徒歩圏内です。
こちらがその駅ビルです。
「何これ? 京成ホテルミラマーレじゃないの?」
はい。その通りです。でも、入口をよーく見ると・・・
ね! ちゃんと「千葉中央駅」って書いてあるでしょ?
千葉の中心部に位置していて、しかもこれだけ立派な駅ビルがあるんだから、さぞでっかいターミナル駅なんだろう・・・と思ったら・・・
こちらが改札口です。京成電鉄は全線でPASMO対応なので、PASMO・Suicaなどの交通系ICカード対応の自動改札機が並びます。
でもって、こちらが自動券売機です。
「こことは別に、もっとでっかい中央改札口があるんじゃないの!?」
いいえ。改札口はここだけなんです。これ、仮にも首都圏の県庁所在地の繁華街にあって、しかも2線が乗り入れていて、更にあれだけでっかい駅ビルがあるターミナル駅とは思えないぐらい小さい改札口なんです。
1番線です。主に千葉線で京成津田沼方面に行く列車と、京成津田沼から新京成線に乗り入れて松戸方面へ行く列車が発着します。
2番線です。主に千原線で、ちはら台方面に行く列車が発着します。また、千葉中央止まりの列車は一旦ここで乗客を降ろして、引き上げ線で折り返して、1番線で乗客を乗せます。
ちなみに、京成千原線というのは、昔の千葉急行線です。千葉急行が経営破綻したため、京成電鉄が引き継いで、京成千原線になりました。事実上は京成千葉線の末端区間となっていて、千葉中央駅から先は便数ががくんと減ります。しかも、千葉中央駅から先は単線になります。
・・・と言う訳で、この駅で折り返す列車があるという意味ではターミナル駅と呼べなくもないのですが、ホームだけ見ればご覧の通りフツーの駅。高架線の駅とはいえ、ターミナル駅というイメージからは程遠い感じで、歩いて10分ほどのところにあるJR千葉駅とは比べ物にならないくらい小さい駅です。
実はこの駅が、本来の京成千葉駅だったのです。それが、JR千葉駅に隣接する駅を京成千葉駅に改称したため、駅名が千葉中央駅になったのです。
この駅の周辺にあった商業施設がどんどんなくなり、最近だと千葉パルコがなくなりました。で、JR千葉駅の周辺は言うと、千葉そごうができ、ペリエが建て替わり、千葉の人の流れの中心はJR千葉駅周辺になってしまった感はあります。
しかし、京成電車も黙って見ているわけではないみたいでして、西口にある駅ビルを建て替えています。
で、完成した駅ビルがこちらです。よーく見ると、右下に「千葉中央駅」って書いてありますよね。
低層階には、スーパーマーケットなどの商業施設が入ります。西口の周辺は住宅が数多く立ち並んでいまして、なるほどここにスーパーマーケットがあると便利でしょうね。ジーン吉本的には、旧駅ビルにあったフードコートがなくなってしまったのが残念ですね。
また、千葉中央駅に隣接して、高速バスのバスターミナルがあります。
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