東京にも、電車が一日乗り放題になる切符があります。ただ困ったことに、一日乗り放題切符って、東京メトロ、JR東日本、東京都交通局(都営地下鉄)の3つの社局が売ってるんですよ。具体的には・・・
- 東京メトロ 一日乗車券
- JR東日本 都区内パス
- 東京都交通局 都営まるごときっぷ
もちろん、乗り放題になるのは自社局のみ。まさか一日乗り放題切符を3つ買うわけにいかず、どれにしようか迷ったとき、ジーン吉本的にお勧めなのが東京メトロの一日乗車券です。
東京の地下鉄の路線図を見ると、とんでもなくややっこしいので、尻込みをしている人もいらっしゃるかもしれませんが、東京へ遊びに来たんだったら果敢にチャレンジして欲しいですね。なぜかと言うと、東京のど真ん中を移動しようとすると、どうしても東京メトロに乗ることになってしまうんです。
何しろ、山手線の中を移動できるのは、地下鉄だけ(JR中央総武線を除く)。しかも、あの雷門で有名な浅草とか、国会議事堂のすぐ近くの赤坂周辺とかへ行こうと思ったら、JR線では行けないんですよ。なので東京都内の移動は、基本的に東京メトロと思った方がいいです。ただ、あれだけ複雑な地下鉄だけに、間違えて乗ったって言うのが怖いのは事実でして、東京メトロの一日乗車券を買ってしまうと安心して乗れるのは確かです。どうせ乗り放題なんだし。
ただし、東京メトロの一日乗車券にも欠点はあります。それは、お値段です。東京メトロの一日乗車券は、710円です。これは、一日乗り放題になる切符としては決して高くないのです。では、何が問題なのかを説明する前に、JR東京駅の最寄り駅でもある、大手町駅の料金表をご覧ください。
東京メトロって、初乗り運賃が160円と、全国の地下鉄と比べても破格の安値なんですよ。しかも、160円で結構遠くまで行けまして、山手線の中だったらおおむね160円圏内なんです。更に、160円区間をオーバーしたとしても、190円です。なので、お高いイメージの東京なのに、運賃は信じられないぐらい安いんです。もっとも、運賃が安いのは東京メトロだけではなく、JRも都営地下地鉄も私鉄もそうなんですけどね。
ちなみに、大手町駅から乗った場合、最高値は和光市か西船橋の270円です。では、西船橋から乗った場合の最高値はいくらなのか。西船橋駅の運賃表をご覧ください。
西船橋から和光市まで乗った場合、料金は300円。これは大手町からの最高値の270円と30円しか変わらないわけで、やっぱり安いんです。
これだけ普通運賃が安いと、一日乗車券の710円の元を取ろうと思ったら、結構乗らないとダメなんです。都心のど真ん中だと、おおむねどこへ行っても160円で収まってしまうので、最低でも5回は乗らないと元が取れないんですね。ただし、ホテルがある場所から、浅草へ行って、上野へ行って、銀座へ行って、新宿へ行って、ホテルへ帰れば5回乗れるわけです。また、一日乗り放題ってことは、間違えて乗っても料金を取られないわけで、東京へ遊びに来たんだったらぜひ活用して欲しい乗車券だと、ジーン吉本的には思いますね。
なお、東京メトロの一日乗車券は、自動券売機で買えます。また、東京メトロの一日乗車券を持っている人だと、割引料金になる施設があるそうです。
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