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ずっと前から、スパワールド 世界の大温泉に泊まってみたいと思っていました。念願かなって、それが実現できましたので記事にしたいと思います。
前回行ったときから、入館方法などが変わっていました。
日帰り温泉に行く方は、玄関を入って右側に自動券売機があります。で、ここでQRコード入りのリストバンドを購入します。このリストバンドを腕に付けて、自動券売機と反対側にある、自動改札機のような出入口でQRコードをタッチして入ります。出入口の先で靴を脱ぎ、出入口の先にある下駄箱に靴を預けます。下駄箱は、100円リターン式です。
館内の精算は、すべてこのリストバンドのQRコードで行います。また、脱衣場のロッカーも100円リターン式になっていて、空いているロッカーを適当に使います。館内着とタオルは、脱衣場にあります。
帰るときは、自動精算機にリストバンドのQRコードをタッチして、精算します。精算するとリストバンドのQRコードで退館ができるようになりますので、出入口でQRコードをタッチして退館します。リストバンドは使い捨て式なので、退館したらごみ箱に捨てます。
なお、Asoviewで前売り券を買うと、前売り券のQRコードでそのまま入場できます。
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スパワールド 世界の大温泉
ホテルに宿泊する方(ジーン吉本はこのパターン)は、玄関の右側を入って右側のチェックイン機でホテルにチェックインします。チェックインすると、カードキーとQRコード入りのリストバンドが出てきます。
館内を利用するときはリストバンドのQRコードを、ホテルを利用するときはカードキーを使用します。まずは日帰り客と同様、リストバンドのQRコードを出入口でタッチして、下駄箱に靴を預けます。スパワールドの館内で飲食したり、何かを買うときはリストバンドのQRコードを使用します。
ホテルの自分の部屋に行くときは、カードキーを使用します。まず、ホテル棟の手前にあるカードリーダーにカードキーをタッチして、扉を開けて進みます。エレベーターにもカードリーダーがありまして、カードキーをタッチしないとエレベーターのボタンが押せない仕組みになっています。お部屋もカードキー式になっているので、カードキーをタッチすると扉が開きます。
外出するときと、ホテルに戻るときは、リストバンドのQRコードを出入口でタッチします。チェックアウト日の午前5:00までは自由に外出できます。
チェックアウトするときは、まずインフォメーションカウンターに行って、カードキーを返却します。次に、自動精算機にリストバンドのQRコードをタッチして、精算します。全員分の精算が終わるとリストバンドのQRコードで退館ができるようになりますので、出入口でQRコードをタッチして退館します。リストバンドは使い捨て式なので、退館したらごみ箱に捨てます。
・・・と、何ともややこしいことになっていました。
お部屋の写真を撮ってくるのを忘れたので、お部屋の写真をお見せすることはできません(ごめんなさい)
お部屋はコンパクトで、およそアパホテル並みの狭さです。つまり
「ゆっくりしたい人は、温泉へどうそ」
・・・ということで、本当に寝るだけと割り切って考えるべきでしょう。お部屋にはベッドと冷蔵庫、液晶テレビ、トイレ、洗面台、シャワーがあります。部屋にお風呂が付いていませんが、まあスパワールドが使い放題になるので、わざわざ部屋のお風呂に入る人は皆無でしょう。
宿泊客は、チェックイン前でもスパワールドを利用できます。また、チェックアウト後も、リストバンドのQRコードで退館するまで、スパワールドを利用できます・・・ということは、1泊2日でホテルに泊まった場合、2日間スパワールドを堪能できるというわけです。
館内は、フロントが2階になっています。1階が男性専用のレストルーム、3階がフードコート、4階と6階が大浴場、8階がプールです。大浴場は4階がヨーロッパゾーン、6階がアジアゾーンです。どちらが男湯で、どちらが女湯かは月替わりになっています。ジーン吉本がお泊りした時は、ヨーロッパゾーンが女性、アジアゾーンが男性でした。
大浴場は、とにかく広いです。内湯がいくつもありまして、スチームサウナ、高温サウナ、低温サウナ、水風呂、炭酸風呂、気泡風呂、露天風呂などがあります。スチームサウナは、ヨーロッパゾーンがハーブサウナ、アジアゾーンが麦飯石サウナになっています。
これだけ広いと、はてどこから入っていいのやらという状態になります。これをじっくり堪能するとなると、1回入っただけではムリで、最低でも2回は入らないと回り切れない感じです。ジーン吉本も、ホテルにチェックインした直後に温泉に入りに行ったのですが、1回では回り切れませんでした。
脱衣場の奥にはレストルームがありまして、ここでお昼寝することができます。最近では、リクライナーチェアーに小さいテレビが付いている施設が多い中で、ここはでっかいテレビが並んでいまして、全部の地上波のテレビ局の番組を同時に見れるんです。どのテレビ局の音声を聞くかは、リクライナーチェアーのスイッチで変えることができます。
