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伊豆急行は伊豆半島の東側、伊東-伊豆急下田を結ぶ鉄道路線です。熱海-伊東のJR伊東線を走る列車がそのまま乗り入れています。
こちらが、熱海-伊豆急下田を走る各駅停車です。元々は東急の電車でした。
車内がちょっと変わっていて、海側がクロスシート、陸側がロングシートになっています。ちなみに、クロスシートは西武特急レッドアローのお古だそうです。
「て、東急と西武って昔、伊豆戦争やってなかったっけ?」
・・・という突っ込みを入れるのはやめましょう。
近年導入されたのが、アロハ電車です。元々は京浜東北線を走っていたのですが、千葉の房総方面に転属になりまして。そこから更に伊豆急行に転属になりました。
アロハ電車は前と後ろで色が違います。最初の写真は熱海側、この写真は伊豆急下田側です。
「電車は8両編成です」
・・・と言われ
「あれ~、確か房総半島を走っているやつって、4両編成と6両編成しかなかったと思うんだけど。」
・・・と思ったら・・・
なるほど。4両編成を繋いだったってわけですね。リゾート21が7両編成なので、特急踊り子を除けばこれが伊豆急で一番長い列車ということです。
車内の写真が撮れなかったのが残念なのですが、中は房総半島を走っていた時とほぼ同じ。ロングシートの車両とクロスシートの車両があります。
ではなぜアロハ列車が伊豆急に行くことになったのかと言いますと・・・
元々外房線・内房線は国鉄時代の車両が幅を利かせていたのですが、そこへ京浜東北線を引退した209系を改造して、房総半島に投入することになったのです。結果、国鉄時代の列車が引退しました。
ところが、房総方面の普通列車をワンマン運転にすることになりまして、209系では対応できないということで、新しい電車を導入することになりました。こちらがその新しい電車です。
結果、今度は209系が余剰になりまして、伊豆急行にやってきたというわけです。
房総半島から伊豆急にやってきたのは、アロハ列車だけではありません。こちらも、房総半島から伊豆急にやってきました。特急踊り子です。
ただし、伊豆急行に転属したわけではなく、JR東日本の車両であることに変わりはないのですが・・・
こちらが、房総半島を走っていた時の姿です。
東京から内房線・外房線を走っていた列車も、便数が減ってしまいました。理由の一つが東京湾アクアラインでして、木更津-川崎をショートカットする高速バスができた結果、陸路をぐるりと大回りする列車の人気が低下してしまったのです。
で、特急わかしおや特急さざなみが減便となりまして、余剰となった列車が特急踊り子になったというわけです。
こちらが、JR中央東線を走っていた時の姿です。
普通車の車内は、エメラルドブルーで統一されています。
前から見ると、こんな感じです。
横から見るとこんな感じ。東海道線・伊東線・伊豆急行線に転属するときに、ACコンセントを付けました。
特急踊り子からの車窓です。 河津-伊豆稲取で撮影しました。よーく見ると、伊豆七島が見えます。
同じく、河津-伊豆稲取で撮影しました。伊豆大島が見えます。
列車は、伊豆熱川駅に到着しました。熱川温泉の温泉噴出所が見えます。
列車は、伊豆高原駅に向かって走ります。この辺りは、海が見える別荘が立ち並びます。
列車は伊豆高原駅に到着しました。駅に隣接して車庫があります。
列車は伊東駅を目指して走ります。やはり伊豆高原駅の周辺は住宅の他、海が見える別荘が立ち並びます。
伊豆急行線は単線なので、特急踊り子と言えど列車行き違いのための停車があります。特急停車駅以外の駅に停まることもありますが、この場合は扉は開きません。
で、ジーン吉本が乗った列車が、富戸駅に停まりました。
「太っ!」
・・・とも読めまして、太っている人からするとあんまり嬉しくない駅名ではあります。
列車は伊東駅を目指します。うっそうと茂った森の先に、海岸線が見えます。
こんなところに別荘があったらサイコーでしょうね・・・て、ジーン吉本にはそんなお金はないですが。
番外編:伊豆急行線からJR伊東線に入ると、ヤシの木が見える海岸線の横を走ります。
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