太平洋健康センター 勿来温泉 関の湯です。場所は、JR常磐線の勿来駅から水戸方向に10分ほど歩いたところにあります・・・て言いますか、常磐線の車窓から見えます。何にもないところにポツンとあるので、「あれは一体何?」感がハンパなかったりします。
注意点として、勿来駅から歩いていく場合、必ず駅のロータリーの前の横断歩道を渡って、海側(つまり、常磐線の線路と反対側)の歩道を歩いて行くこと。線路側の道路を歩いて行くと、途中で立体交差との交差点がありまして、この交差点に横断歩道がないので面倒なことになります。
大抵の人は車で行くからだと思いますが、駐車場は無料で、十分広いです。
営業時間は金・土・日・祝日・祝前日は10:00~翌9:00(入場受付21:30まで)、月・火・水・木は10:00~22:00(入場受付20:30まで)です。入館料はタオル・館内着のレンタルが付いて、大人2,040円、小学生1,020円です。ただし、JAF会員は1,420円で入れます。
金・土・日・祝日・祝前日は終夜営業を行っているため、大人1,400円、小学生700円を追加すれば宿泊できます。また、シングルルームやツインルーム、和室などの宿泊部屋もありますが、じゃらんや楽天トラベル等の宿泊予約サイトからは予約できないので、予約方法はご宿泊のご案内をご覧ください。
「終夜営業って、泊まるお客さんっているの?」
実はこの施設から5分ほど歩いたところに、勿来海水浴場があるのです。海水浴場周辺には民宿や旅館が点在していまして、夏は海水浴客、冬はあんこう鍋目当てのお客さんが来るんです。なので、観光需要はそれなりにあるんですね。
下駄箱に靴を入れて、鍵をフロントに渡します。入館料を払ったら、タオル・館内着とロッカーキーを受け取ります。帰りに、タオル・館内着とロッカーキーをフロントに返却して、代金を精算すると下駄箱の鍵がもらえる仕組みです。
内湯はサウナ、水風呂、源泉、バイブラバス、ジェットバス、薬湯、イベント風呂、寝湯で、薬湯と水風呂を除いて天然温泉です。露天風呂は源泉の湯舟が1つです。内湯はガラス張りになっていて、露天風呂からだけではなく、内湯からも海が見えます。
温泉はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、塩分濃度の濃い温泉です。ジーン吉本の体感温度的には、サウナは約90℃、水風呂は約20℃、バイブラバスが約41℃、それ以外が約40℃でした。
これだけお風呂がいっぱいあると、一体どこから入ろうかと迷うのですが、まずは内湯の源泉風呂へはいります。こちらは狭めの湯舟で4~5人も入ればいっぱいです。源泉は鉄分を含んでいまして、茶褐色をしています。
続いて、サウナに入ります。サウナは広くて、頑張れば20人近く入れそうな気がします。ただ、開店時間早々に入ると比較的ぬるめなのですが、段々熱くなってきまして。夕方に入ると結構熱いです。もしかして、時間帯によってサウナの温度を変えている・・・のではなく、温まるのに時間がかかるのかも知れません。
水風呂に入った後、休憩します。露天風呂エリアにお昼寝できるスペースがあります。ここから海がキレイに見えるのですが、露天風呂にお湯を注ぐ音と、音楽が流れているので、波の音が聞こえないのがちょっと残念ではあります。
休憩の後、露天風呂に入ろう・・・と思ったら一杯だったので、バイブラバスに入ります。なぜバイブラバスと呼んでいるかは謎ですが、恐らくは一部が気泡風呂になっているからでしょう。バイブラバス、ジェットバス、イベント風呂は無色透明です。「鉄分を含んでいないから」と書いてありますが、恐らくは循環ろ過をしているからと思われます。
