日帰り入浴レビュー:湯乃泉 草加健康センター

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草加 冷や麦
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湯乃泉 草加健康センター 左が駐車場 右が建物

ジーン吉本が今回お世話になったのは、草加健康センターさんでした。サウナ好きの方から、絶大な人気の施設ですね。

場所は、東武伊勢崎線(あ、今では東武スカイツリーラインって言うんですね)の草加駅か獨協大学前駅(昔の松原団地駅ですね)からバスに乗って、北谷二丁目バス停で降りたところです。ただし、日中時間帯は1時間に2本しか走っていません。

また、草加駅、獨協大学前駅、蒲生駅、新越谷駅から無料送迎バスが出ているのですが、いかんせん便数が少ないです。一番便数が多いのは草加駅ですが、朝と夜で1時間に1本、日中は2時間に1本しかありません。獨協大学前駅から1日4本、蒲生駅と新越谷駅は1日1本しかありません。

・・・というわけで、バスの便が決していいとは言えず、ジーン吉本は車で行きました。

営業時間は10:00~翌8:00(金・土・祝日前夜を除き深夜1:30~5:00は入浴不可)です。タオルなしの入館料は、平日は大人900円、小学生300円。休日は大人1,100円、小学生500円です。リクライニング指定付きだと、タオルセットと館内着のレンタル込みで、平日は大人1,600円、小学生1,000円、幼児500円。休日は大人1,800円、小学生1,200円、幼児500円です。

深夜2時をまたいで利用すると、深夜料金が加算されます。深夜料金は、大人1,400円、小学生500円です。また、2階を利用するには、館内着が必要です。また、リクライニング指定料金にはブランケットは付いていません。レンタル料金は、フェイスタオル100円、バスタオル200円、館内着300円、ブランケットは200円(返却時に50円返金)です。シャンプーとボディソープは備え付けのものがあります。

湯乃泉 草加健康センター 建物 いかにも昭和レトロな健康ランドです

玄関で靴を脱ぎ、下駄箱に入れます。フロントで下駄箱の鍵を預けると、引き換えにロッカーの鍵と館内着・タオル(あれば)を受け取ります。脱衣場のロッカーは、ロッカーの鍵に書いてある番号のものを使用します。なお、ロッカーの番号と、下駄箱やロッカーの鍵の番号は同じです。

館内は、ロッカーの鍵で精算します。退館するときは、館内着やタオルを返却かごに入れ、フロントにロッカーの鍵を返します。入館料や館内の利用料金を精算すると、下駄箱の鍵がもらえます。支払いは現金の他、クレジットカードやSuica・PASMOなどの交通系ICカード、PayPayが利用できます。

大浴場は、内湯が白湯、薬湯、高濃度炭酸泉、ジェットバス、電気風呂バイブラ湯(男湯)、超音波風呂(男湯)、四点ジェット(女湯)。露天風呂がサウナと水風呂、草津温泉(入浴剤)、ミストサウナ(女性)です。この他、休憩用の露天エリアがあります。

お湯は天然温泉ではありません。ジーン吉本の体感温度的には、サウナが約100℃、水風呂が約20℃、電気風呂と高濃度炭酸泉が約38℃、薬湯と草津温泉が約41℃でした。大浴場は意外とこじんまりとしていまして、どの湯舟も7~8人入ればいっぱいです。

ジーン吉本がやってきたのは、朝の10:30頃。それなのに、フロントには長蛇の列ができています。これだけ長い列を見たのは、横浜みなとみらい 万葉倶楽部ぐらいです。フロントの前には、

「リクライニングシート指定は満席です」

・・・と書かれていまして、諦めてお風呂とご飯を食べたら帰ろうかと思っていたのですが・・・

「リクライニングシート指定取りますか? テレビ付いてないですけど。」

・・・とことでして、どうやらテレビ付きのリクライニングシートが満席だったので、「満席」と書いていたみたいです。ジーン吉本の場合、お風呂上りと言えばお昼寝で、テレビは見ないので、リクライニングシート指定にしました。これで、館内着とタオルセットのレンタルも付いてきます。

