日帰り入浴レビュー:秩父湯元 武甲温泉

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折角秩父に来たんだから、温泉には入って帰りたいよねぇ・・・と思ったのですが、秩父って駅から近くに温泉があんまりありませんでして。大抵は最寄駅からバスなんです。ジーン吉本が知ってる限り、ここか花和楽の湯ぐらいですね。

秩父湯元 武甲温泉 建物全景

場所は、西武秩父線横瀬駅から歩いて10分ぐらいのところにあります。また、横瀬駅から無料送迎バスが出ているのですが、館内に時刻表が見当たらなかったところから想像するに、不定期発車なんでしょう。(無料送迎バスって、秩父にある他の日帰り入浴施設も見習えよって思えなくもない)

料金は大人800円で、休日は3時間の利用時間制限つきです(平日は時間制限なし)。3時間を超えると、以降1時間ごとに100円加算されます。ただし、休日でも1,000円を払えば時間制限なしになります。ま、3時間以上居ることはないと思うので、800円払って普通に入浴するでいいと思います。

入口の券売機で入場券を買い、フロントでは入場券を見せて入り、帰りにフロント前にある売店横のレジに入場券を渡す仕組みです。入場券には購入時より3時間後の時刻が印刷されていて、この時刻を超えたら、レジで延長料金を支払います。

秩父湯元 武甲温泉 玄関

まず、お風呂に入る前に、コインロッカーが有料なのにびっくり。しかも、コインロッカーのサイズが大小バラバラで、大きさが違っていても100円なのに二度びっくり。更に、コインロッカーでも小さいやつ(これが一番数が多い)は普通のコインロッカーの半分ぐらいの大きさしかなくて、とても着替えを入れられる大きさじゃないことに三度びっくり。着替えは脱衣かごに入れて、ロッカーは貴重品を入れる場所という想定のようです。今どきの日帰り入浴施設って、着替えはロッカーに入れて、しかもロッカーはコイン返却式が主流だというのに… 正直これは大きなマイナス点ですね。

お湯は単純硫黄泉で、ほぼ無色透明です。内湯は、大きい湯船と小さい湯船、サウナ、水風呂があり、うち小さい方が炭酸泉です。ただし、炭酸泉と言っても恐らく人工です。人気があるのは炭酸泉でして、湯温がややぬるめでゆっくり浸かれる感じでした。ただし、人の出入りが激しいせいか、あんまり効きは良くなかったです。むしろよく効くのは、大きい方の湯船の、ジェットバスでした。また、露天風呂もついていまして、湯船は結構広かったです。

恐らくこの施設、日帰り入浴施設という日本語ができる前から営業していたんじゃないかって思うぐらい、かなり年期が入っています。まず、全体的に清潔感がまるでない。次に、サウナがあるのはありがたいのですが、下の段に座ると足元が寒い(サウナなのになぜ?)。極めつけは、お客さんの数が多かったとはいえ、お湯の循環が間に合わず、お風呂に垢やら髪の毛やらがぷかぷか浮いている。正直これはないなと思いました。(露天風呂に虫やら葉っぱやらが浮いているんだったらまだわかるのですが)

秩父湯元 武甲温泉 時節柄こいのぼりがいました

結論を言うと、この施設の最大にして唯一の利点は、電車で行ける日帰り入浴施設であるということ。それゆえ、秩父へハイキングに来た人や、ゴールデンウィークに羊山公園まで芝桜を見に来た人だと、車で行くわけにいかないので、帰りに温泉に入ろうと思ったらここぐらいしか選択肢がないんですね。更に、横瀬駅周辺には飲食店がないので、食事をしようと思ったらここのお食事処ぐらいしか選択肢がないんです。

秩父にある他の入浴施設で、最寄り駅まで無料送迎バスがあるのなら、ジーン吉本だったらそっちに行きたいと思います。

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