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ジーン吉本がお泊りしたのは、日光湯元温泉でした。以前日光湯元温泉に行った時、このお湯がいたく気に入りまして、いつかお泊りしてみたいと思ったわけです。今回お泊りしたお宿は、日光グランドホテル ほのかな宿 樹林でした。
場所は、湯元温泉バスターミナルから歩いて10分ぐらいのところ。日光スキー場の近くにあります。その名の通り、森林の中にホテルがありまして、入口も森の中へ入って行く感じになっています。
玄関とフロントは、2階にあります。なので、20x号室はフロントと同じ階です。しかし、このホテルが変わっているのは、20x号室の入口と、30x号室の入口が、2階にあるんです。30x号室は3階にあるはずなのに、なぜ2階に入口があるのかというと、3階のお部屋は扉を開けると階段がある仕組みになっているからです。で、20x号室と30x号室は仕切りを取っ払えばつながる仕組みになっていて、メゾネットタイプのお部屋になるというわけです。
こちらは2階。和室になっています。ふすまが間仕切りになっています。ふすまから手前が洗面所、奥が和室です。
和室の中はこんな感じ。部屋に入ると、すでに布団が引いてあります。机が掘りごたつのような仕組みになっていて、座るのは楽です。その代わり、机を片付けることができないので、10畳の広さがあるのに3人ぐらいしか寝ることができません。
反対側から見ると、こんな感じです。大きな窓があるところは、三角形のコーナーになっています。ここがフローリングになっているのですが、広さはそれほどなく、デッドスペースになっている気もしなくもありません。また、もう夏が近いというのにファンヒーターが置いてあります。恐らく、部屋備え付けのものでしょう。
大きな窓がついていて、見晴らしがよく、開放的なのはいいのですが、外から丸見えという欠点があります。部屋によっては、入口から玄関への通り道に面している部屋もありまして、それだとこのホテルへ来た人から部屋が丸見えになってしまいます。そこで、窓にはふすまと障子がついています。ふすまと障子がカーテンの代わりというわけですね。
このスイッチが、建物が建った時代を物語っている感じです。全体的に、経年劣化はありますが、ジーン吉本的には十分許容範囲です。逆に、建ったばかりのぴかぴかのホテルを想像すると、がっかりするかも知れません。
しかし、それ以上に問題なのは、冷房のスイッチがありません。早い話が、冷房がついていないのです。「奥日光の夏の平均気温は約18.5℃なので、冷房はなくても大丈夫」と言っているのですが、昨今の地球温暖化を考えると、やはりクーラーは付けて欲しいと思います。
和室の手前に、洗面台と流し台があります。その奥の扉は、トイレです。折角流し台を付けたんだったら、IHヒーターも付けて欲しかったなぁと思うのは、ジーン吉本だけでしょうか。
お部屋にはお風呂はついていません。大浴場をご利用くださいということだと思うのですが、女性や小さいお子様をお連れの方は気を付けた方がいいと思います。
洗面台の下には、冷蔵庫があります。中身は空です。奥日光に行くとき、気を付けないといけないのは、コンビニやガソリンスタンドがないという点です。なので中禅寺湖ではかろうじて小さな食料品店があるものの、日光湯元温泉に着いてしまうと買い出しは不可。自動販売機は湯元温泉バスターミナルや湯の湖にあるので、飲み物だったらかろうじて買えます。ホテル内にも自動販売機はありますが、品数が少ない上、お値段が高いです。
お手洗いです。なぜかここにも洗面台があります。しかし、錆が来ています。経年劣化といえばそうなのですが、ここは温泉であるが故に金属が錆びやすいのでしょう。潔癖症の人にはお勧めできません。
大浴場は、内湯が一つ。露天風呂が一つです。どちらも源泉かけ流しで、熱めにしてあります。ジーン吉本の体感温度的には、42~43℃ぐらいでしょうか。内湯はかなり広め。露天風呂は檜風呂です。ただし、温泉成分から檜風呂を守るため、樹脂でコーティングしていて、檜風呂に入ってる感覚は限りなくゼロです。森林の中にあってマイナスイオンたっぷりって感じなのですが、初夏から秋にかけては虫や枯葉が露天風呂に入っているケースがあります。ま、これは大自然の中の露天風呂だから仕方ありません。その代わり、野生動物が来ます。ジーン吉本が泊まった時は、夜に鹿が来ていました。
お湯は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)です。源泉は透明色なのですが、乳白色や緑色に変わる不思議なお湯です。しかも、湯の花も浮かぶにごり湯でして、これはホントいいお湯です。
晩ご飯と朝ごはんは、お食事処で食べます。これは、一日目の晩ご飯です。
メインディッシュは、豚肉の豆乳しゃぶしゃぶです。ポン酢でいただきます。その他、鹿肉や鱒のお刺身、焼き魚が出ます。
これが途中で出てくる煮物。桜えびの柔らか煮です。
一番最後に、デザートが出ます。苺ロールと、わらび餅です。
一日目の朝ご飯です。湯豆腐が出るのが嬉しかったです。
もしかして、二日目も同じ晩ご飯かと思ったら、違うものが出てきました。ただし、周りを見るとジーン吉本が一日目に食べたのと同じ晩ご飯を食べている人がいまして、一泊目は必ず豆乳しゃぶしゃぶが出てくるんでしょう。
二日目のメインは、牛しゃぶしゃぶと寄せ鍋です。寄せ鍋の方に生卵が置いてありまして、一瞬寄せ鍋を溶き卵で食べかけました。すき焼きと寄せ鍋を、左右逆に置いてしまったみたいです。
後から来たお刺身です。まぐろ、ホタテ貝、タコ・・・と、ここまでは普通なのですが、日光らしくお刺身ゆばが出てきました。
後から出てきた、煮物と焼き魚。恐らくイワナでしょう。豪快にがぶりと噛みつきます。
デザートです。チョコレートムースでした。
二日目の朝ご飯も、一日目と違うメニューが出てきました。湯豆腐を食べている人がいたので、やはり1泊目と2泊目で食事を変えているみたいです。
晩ご飯も朝ご飯も十分分量があり、おいしかったです。なるべく地の物を入れようとする努力が見えます。
ロビーや廊下から、中庭が見えます。中庭といっても外につながっていまして、運が良ければ野生の動物が見れます。また、ロビーにはでっかいプロジェクターがあり、無料でインターネットが利用できます。
※現地ではクレジットカード決済ができません。楽天トラベルかじゃらんnetのオンラインカード決済であれば、クレジットカード決済ができます。
念願かなって日光湯元温泉でお泊りできて、にごり湯にも入れたわけで、大満足でした。日光駅からちょっと遠いのですが、行く価値は十分あると思います。ただし、清潔重視の潔癖症の人は、ちょっと厳しいかも知れません。
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