サウナ→水風呂→休憩のあと、薬湯に入ります。どうやらここは天然温泉ではないみたいです。薬湯と言えば濃い茶色のお湯が多いのですが、ここは薄い緑がかったのお湯でした。刺激が少なく、入りやすいお湯でした。また、他のお風呂と比べるとややぬるめで、ゆっくりと入れるのが嬉しかったです。
サウナ→水風呂→休憩のあと、露天風呂に入ります。露天風呂に入った状態で海が見えないのはともかく、異常に浅くて。ほぼ寝湯に近い形で入る感じになってしまいます。
呑みの後、イベント風呂に入りました。イベント風呂は、日によって入浴剤が変わります。この日は、馬油風呂でした。茶色い色のお湯で、脂っぽい臭いがするのかと思いきや、臭いはありませんでした。
サウナ→休憩の後、寝湯に入りました。ここはバイブラバス同様、無色透明の温泉でした。温泉で気泡風呂、温泉でジェットバスはかなり珍しいですね。寝湯と言っても、身体の真下からジェット水流が噴出するお風呂で、背筋に水流が当たって気持ちよかったです。
では、お風呂上がりの呑みと行きます。最初に頼んだのはお造り・・・だったのですが、先に焼き鳥が来ました。盛り合わせがあればよかったのですが、なかったので。ここはねぎまを注文。たれと塩を選べるのですが、たれを選びました。
この時期は季節限定であんこう鍋もやっていまして、あんこう鍋も捨てがたかったのですが、お刺身の盛り合わせにしました。やはり海が近いので、お魚系はうまかったです。あと、ぼたんエビですか。でっかくて食べ応えがありました。
ここへ来ると毎度頼んでいるような気がするのですが、いかの丸焼きです。イカを一匹丸ごと照り焼きにして、食べやすいようにカットして出てきます。これ、中々の美味。いかがシコシコしてうまかったです。どうやら、この近くでもイカが獲れるらしいです。
ちなみに、焼酎のお湯割りを頼んだのですが、お湯割りはないと言われました。いやいや、それはいかんでしょう。(洒落じゃないですが)
最後に、季節限定メニューでとん平焼きを注文。とん平焼きというのは、豚肉のスライスを鉄板で焼いて、玉子焼きでぐるりと包んだ料理です。大阪では、よくお好み焼きを食べるとか、お好み焼きを食べたけど足りなかったときに頼みます。
とん平焼きにしては、少々大きめ。なぜだろうと思ったら、中には豚肉のほか、千切りのキャベツが入っていました。普通とん平焼きにはキャベツは入れないと思うのですが、おいしかったので許します。
館内は1階がフロント、2階が宴会場と宿泊施設、ボディケア、仮眠室、テレビルーム。3階がレストランと大浴場、ゲームコーナーです。仮眠室は男女別で、マットレスとタオルケットが置いてあってお昼寝できます。テレビルームには液晶テレビ付きのリクライナーが並んでいまして、毛布やタオルケットもあるので、ここでお昼寝もできます。
仮眠室とテレビルームは終夜営業しているときも開いているので、ここで寝ることができます。ただし、終夜営業をしているときでも、入浴施設自体は23:00で閉館になるので、深夜と朝の時間帯にお風呂に入ることはできません。
まず、お風呂から海が見えるという時点で、ポイントが高いです。また、駅から歩けるので電車でも行けます。更に、ざわざわし易いフロントやお風呂、お食事処が、できれば静かにして欲しいテレビルームや仮眠室と別のフロアになっていて、しかも離れているのはうれしいです。強いて欠点を挙げれば、値段がやや高いぐらいです。ジーン吉本的には、ここはお勧めできます。
番外編
勿来海水浴場です。歩いて5分ぐらいのところにあります。国道6号線と常磐線がすぐ傍を通っているので、車窓から海が見えるスポットでもあります。
よろしかったら、写真素材ダウンロードサイト【写真AC】にもお越しくださいませ。当サイトの写真の一部を配布していまして、商用利用も可能です