湯乃泉 草加健康センター 看板 効仙薬湯 草津温泉 炭酸風呂・サウナ

昭和の時代の健康ランドの定番と言えば、薬湯とバイブラバスと電気風呂でして。これに草津温泉があれば完璧・・・なのですが、全部ありました。さすが草津健康センター、パーフェクトです。で、最初に薬湯から入りました。2~3分の入浴を繰り返すのがおすすめだそうです。この薬湯、漢方薬の匂いがぷんとして、あせもがあればひりひりする感じです。正直、かなり効きます。

・・・で、サウナへ。サウナの前に何やら人だかりができていまして、一体何かと思ったら、クーラーボックスでした。ここに氷水が入っていまして、飲み物をここで冷やしておけるというわけです。

・・・で、今度こそ本当にサウナへ。中は真っ暗で、サウナ時計が止まっています。これではどれぐらいの時間入っていたかがわからず、これはいけません・・・と思ったら、

「間もなく、ロウリュウイベントを開始します」

どうやら、ロウリュウイベントの関係で、電気を落としていたみたいです。しかし、ロウリュウが始まるまでサウナ室で待つと、間違いなくのぼせてしまうので、ロウリュウの参加は断念。水風呂へ直行します。水風呂はかなり広めで、5~6人は入れそうです。下から気泡が上がっていたのですが、恐らく昔はここがバイブラバスだったのでしょう。

水風呂から上がったら、休憩用の露天エリアへ行きます。ここはどうやら後から増築したようで、休憩用の椅子が10個以上置いてあります。これだけ椅子が置いてあっても、混雑時には足りなくなる感じです。また、屋根がないので直射日光の直撃を受けます。ミストが出るのですが、それでも暑いです。しかし、それ以上に辛いのは、雨が降った時かもですね。

ロウリュウイベントが終わるまで、薬湯→休憩→薬湯→休憩を繰り返します。そろそろ終わったかなと思ったら、まだサウナ室内は暗いまま。結構長めのロウリュウイベントみたいです。ジーン吉本は諦めて、草津温泉へ。白いお湯なので、見た目は草津温泉っぽく見えますが、強酸性のお湯ではなくて。やはり草津温泉に入りたかったら、草津温泉へ行けってことですね。

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ここで、お風呂上がりの呑みと、お昼寝の後、再チャレンジです。

まずは、電気風呂に行きます。ここは、元々ジェットバスだったところを改築して、電極を入れて電気風呂にしたみたいです。このため、低周波だけではなく、背中と足にジェット水流が当たります。また、低周波は腰ではなく、肩に当たるタイプです。ジーン吉本みたく、肩こりの人はこっちの方がありがたいですね。お湯がぬるめなので、つい長湯してしまいます。

(注:危険ですので、電気風呂の長湯はやめましょう)

ここで、サウナへ。今度はちゃんと明かりもテレビも付いていて、サウナ時計もちゃんと動いていました。確かに、サウナルームは広くて、しかもサウナストーブが3つも付いていました。室温も、一般的な日帰り温泉施設のものよりも高めに設定されていました。細かい話なのですが、サウナマット置き場の上にシャワーが設置されていまして、このシャワーの水でサウナマットがキレイになる仕組みになっていました。なるほど、これはいいアイデア。できれば他の施設もやって欲しいですねぇ。

最後に、高濃度炭酸泉へ。お湯はぬる目になっていたものの、炭酸の泡が身体にまとわりつく感じがしません。どうやら人が頻繁に出入りするため、炭酸が抜けてしまっていたようです。これでは高濃度炭酸泉になりません。

色々なお風呂がありますが、一番人口密度が高かったのが、サウナとその周辺。サウナ好きがこぞってこの施設に来ているみたいです。

湯乃泉 草加健康センター お食事処 大広間 昔はこのステージでカラオケをやっていたのでしょうか

では、お風呂上がりの呑みです。今回は車で来ているので、ノンアルコールビールと烏龍茶です。

これは昭和の時代の健康ランドあるあるなのですが、お食事処が大広間になっていて、ステージがある。でもって、ここでカラオケを歌っている・・・なのですが、ご覧のようにステージがあります。ただし、ここでカラオケはやっていませんでした。ま、健康ランドのステージでカラオケ歌ってたって、それはカラオケボックスが一般的でなかった頃の話ですからね。

