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東武鉄道の特急リバティです。特急リバティというのはこの車両への愛称でして、行先によって、特急リバティ会津、特急リバティけごん、特急リバティりょうもう、などの愛称がつきます。理屈は、特急スペーシアと同じですね。
この列車の売りは、3両編成2本に分割することができる点です。これを活かして、東武動物公園で分割して、館林方面へ行く列車と、鬼怒川温泉方面に行く列車にする。下今市で分割して、東武日光方面に行く列車と、鬼怒川温泉方面に行く列車にする、なんてことができるんです。
シートを横から見ると、こんな感じ。身体を包み込む感じのデザインになっています。ただし、座った感じはやや硬めでした。
東武鉄道の特急としては初めて(?)、シート背面式のテーブルがつきました。テーブルの背面には、車内のご案内が載っています。
これまた東武鉄道の特急としては初めて(?)、ACコンセントがついています。ちょうどひじ掛けのあたりについているので、窓側・通路側どっちの席でもコンセントにありつけます。
更に東武鉄道の特急としては初めて(?)、シート背面にボトルホルダーがつきました。が、今までの東武特急にはついていた、フットレストがなくなっていました。これはちょっとショック。
それでも、ひじ掛け収納式のテーブルは、ちゃんとありました。座席を向かい合わせにしても、テーブルにありつけるようにとの配慮でしょう。
しかし、前々から嫌な予感がしていたのですが、残念ながら特急リバティに乗って、その嫌な予感が確信に変わってしまいました。なんと特急リバティって、車内販売はおろか、自動販売機もないんです。はっきり言って、これは大きなマイナスポイント。
6両編成を3両ずつに分割できる構造である以上、特急スペーシアのようなビュッフェは無理として、せめて車内販売か自動販売機は置いて欲しいですね。分割併合のタイミングで買い出しに行くという手もありそうに思えるのですが、東武動物公園と下今市には、ホームに売店がないんで…
特急リバティ会津は、鬼怒川温泉から先、野岩鉄道と会津鉄道に乗り入れまして、会津田島駅まで乗り入れます。ちょうど昔の快速列車がなくなった代わりに、特急リバティ会津に変わった感じです。
しかし、ここで驚愕の事実が。下今市駅でやたらお客さんがどこどこ乗ってきまして、一体何事かと思ったら・・・
「下今市駅から先は、特急券なしでご乗車いただけます」
・・・との車内放送が。しかも、下今市駅から先は、各駅停車。こんなんだったら特急券は下今市駅までしか買わず、下今市から鬼怒川温泉方面は特急券なしで乗るって裏技をつかう輩が出るんじゃないかと思ったら・・・
「下今市駅を超えて同一列車に乗る場合は、全区間の特急券を購入する必要があります。」
・・・て、なんだよそれー。これだったら、特急わかしおとか、特急しおさいとかを見習って、「下今市駅から先は、各駅停車です。」ってことにして欲しいですね。
川治湯元駅で、特急リバティの動画を撮ってきました。よかったら見てくださいね。
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