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石和温泉には温泉旅館が点在していまして、中には日帰り入浴を受け入れてくれるところもありますが、手っ取り早く日帰り入浴できる施設が、薬石の湯 瑰泉です。場所は、石和温泉駅から歩いて15分ぐらいのところ、駅前の通りをずーっとまっすぐ歩いて、国道20号線との交差点のすぐ近くにあります。
24時間営業で、入館料は大人2,100円、子供1,050円、土曜・日曜・祝日の深夜2:00時点で館内を利用していたとき、深夜料金1,000円が加算されます。フェイスタオルとバスタオル、館内着のレンタルが入館料込みになっています。
玄関を入ったら靴を脱ぎ、下駄箱に入れます。下駄箱の鍵と入館料をフロントに渡して、ロッカーの鍵を受け取ります。館内の施設は、ロッカーの鍵で精算できるシステムです。退館時にロッカーの鍵を渡して精算すれば、下駄箱の鍵がもらえるシステムです。お支払いには、クレジットカードや電子マネーが使えます。
大浴場は、内湯がサウナと水風呂、プール、気泡風呂、寝湯、イベント風呂。露天風呂がまるで池みたいに広い宝石風呂と、2~3人でいっぱいになりそうな檜風呂があります。
お湯はアルカリ性単純温泉で、無色透明です。ジーン吉本の体感温度的には、気泡風呂と宝石露天風呂が41℃~42℃、寝湯、イベント風呂、檜風呂が39℃~40℃ぐらいでした。
薬石の湯と称しているだけあって、大浴場にはあらゆる色の石が使われています。まず、サウナの下には薬石が敷かれています(見えませんが)。また、内湯の中で一番広い気泡風呂には、真ん中に薬石がでーんと置いてあって、ここからお湯が注がれています。一番すごいのは露天風呂で、普通の温浴施設ですと岩風呂になるところなのですが、ここは宝石の原石が使われています。さすが宝石の国、山梨県。ジーン吉本も、こんなお風呂見たことないです。
ジーン吉本が一番気に入ったのは、檜風呂。ここは湯舟が完全に檜造りです。気泡が出る仕組みになっていまして、さすがにそこは金属製ですが。とにかく、ここが気持ちいい。しかもぬるめのお湯なので、時間を忘れてのんびり、ゆったり入れます。
次に気に入ったのが、寝湯。寝湯の床に薬石が敷き詰められていて、薬石の間から気泡が出る仕組みになっています。しかも、仰向けになってはいるとちょうどいい感じに、床がカーブを描いています。ぬるめのお湯と相まって、これは気持ちいいですね。
しかし、一つだけ問題点が。ここ、お風呂入っている合間に休憩できるところが少ないんです。休めるところと言えば、プールの隣にビーチベッドが1つあるのと、檜風呂の隣に申し訳程度にスペースがある程度です。お昼寝できる場所があれば理想的ですが、それがないにしてもせめて椅子ぐらいは置いて欲しいですね。
サウナの温度は約90℃と熱めにしてあります。プールと言っても、泳げるほど広くありません。ジーン吉本の体感的には、水温25℃ぐらいでしょうか。サウナに入った後に身体を冷やすのにはちょうどいい水温です。ただし、座って入るにはやや深く、泳ぐには浅いのですが。
では、お風呂上がりの呑みです。お食事処に行くと、薬石の水を持ってきてくれます。これは、麦飯石とトルマリンで浄化した水が入っているそうです。なるほど、確かに普通の水よりもまろやかな感じがします。
せっかく山梨県に来たんだからと、ほうとうを注文します。出てきたのはこれ。一人前にしてはやや大きめの鉄鍋が出てきました。
中身はこんな感じ。かぼちゃを始めとして、にんじん、大根、ねぎ、白菜などのお野菜中心のほうとうでした。かぼちゃの甘みが強くて、これはうまいですね。欲を言うと、もう少しかぼちゃが多めで、だしがかぼちゃでクリーミーな感じになっていると完璧なんですけどね。
館内は大浴場と女性専用休憩室、お食事処、喫茶コーナーのほか、琉球漆喰の壁と琉球畳が敷き詰められたリラックス空間。室内はほんのりあったかくて、ここでまったりと過ごしたらサイコーですね。
リラックス空間のお隣が、蒙古火釜効果薬石ドームとなっていますが、早い話が岩盤浴と思っていただいていいと思います。炉で熱した岩盤が、決まった時間に炉から出てくる仕組みになっていまして、この岩盤のおかげで室温が岩盤浴並み(岩盤の近くはそれ以上)になります。
岩盤浴の先には、湯快の森と称する庭園がありまして、更に別館があります(どんだけ広いんだよ)。で、別館の1階にはお昼寝できる休憩室、別館の2階には貸切部屋があります。キューティ吉本は、呑みの後ここでお昼寝していました。
Healing Resort Spa KAISENという看板を裏切らない、すごくいい施設だと思います。ただ単にお風呂に入って終わりではなく、お風呂から上がった後も、色んなところでゆっくり、のんびり、まったり過ごせます。キッズスペースがないのですが、ここは家族連れではなく、あえて大人をメインの客層にしているためでしょう。この施設の中身を見れば、それも納得できます。
ここだったら首都圏から電車代を出してでも、行く価値は十分にあると思います。
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薬石の湯 瑰泉
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