横浜の観光名所の一つ、港の見える丘公園です。場所は、みなとみらい線の終点、元町・中華街駅のすぐお隣にあります。
元町・中華街駅で降りて、港の見える丘公園はこっちにあると言われて行ってみると、すでに地上だというのに、更に上までエスカレーターで連れていかれました。上った先は、アメリカ山公園といって、展望園地になっていました。
改めて地上へ降りまして、港の見える丘公園に行きます。こちらが、元町・中華街駅のすぐお隣にある出入口です。
この一帯は、横浜港が開港した当時は外国人居留地でした。丘の上がイギリス人、丘の下にフランス人が居留していました。接収解除後、昭和37年(1962年)5月に公園として開園しました。
で、その丘の下から登っていこうというわけです。この辺りは、フランス人が居留していたあたりです。
で、ここから石段を登っていくのですが・・・長いです。なるほど、先ほどアメリカ山公園から行くと、この丘に上に出られたというわけなんですね。
先ほどの石段を登った先に、旧フランス領事館邸の遺構があります。この周辺はフランス山と言われていまして、写真右側にフランス山の風車があります。
更に先に進むと、展望台があります。展望台の手前に、煉瓦井戸の遺構があります。
こちらが展望台です。港の見える丘という名前にふさわしく、ここから横浜港が一望できます。
で、こちらが展望台からの景色です。展望台から正面を見ると、横浜ベイブリッジが見えます。
横浜ベイブリッジをアップで撮ると、こんな感じ。
展望台から左側には、山下公園やみなとみらい地区が見えます。
みなとみらい地区の辺りをアップで撮ると、こんな感じ。
展望台から右側には、コンテナのヤードか何かでしょうか。でっかいクレーンが何本も見えます。
クレーンが見えるあたりをアップで撮ると、こんな感じ。
港の見える丘公園は、横浜でも有数のバラの名所でもあります。こちらが、香りの庭です。手前が展望台、奥が大佛次郎記念館です。
大佛次郎記念館(おさらぎじろうきねんかん)です。作家の大佛次郎の没後、遺族から横浜市へ寄贈された品々を収める施設として、昭和53年(1978年)に開館しました。
市指定文化財、山手111番館です。アメリカの貿易商のラフィンが予定外で横浜に立ち寄るも、横浜でミヨと結婚し、横浜で暮らすことになりました。この建物は、ラフィンが長男のために大正15年(1926年)に建てたものです。
噴水広場です。写真手前が山手111番館、奥が横浜市イギリス館です。
市指定文化財、横浜市イギリス館です。昭和12年(1937年)にイギリス総領事公邸として建設されました。しかし、同じ年に日中戦争が勃発し、主不在のまま終戦を迎えました。昭和44年(1969年)に横浜市が買収し、港の見える丘公園内の施設となりました。
横浜市イギリス館の隣は、イングリッシュローズの庭になっています。
イングリッシュローズからもう一枚。ちなみに、バラの見ごろは年2回で、5月中旬から6月中旬と、10月中旬から11月中旬だそうです。
横浜山手エリアは旧居留地だったためか、レトロな外観の建物がいくつも建っています。こちらは、岩崎資料館です。この建物は、明治18年(1885年)に建てられた商業劇場、ゲーテ座の跡地の一部です。
その先に、港の見える丘公園の飛び地、プラフ99ガーデンがあります。
山手10番館です。明治100年を記念して建てられた洋館で、レストランになっています。
山手資料館です。明治42年(1909年)に建てられまして、横浜市内に残る唯一の和洋折衷の木造西洋館です。横浜市の歴史的建造物に指定されています。
山手聖公会です。日本聖公会の教会堂で、現在の建物は3代目です。昭和6年(1931年)に竣工しました。横浜市認定歴史的建造物に指定されています。
横浜の山手から、横浜市街を見るとこんな感じです。
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