日帰り入浴レビュー:熊谷天然温泉 花湯スパリゾート

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熊谷 知覧鶏のたたき刺し
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熊谷にかなり大きな日帰り入浴施設があると聞きまして、行ってみました。熊谷天然温泉 花湯スパリゾートです。場所は、JR熊谷駅から犬塚行きのバスに乗って約15分、宿裏バス停から歩いて5分の所にあります。

JR上越新幹線 熊谷駅 北バスターミナル 2番乗り場

犬塚行きのバスは、熊谷駅の北バスターミナル、2番乗り場から発着します。で、犬塚行きのバスはいつ出るのかというと・・・

国際十王交通 熊谷駅バスターミナル 犬塚行き 時刻表

がーん、1時間に1本しか出ていません。ここでジーン吉本、約30分の足止めを食らう結果に。

国際十王交通 宿裏バス停留所 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートの最寄りバス停です

でもって、これが宿裏バス停です。熊谷駅からの運賃は、190円です。しかし、ご覧の通り、降ろされたのは普通に住宅街。こんなところに日帰り入浴施設なんてあるのかな・・・と、写真に向かって奥、ちょうどバスが信号待ちをしている交差点というのが国道17号線で、とっても広い道路なんですね。

国際十王交通 宿裏バス停留所 熊谷駅行き 時刻表

ちなみに、これが宿裏バス停の時刻表。はい。やっぱり1時間に1本しか出てないですね。

国道17号線 熊谷バイパス 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートの看板がかろうじて見えます

国道17号線に出たら、歩道橋を渡ります。渡るとその先に、花湯スパリゾートの看板がかろうじて見えます。この写真のずーっと先ですね。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 国道17号線沿いの看板

これが、その看板です。車でお越しの方は、国道17号線を通って、この看板を目印にするといいでしょう。ちなみに、駐車場は無料です。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 建物と入り口

営業時間は、金・土・祝前日が10:00~翌9:00(最終入館深夜1:00)、それ以外が10:00~24:00(最終入館23:30)です。土・日・祝日のみ6:00~9:00(最終入館8:30)の朝風呂営業がありまして、朝風呂は大人600円、子供400円です。

館内は、入館料さえ払えば誰でも入れるゾーンと、温活cafeネストと言って館内着を着用しているだけが入れるゾーンに分かれています。

館内着なしの入館料は、平日大人700円、子供400円、休日大人800円、子供500円です。温活cafeネストコースと言って、館内着・岩盤浴タオルのレンタル付きが、タオルセットなしの入館料が980円、タオルセット付きが1,180円、タオルセット+館内着2着付きが1,380円です(子供料金なし)。なお、休日は5時間の時間制限がありまして、5時間を超えると400円の追加料金がかかります。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 玄関

温活cafeネストというのは、ただ温泉に入るだけでなく、ゆったりのんびりできるゾーンです。館内着を着ている人・・・ということは温活cafeネストコースの料金を払った人だけが利用できます。なお、温活cafeネストは小学生以下は利用できません。なので、温活cafeネストコースには、子供料金がありません。

この温活cafeネスト、中はかなり充実しています。7種類の岩盤浴(うち1つは女性専用)と休憩スペース、漫画・雑誌コーナー、無料マッサージチェア、インターネット接続用PC、無線LANインターネット、リクライナー付きリラックスコーナー、コーヒー・紅茶・ハーブティーの無料サービスがあります。温活cafeネストコースに岩盤浴タオルが付いていたり、館内着が2着付き料金があるのがこのためで、岩盤浴に入って汗をかいた後、漫画・雑誌コーナーとかリラックスコーナーとかを利用するには館内着が2着必要、というわけです。

まずは、岩盤浴に入ります。熱めの岩盤浴に20分ほど入った後、富士溶岩→ヒマラヤ岩塩→(あと一つ何だっけな?)に10分ずつ入りました。で、紅茶を飲みながらマッサージチェアで休憩した後、最後に熱めの岩盤浴に入りました。温度は、熱めが約70℃。それ以外が約60℃です。あと、クールダウン用に冷気が出てくる岩盤浴もあります。

キューティ吉本が気に入ったのが、熱めの岩盤浴。ここは4種類の岩盤があります。更に、テレビが付いていまして、ロウリュウもやっているみたいです。正直かなりの広さがありまして、キューティ吉本が入った時間帯は比較的空いていたのですが、夕方ともなりますとかなりの人で、足の踏み場もないぐらいになってました。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 中庭とテラス

岩盤浴に入った後、今度は温泉に行きます。ここも、かなりの広さ。内湯が、サウナと水風呂、天然温泉、高濃度炭酸泉、ジェットバス、電気風呂。露天風呂が庭園になっていまして、天然温泉なのが檜風呂、岩風呂、壺湯、クールダウン用うたた寝湯。普通のお湯なのが、大露天風呂と寝湯、シルク風呂です。これだけ種類があると、はてどこから入ろうかなって感じです。

