仙石東北ライン

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JR仙石線 205系 前面 あおば通駅にて

永らく仙台から石巻へ行くには、仙石線に乗りましょうということでした。ところが、新たに仙石東北ラインなるものができたのでした。しかし、JR東日本って○○ラインって名前つけるの好きですねぇ。

JR仙石東北ライン HB-E210系 前面 石巻駅にて

仙石線で仙台から石巻まで行きますと、海沿いを走るんで遠回りだったりするんです。一方で、松島のあたりでは、東北本線と仙石線ってほぼ並走しているんですね。そこで、東北本線の松島駅のちょっと手前と、仙石線の高城町駅のちょっと手前に連絡線を作りまして、東北本線と仙石線を直通できるようにしたんです。で、仙台-松島のちょっと手前は東北本線、その先の連絡線を経由して、高城町-石巻は仙石線を通る列車ができました。これが、仙石東北ラインです。

JR東北本線 HB-E210系 側面 石巻駅にて

仙石東北ラインを走る列車は、ハイブリッド車です。なので、列車自体はモーターで、でもディーゼルカー同様に軽油で動きます。

「あれー、東北本線も仙石線も電車じゃん。なんで仙石東北ラインって電車じゃないの?」

はい。確かに、東北本線も仙石線も、電車が走っています。しかし、困ったことに、東北本線は交流、仙石線は直流なんですね。なので、両方走るには交直流電車を作らないといけないんです。しかも、東北本線と仙石線との間は電化していないので、電車じゃダメなんですね。

JR石巻線 女川駅 ホーム 仙石東北ラインの乗車位置も書いてあります

石巻線の終点、女川駅にも、ちゃんと仙石東北ラインの表示がありまして、しかもホームには乗車位置が記してあります。

「あれー、石巻女川ってディーゼルカーしか走れないんじゃなかったっけ?」

はい。仙石東北ラインの列車って、架線から電気を取って動く電車じゃないので、ちゃーんと女川駅まで行けるんですねー

JR仙石線 HB-E210系 全体 パンタグラフがありません 石巻駅にて

この角度から見るとわかりやすいでしょう。ハイブリッド車って軽油で動くので、パンタグラフが付いていないんですね。

いざ乗ってみると、走行音はまさしく電車そのもの。「あれ~言われてみれば、エンジン音っぽい音がするなぁ。」という感じで、言われなければ普通の電車と勘違いしそうです。で、東北本線内は、かなりのスピードでかっ飛ばします。仙石東北ラインの列車って、大抵が快速列車なんです。ハイブリッドって、ゴーアンドストップが多い普通列車の方が向いていると思うんですけどね。

ただ、蓄電池を備え付けなければいけないせいか、車内はデッドスペースが結構あります。また、津波警報が発令された時の案内が書いてありました。仙石線も、津波の被害を受けましたからね。




ぴえんのイラスト 女性
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