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蔵王温泉は源泉によって若干違いがありますが、酸性・含硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉です。硫黄の匂いがぷんとする、白い濁り湯です。お湯は草津温泉に近い感じです。美人湯とも言われていて、主に血流改善、切り傷、やけど、慢性皮膚病、痔に効くと言われています。確かに、他の温泉よりととってもよくあったまります。また、強酸性なので薬効性が強く、水虫にも良さそうです。(慢性皮膚病の中に含まれているのかもしれませんが)
蔵王温泉の旅館街には、共同浴場が3つあります。最初に行ったのが、下湯共同浴場です。しかし、残念ながら工事中でした。ちなみに、下湯のすぐそばに、足湯があります。
下湯共同浴場のすぐ先に、上湯共同浴場があります。ご覧の通り、建て替えてからそんなに経っていないのか、かなりきれいです。入浴料は大人200円、子供100円です。料金箱に入れてから入ります。
中に入ると、なんと誰もいません! たった200円で貸し切り状態でした。しかも、ここって檜風呂なんです。いや、贅沢な共同浴場ですね。
入浴に適した湯温にするため、多少水で埋めているとはいえ、白いお湯には湯の花がしっかり浮いていました。しかも、浴槽はびっしりと白くなっていまして、やはり相当温泉成分が濃いみたいです。
最後に、川原湯共同浴場です。酢川のすぐ脇にあるので、川原湯という名前なんだと思います。こちらも、建て替えてからそれほど経っていない感じです。入浴料は上湯と同じです。料金箱に入れてから入ります。
中に入ってみると、こちらも誰もいません!
上湯との違いは、湯船がすのこ状になっていまして、下からもお湯が昇ってくること。また、上湯よりも埋める水の量が多いのか、お湯はほとんど透明で、上湯よりもぬる目になっていました。皮膚が弱い方は、こっちの方が入りやすいかも知れません。
旅館やホテルのお風呂だけでなく、外湯巡りができるって実にありがたいですね。山形市内のホテルに泊まって、バスで蔵王温泉に来て、外湯巡りするのも悪くないと思いますよ。
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