前述の通り、ホテルの宿泊客はチェックアウト前に外出可能です。お外へ行ってご飯を食べることもできるのですが、ジーン吉本は3階でいただくことにしました。
3階はフードコートのほか、ラーメン店、炉端焼き店、焼肉店があります。以前は鶴橋風月があったのですが、なくなってしまったのが残念です。ちなみに、フードコートでゆかりのお好み焼きが食べられるのですが、
「ゆかりだったら東京でも食べられるわいっ!」
・・・という理由で、却下。和歌山ラーメンは和歌山で食べたいし、焼肉だったらどこでも食べられそうなので、炉端焼きにしました。
最初に頼んだのが、はまちのお造り。首都圏ですと、かんぱちのお造りはあっても、はまちのお造りがないんですね。なので、これは食べておかないとということで注文しました。
続いて、イカの丸焼きを注文。欲を言うと、イカの丸焼きじゃなくて、大阪のイカ焼きが食べたかったですね。もっとも、イカの丸焼きもこれはこれでうまかったですけどね。
続いて、月見つくねを注文。つくねと言っても、これだけ大きいと鶏肉のハンバーグを食べている感じですね。卵の黄身とよく合います。
続いて、炉端焼きの定番中の定番、じゃがバターを注文。
最後の〆は、鮭茶漬けでした。ごちそうさまでした。
この後温泉に・・・と言いたいところなのですが、すでに飲んでしまったので危険。温泉は断念して、そのまま部屋で寝ます。
このお部屋の欠点が、お部屋には丸テーブルしかなく、PCを使いにくいんですね。で、早く寝たら早く目が覚めまして、PC持って3階のフードコートへ行ってみました。もちろんフードコートは閉店しているのですが、机やテーブルは使用できまして、しかもWi-Fiやコンセントも使えました。なので、フードコートでPC使ってお仕事していました。
ちなみに、ホテルに宿泊しなくても、スパワールドに泊ることができます。その場合、脱衣場の奥にあるレストルームで仮眠を取れます。なのですが、フードコートで寝ている人もいました。
その後、スパワールドで朝湯。お風呂は夜通し営業していまして、朝の8:30まで利用できます。
ホテルの宿泊料金には、朝食バイキングの料金が込みになっています。なので、ホテルに宿泊した方は全員朝ご飯が付いています。朝食バイキングは2階のレストランで、入り口のスタッフに部屋番号を申告します。
朝食バイキングは、とにかく品数が多いです。なにせ、ご飯も混ぜご飯、炊き込みご飯、白ご飯があります。色々なおかずのほか、カレーやシリアルもあります。大阪らしいと言えば、揚げたこ焼きや豚まん、わらび餅、日によってはかすうどんがあります。
これだけ品数が多いと、朝っぱらからお腹がいっぱいいっぱいになりますね。
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結論。この施設、ハードウェア面はすばらしいのですが、ソフトウェア面は要改善です。
まず、QRコードを使ったシステムは明らかに失敗。これだと、宿泊客はカードキーとリストバンドの両方を使わなければならず、どこで何をタッチすればいいのかがわかりにくい。確かに、
Asoviewやスマホアプリでチケットを前売りして、QRコードでそのまま利用できる
宿泊客がチェックイン前、チェックイン後にQRコードでそのまま利用できる
・・・というメリットがあるのは認めますが、わかりにくいというデメリットの方が大きいです。しかも、リストバンドは使い捨て式なので、お部屋に帰ってリストバンドを外したら、もう一度つけることができないのです。インフォメーションセンターで聞いてみると・・・
「その時は、リストバンドを再発行しますよ」
・・・だそうです。そもそもの話、外出するときにリストバンドを付けて外出する人なんていませんよね。(ジーン吉本はリストバンドは腕に付けず、折り畳んで財布の中に入れていました)
やはりここは、日帰り客は下駄箱の鍵で、宿泊客はカードキーで精算するシステムにしないとダメでしょう。
また、ジーン吉本は新館に泊ったのですが、そのエレベーターの案内が不親切すぎる。実は新館のロビーは3階にあるのですが、エレベーター内には館内の案内が書いていないのです。なので、3階がロビーだというのがわからない。正確に言うと、3階のボタンの横に「LOBBY」と小さく書いてあるのですが、
「こんなもんわかるかいっ!」
・・・て感じです。
更に、身障者用のエレベーターの入り口のところに、目の見えない人のための凸凹がついていまして、
「ここがエレベーターの入り口ですよ」
・・・とわかるようになっているのですが、足の悪い人だとここに足を引っかけて危険なんです。
なので、施設そのものはすばらしいと思うのですが、要改善点が色々ありまして、おススメできるかというと「うーん」って感じなのが残念ですね。少なくとも、スパワールドがどんな施設なのかを理解していて、スパワールドを堪能したい方にはお勧めできるのですが、単純に大阪市内に宿泊したい方には、どうしても新世界に泊まりたい方を除いて、他のホテルをお勧めしますね。
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