イカの塩辛 湯乃泉 草加健康センターにて

ここのお食事処、とにかく品数が多いです。なので、何を頼むか迷ってしまいます。

悩んだ挙句に、イカの塩辛を注文。いかにも無造作にどっぷりと入れました感がハンパないのですが、これがかえって健康ランドっぽくって、いいですねー。お味も柚子の香りが効いていて、うまかったです。

竹輪のチーズ揚げ 湯乃泉 草加健康センターにて

続いて、竹輪のチーズ揚げです。ちくわの穴の部分にスティックチーズを入れて、天ぷらの衣をつけて揚げます。なので、食感は天ぷらのそれと同じような感じです。でも、チーズが入っているのでしっかりとお味はありまして、天つゆとか塩とかがなくても全然OKです。欲を言えば、チーズがとろりと溶けた感じだったらサイコーですね。

冷や麦 湯乃泉 草加健康センターにて

最後に夏の限定メニュー、冷や麦を注文。実は、ジーン吉本は冷や麦を食べたことがなかったのです。そうめんだったら何回も食べたことありますけどね。そもそもお食事処のメニューに冷や麦があること自体が珍しくて、思わず注文してしまいました。

麺の太さが素麵よりも太くて、もう少し太かったら五島うどんみたいになりますね。これを、生姜やねぎを入れたお出しでいただきます。氷水でキンと冷えていて、暑い夏にはサイコーです。強いて言えば、素麺の方が細い分、のど越しはそうめんの方が上かな? 食べ応えは、冷や麦の方がある感じですけどね。

湯乃泉 草加健康センター 玄関 昭和レトロな雰囲気です

館内は、昭和レトロな健康ランドの雰囲気は残しつつ、リニューアルするべきところはリニューアルされている感じです。で、1階は大浴場とフロント、お食事処です。

2階は、館内着を着ていないと入れません。リクライニングシートがある休憩室とプライベートブース、無料休憩室、漫画コーナー、宴会場などがあります。

リクライニングシートとプライベートブースは有料で、座席指定になっています。利用するには、入館時にフロントで予約します。なお、リクライニングシートかプライベートブースを予約すると、館内着とタオルセットのレンタルが付いてきます。

無料休憩室は畳敷きになっていて、テーブルが置いてあります。また、使っていない宴会場が無料休憩室として開放されていて、こちらはテーブルと椅子が置いてあります。漫画を読んだり、テレワークする場所に使えそうですが、ここでお昼寝は厳しい感じです。なお、無料休憩室と漫画コーナーは、館内着着用であれば誰でも利用できます。

ジーン吉本はリクライニングシート指定料金を払っているので、リクライニングシートへ。シートに番号が書いてあるので、フロントで予約したときに教えてもらった番号と同じシートを利用します・・・で、お昼寝しようとしたところで、ブランケットがないことに気づきます。ブランケットは別料金(実質150円)だそうで、ブランケットなしでお昼寝します。

この施設の魅力は、サウナもさることながら、付帯施設とソフトウェア面です。飲み物を冷やせる、水風呂が広い、サウナマットはシャワーで洗っている、広い露天スペースに椅子がずらりと並んでいる。ソフトウエア面では、ロウリュウイベントがある(岩盤浴ではなくサウナ施設で)、お食事処のメニューが豊富である、休憩室のリクライニングシートが座席指定になっている、リクライニングシート指定を付けても一般的な健康ランドと同程度の料金に収まる。

正直なところ、単にサウナに入るのであれば、普通のスーパー銭湯へ行っても入れます。しかし、入った後に何があったら嬉しいかを考えてある施設って、なかなかないのではないかと思います。さすが、サウナ好きから絶大な人気を誇る施設だなと感じました。




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