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伊豆箱根鉄道は西武鉄道のグループ会社でして、駿豆線(「すまめせん」ではなく「すんずせん」と読みます)と、大雄山線の2つの路線があります。路線はつながっていません。
まずは駿豆線から。駿豆線は、東海道新幹線と東海道線の三島駅から、温泉で有名な伊豆長岡、大仁(「おおひと」と読みます)を経由して、修善寺に行く路線です。
車内の様子です。オレンジが基調になっています。観光路線であるためか、升席になっています。
基本的には各駅停車で、ワンマン運転です。たまに、特急踊り子号が乗り入れます。
駿豆線では、Suica、PASMOなどのICカードは使えません。このため、三島駅ではSuicaで乗ってきた乗客は、JR線の改札口を出場処理後(つまり「一旦JR線の改札口を出ろ」ということ)、伊豆箱根鉄道線に乗り換えるよう、書いてあります。
終点の修善寺駅です。修善寺駅からバスで、修善寺温泉や湯ヶ島温泉、常連の滝、河津七滝方面に行けます。
続いて、大雄山線です。大雄山線は、東海道新幹線、東海道線、小田急線、箱根登山鉄道線の小田原駅と、大雄山駅を結ぶ路線です。
面白いのはこの電車、行先表示が幕式ではなく、電光式になっている点です。これは、行先が小田原と大雄山しかなく、どちらかのランプを点灯される仕組みになっているんです。
車内はこんな感じです。所要時間が約20分ぐらいなのですが、クロスシートの車掌があります。また、大雄山線には車掌さんが乗っています。これは、途中駅で運賃を回収するためだと思われます。
大雄山線では、SuicaやPASMOなどのICカードが使えます。なので、自動改札機にはICカードリーダーが付いています。ちなみに、途中駅には簡易ICカード改札機が付いています。
終点の大雄山駅が、車庫を兼ねています。元々は大雄山最乗寺への参拝客を乗せるための路線だったのですが、現在ではどちらかというと、観光路線というよりは地元の人たちが足代わりに使う感じです。
最近では中小私鉄の経営が苦しく、大手私鉄の中古車が走っている路線が増えていまして、せっかく旅行に行ったというのに「あれー、この電車って昔やったらめったら乗った記憶があるんだけどなぁ」とがっかりする(「満員電車でひどい目に合った」とか、あんまりいい記憶がないもんで)ケースがままある中、伊豆箱根鉄道はオリジナルの電車が走っています。ジーン吉本的には嬉しい感じですね。
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