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東京豊洲に万葉倶楽部ができたらしいと聞いて、話のネタに行ってみました。東京豊洲 万葉倶楽部です。場所は、ゆりかもめの市場前駅のほぼ真横です。
ここは豊洲 千客万来と言って、豊洲市場の場外市場になっています。ご覧の通り、江戸時代の街並みを再現した感じになっていまして、この街並みに隣接して万葉倶楽部があるというわけです。
24時間営業で、日帰り温泉だけではなく、宿泊施設も併設されています。エレベーターの入り口は1階と2階にあり、エレベーターで7階に行きます。
入館料は、大人3,850円、小学生2,000円、幼児1,400円。午前3時を回ると、深夜料金が加算されます。深夜料金は大人3,000円、小学生と幼児1,500円です。滞在できるのは午前9時までで、以降は延長料金がかかります。延長料金は1時間につき、大人400円、小学生と幼児は200円です。
更に、大人は別途入湯税150円が加算されます。従って、事実上の大人の入館料は、なんと4,000円です。これ、ジーン吉本が今まで支払った、日帰り温浴施設の最高金額です。(しかもダントツで)
なお、6:00~9:00は朝風呂料金で入浴できます。大人2,200円、小学生と幼児は1,100円です。
館内の利用方法は、基本的に他の万葉倶楽部とか万葉の湯とかと同じです。7階にフロントがあり、ロッカーの鍵を受け取ります。靴を靴袋に入れて館内に入り、浴衣か作務衣を選び、6階の大浴場へ行きます。靴袋は、脱衣場のロッカーに入れます。フェイスタオルとバスタオルは、脱衣場に置いてあります。シャンプーとボディソープは、洗い場に備え付けです。
館内の施設は、フロントで受け取ったロッカーの鍵で代金を精算する仕組みになっています。帰るときは、タオルや浴衣、作務衣を脱衣場で返却します。で、7階のフロントか自動精算機で代金を支払って、QRコードの書いた紙を受け取ります。靴を履いて、靴袋を返却した後、退館ゲートにQRコードをタッチすると、外に出られる仕組みです。
大浴場は、内湯がやや広めの湯舟と高濃度炭酸泉、サウナ、水風呂、寝湯があります。露天風呂はかなり広く、レインボーブリッジやHARUMI FLAG(東京オリンピックの選手村だったところですね)といった、東京ベイエリアを一望できます。
天然温泉は、湯河原と箱根湯本から持ってきているそうです。恐らくは、湯河原温泉は横浜みなとみらい 万葉倶楽部などと、箱根湯本温泉は天成園と同じお湯と思われます。どちらも無色透明でさらりとしたお湯なので、普通の人だと見た目では区別がつかないかと思います。ジーン吉本の体感温度的には、サウナが約90℃、水風呂が約20℃、高濃度炭酸泉が約39℃、それ以外は約41℃ぐらいでした。
まずは内湯に入ります。前述の通り、無色透明でさらりとしたお湯なので、温泉に入っているという感覚はあんまりなかったりします。ただし、お風呂から上がっても湯冷めしにくかったので、確かに温泉なんですね。
続いて、サウナに入ります。備え付けのサウナマットがあるのは嬉しいですね。自動ロウリュウ機能が付いていまして、毎時0分と30分に自動ロウリュウが作動します。これが結構効きまして、サウナの室温がぐんと上がる感じです。ただし、普通の水を投入しているため、香りはしません。
水風呂に入った後、休憩します。露天エリアに、横になって休める椅子がいっぱい置いてあるのが嬉しいです。ただし、屋根がないので、雨が降ったら雨をまともにかぶるのが残念なところです。
休憩した後、露天風呂に入ります。やはり露天風呂からの景色はすばらしいの一言です。横に細長い構造なので、どこに入っても景色が見えます。ただし、内湯同様、温泉に入っているという実感はあんまり感じなかったりします。
サウナ→水風呂→休憩の後、高濃度炭酸泉があります。万葉倶楽部で高濃度炭酸泉があるって珍しいですね。ただし、高濃度炭酸泉の割には湯温が高めと感じました。
さすが新しいだけありまして、他の万葉倶楽部の弱点をしっかり改善していると感じました。その代わり・・・と言いますか、土地の関係だと思いますが、大浴場は他の万葉倶楽部と比較して、やや小さめと感じました。
