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関東一円にある、湯楽の里です。宮沢湖温泉 喜楽里 別邸も同じグループですね。今回行ってきたのは、横須賀です。
場所は、京急本線の馬堀海岸駅から、歩いて12分・・・だそうですが、もう少し歩く感じです。15分ぐらいは見ておいた方がいいと思います。馬堀海岸駅前には、横須賀温泉 湯楽の里への案内図がありますので、これに従って歩く感じです。ただし、「公園」はすっごくわかりにくいので要注意です。
料金は、レンタルフェイスタオルとバスタオルがついて、平日が大人1,030円、子供510円。土・日・祝日が大人1,230円、子供610円です。ビミョーなのが、このレンタルタオル付き料金での案内であること。スーパー銭湯感覚で行くんだったらレンタルタオルは要らないし、のんびりゆっくりするんだったらレンタルタオルだけじゃなくて館内着も欲しいし。ちなみに、館内着のレンタルは、160円です。
では、なぜ館内着のレンタルが別料金なのかといいますと、ここには岩盤浴が付いていまして、岩盤浴着のまま館内を利用できるからなのです。岩盤浴は、岩盤浴着と大物タオルのレンタルが付いて、460円です。なので、岩盤浴を利用するんだったら館内着は要らないですよね、ということらしいです。しかし、岩盤浴に入った後、汗だくになった岩盤浴着を着て、お食事処とかお休み処とかを利用する気には到底なれなかったので、館内着は別にレンタルしてもらいました。
前述の岩盤浴ですが、かなり良かったです。岩温洞と言って、ラジウム陶板、薬宝玉石、麦飯石、ゲルマ鉱石の4種類が敷き詰められた岩盤浴。薫風熱洞と言って、自動ロウリュウがかかっているサウナ的な岩盤浴。塩温洞と言って、岩塩に囲まれている岩盤浴。以上、3種類が熱する系の岩盤浴です。この他、涼冷洞と言う冷やしている部屋。静話蜂巣洞と言う床暖房付きの部屋。以上、2種類が合間に休憩する系の岩盤浴です。この他、岩盤浴ご利用者専用のお休み処とテラスがあります。
先述の通り、岩盤浴はいくつかの種類に分かれているのですが、どれもかなりの広さ。しかも、薫風熱洞を除いて、大物タオルを敷いて横になれます。正直、がっつり汗をかけます。また、岩盤浴利用者だけが使える、ペットボトルを冷やしておける冷蔵庫があります。これで460円だっていうんですから、安いですね。ただし、ウォータークーラーがありません。つまり、水が飲めないんです。その代わり、飲み物の自動販売機が置いてあります。(ええ商売しとるのぉ…)
大浴場は、内湯が白湯と高濃度炭酸泉、寝湯。後は高温サウナと塩サウナ、水風呂があります。天然温泉はナトリウム塩化物強塩泉で、露天風呂にあります。露天風呂は下の湯と上の湯に分かれていて、上の湯が天然温泉かけ流し、下の湯が循環です。この他、寝ころび湯があります。お湯は琥珀色で、しょっぱい感じのお湯です。舞浜ユーラシアと似た感じのお湯なのですが、その割には色が薄い。舞浜ユーラシアだったら湯船の底が見えないのに、ここは源泉かけ流しの方でも充分底が見える。なぜだろうと思ったら、加水しているんだそうです。(ちょっと残念)
特筆すべきは、寝湯が高濃度炭酸泉であるということ。この高濃度炭酸泉、約38℃とぬるめになっていまして、これが寝湯だととっても気持ちよくうたた寝できるんですね。はっきり言って、寝ころび湯より良く眠れる感じです。また、横須賀温泉 湯楽の里は海岸沿いに立地しているため、露天風呂からは東京湾を一望できます。しかも、海が見える方向を向いて座れるよう、海に一番近い側に段差を付けてあります。なので、露天風呂はとっても開放的。ただし、開放的過ぎて外から見えそうな感じです。
しかし、何か足りないな・・・と後から気付いたのですが、マッサージ風呂がありません。また、大浴場そのものがあんまり広くなく、湯船も狭いです。どの湯船も、5~6人も入ったらいっぱいいっぱいです。なので、お風呂しか入らない人だと物足りないと感じる可能性大。やはりここは、岩盤浴に入らないと価値は半減だと思います。
この他、お食事処「天風」とお休み処、ボディケアやエステがあります。また、玄関を出たすぐ横に、「横須賀 湯楽市場」と言って、その日に地元でとれた野菜なんかを即売しているところがあります。前述の通り、お食事処やお休み処は、岩盤浴着で利用できます。なので、岩盤浴着でお食事処を利用している人は結構いました。ただし、さすがに汗かいた状態でゆっくりしたいとは思わないのか、それとも岩盤浴利用者専用のお休み処があるせいなのか、誰でも使える方のお休み処で岩盤浴姿の人は皆無でした。なお、お食事処やお休み処からも、海が見えます。
この日のジーン吉本のおつまみは、出し巻き卵です。また、この日は特別日らしく、本マグロ1匹丸ごと買いつけて、限定メニューとして出していました。せっかくなので、ジーン吉本も頼んでみました。本マグロのお刺身です。もう少し分量があるのかと思った一方、赤身だけではなくて中トロも入ってまして、口の中でふわっととろける感じでおいしかったですよ。
お休み処は、海沿いに並んだリラックスチェアーがならんだところと、ごろ寝できるスペースの2種類。ただし、光を遮っているわけではないので、あまりゆっくりと眠れる感じではなかったです。・・・ていうか、光を遮るカーテンが女性専用スペースしかないのは一体なぜ???
館内着を追加しても、休日で大人1,400円ぐらいに収まるので、都心の同様の施設と比べると割安です。また、最寄り駅からも歩ける距離で、1日楽しめる施設であるのは間違いないですね。ただ、日帰り温泉リゾート・・・と呼ぶんだったらもう少し大浴場を広く、充実させてほしいとは思います。
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