天然温泉は単純温泉で、黄色に近い茶色のお湯です。つるすべ感が強くて、これはいいお湯と感じました。噴出温度は37~38℃だそうで、これを温めずにそのまま投入しているのが檜風呂です。ジーン吉本の体感温度的には、高濃度炭酸泉と檜風呂、うたたね湯が約38~39℃、それ以外が41~42℃でした。

一番気に入ったのが、檜風呂。天然温泉はすべて源泉かけ流しらしいのですが、ここだけは加温せずに投入していまして、これがまた気持ちいい。のんびり長湯するにはちょうどいい感じですね。また、うたたね湯は仰向けに寝る仕組みになっていて、身体が半分だけ温泉に浸かる仕組みになっています。クールダウンが目的なので、こちらの湯加減もぬるめ。お風呂の合間に休憩できるところがしっかり確保されているのがありがたいです。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 讃岐のだし匠 いろはのゐ カウンター席

で、お風呂上がりの呑みです。館内には、お食事処とカフェがありまして、お食事処は「讃岐のだし匠 いろはのゐ」という名前がついています。カウンター席からは、とっても立派な中庭が見えます。

ホタルイカの沖漬け 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートにて

最初に頼んだのが、ホタルイカの沖漬け。410円でした。入れ物が凝っているのと、刻みキュウリと柚子がのってまして、ちょっとひと手間かけた感じですね。

知覧鶏のたたき刺し 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートにて

続いて、知覧鶏のたたき刺し。734円でした。埼玉県って海がないんだし、お刺身って言ってもお魚じゃなくてお肉の方がおいしいんじゃないかと思って頼みました。鶏のささ身を軽く火であぶって、玉ねぎとポン酢が合わさった状態で出てきました。柚子胡椒をつけながらいただきます。

一瞬炒め物が出てきたのかと思ったのですが、そうではなかったです。しかし、見た目とは裏腹に、これはうまい。柚子胡椒も確かに合います。正直、これだけでハイボール2杯いってしまいました。

カレーのおうどん 熊谷天然温泉 花湯スパリゾートにて

〆は、カレーのおうどん。950円でした。「カレーのおうどん」という名前を聞いて、つるとんたんが頭に浮かんだのですが、その期待を裏切らず、必要以上にでかい器に入って出てきました。しかし、つるとんたんの場合、うどん玉を無料で増量できるからあの器のサイズなのですが、ここは無料増量なし。でもって、うどんは讃岐うどんというよりは大阪のうどんが近い感じですね(ちなみに、つるとんたんも大阪のうどんです)。お味はというと、良く言えばマイルド、悪く言えば物足りない感があります。正直に言うと、これで950円は高すぎると感じました。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート お食事処から見える中庭

お昼寝できるスペースはあるのですが、せっかく温活cafeネストコースにしたので、温活cafeネストのリラックスコーナーでお昼寝。ここは足を伸ばせるリクライニングチェアが置いてありまして、しかもテレビ付きです。お昼寝するには照明がやや明るめなのですが、気づいたら十分お昼寝してました。

この施設の欠点があるとすれば3つ。1つ目は、料金です。とにかくお風呂に入れればいいという人と、せっかくだから1日ゆっくりしたい人と、両方を満足できる料金体系になっているとは思います。しかし、休日に温活cafeネストコースの館内着2着付きをお願いして、しかも滞在時間が5時間をオーバーした場合、合計金額が1,880円と、うかうかしていると都心の健康ランドと大差ない料金を取られてしまいます。岩盤浴入って、温泉入って、ボディケアや食事をした後に休憩すれば、5時間はあっと言うまでして、せめてリラクゼーションを施術した人と、3,000円以上の食事をした人は400円の追加料金なしにして欲しいと思います。

2つ目は、精算が現金のみで、クレジットカードや電子マネーが使えない点です。お食事処を居酒屋代わりにして飲んでたり、ボディケアやあかすり、たかの友梨を利用したりなんかすると、精算金額が高額になるケースが考えられまして、これでクレジットカードが使えないとなると痛いです。

3つ目は、無料送迎バスがないという点です。1名から熊谷駅へのシャトルバス送迎があるそうなのですが、前日までの予約制でして、決して使い勝手がいいとは言えません。熊谷駅の駅前ロータリーではなく、熊谷駅から5分で歩いて行けるところまででかまわないので、無料送迎バスを定期運行して欲しいと思います。

熊谷天然温泉 花湯スパリゾート 足湯

やはりこれだけの大きさ、充実度を持つ日帰り入浴施設はあまりなく、人気が出るのも無理もないと思います。温活cafeネストコースがやや高めではあるのですが、必須と感じました。これだったら、都心からわざわざ行く価値はあると思います。




ぴえんのイラスト 女性
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