お食事処は5階にあります。ジーン吉本がお風呂上がりに呑み・・・と思ったら、まだ空いていていません。どうやら、11:30開店みたいです。(11:00開店じゃなかったんですね)
普通のお食事処と、セルフサービスのお食事処があります。セルフサービスのお食事処では、タブレットを受け取って、席に着きます。注文はタブレットから行いまして、食事が出来上がったら受け取りに行きます。
しかし、こういうところへ行ったら、ゆっくり食事を楽しみたいと考えている人が多いのか(ジーン吉本と同じ意見)、混んでいるのは普通のお食事処。セルフサービスのお食事処はまばらでした。
メニューは基本的に他の万葉倶楽部と共通なのですが、豊洲限定メニューもあります。しかし、この豊洲限定メニューが恐ろしく高い! 御膳メニューはすべて6,000円越え。鰻の蒲焼も6,000円越え。一番安かったのがこれ、船盛のお刺身でした。一番安いと言っても、3,900円します。
船の中にドライアイスが仕込まれているのか、船の下からスモークが出てきます。しかし、ジーン吉本的には、そんな仕掛けは要らないから、もっと安くして欲しいです。お味ですか? 確かにうまかったですけど、値段相応かと言われると「うーん」って感じですね。
続いて、揚げ出し豆腐を注文。こちらは550円とリーズナブルでした。お豆腐と茄子のスライスが入っています。その代わり、やや小さめでした。
続いて、ミックスフライを注文。こちらも690円とリーズナブルでした。エビフライとカキフライ、牛串揚げのセットです。これを、タルタルソースか中濃ソースでいただきます。揚げたてで出てくるので、サクサクでうまかったですよ。
ミックスフライを食べ終えて、カレー南蛮うどんを頼んだところで
「期間限定で、日本酒飲み比べがあるのでいかかですか?」
・・・ということだったので、話のネタに頼んでみました。このため、日本酒を飲みながらカレー南蛮うどんを食べるという、ビミョーなことに。ちなみに、お値段は1,200円でした。ええとこの日本酒だったら、確かにこれぐらいの値段ですね。
で、カレー南蛮うどんが来ました。やや細めのうどんが、カレーに絡まって、うまかったですよ。辛さよりも、コクがある感じのカレーでした。お値段は1,150円と、カレーうどんにしてはちょっと高め。
館内は、2階~4階がリラックスルーム(うち4階が女性用)とボディケア、5階がお食事処、6階が大浴場、7階がフロントと岩盤浴、キッズルーム、ゲームコーナー、9階がラグジュアリールーム(・・・て、一体誰が使うの?)、10階が展望足湯です。
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お陰様を持ちまして、ジーン吉本も一日ゆっくりできまして、リフレッシュできました。一日温泉に入りながら、ゆったりのんびり過ごせて、気分も落ち着く施設でして、さすが万葉倶楽部だなと感じました。
しかし、いくら何でも料金が高すぎ。土地代の関係で、どうしても高めの料金設定になるのはやむを得ないとは思いますが、入館するだけで4,000円。お風呂上がりに呑んだり食べたりすると、軽く10,000円オーバーとなると、そう簡単に行くことができません。
「土地代が高いので、入館料を上げざるを得ません。その代わり、品質を向上させて。」
・・・というつもりなのかもしれませんが、では他の万葉倶楽部や、他の東京都内の温浴施設との価格差に見合った設備なのかというと、大いに疑問です。
また、豊洲市場への観光客を当て込んでいるのかもしれませんが、この思惑は外れるのではないかと思います。なぜなら、豊洲市場の観光客は豊洲市場へ行くのが目的なわけでして。豊洲市場へ行ったついでに、4,000円を払って入浴するとは思えないからです。
ジーン吉本的に妥当な金額は、3,000円まで。いくら施設がいいからと言っても、3,000円オーバーではお勧めできません。また、観光客を取り込みたいのであれば、3時間館内着なしの代わりに、1,500円を下回る料金プランを用意しないとダメでしょう。(それでも高いと思いますけどね)
番外編
ゆりかもめの有明駅前です。高層ビルやタワーマンションが立ち並びます。
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