三峰口駅方面から三峯神社へ行く途中に、道の駅大滝温泉があります。ここで、大滝温泉へ日帰り入浴できます。大滝温泉 遊湯館です。
バスで行く場合、西武鉄道の西武秩父駅か、秩父鉄道の三峰口駅から、三峯神社方面へ行くバスに乗ります。最寄りのバス停は大滝温泉遊湯館、とってもわかりやすい名前です。三峯神社方面へ行くバスは少ないですが、三峰口駅から大滝温泉遊湯館を通るバスは結構あり、およそ1時間に1本ぐらいあります。また、とっても立派な待合所もあります。
営業時間は10:00~20:00で、毎週木曜日が定休日です(祝日の場合は営業)。入浴料は、大人700円、小学生400円、乳幼児200円です。JAFの会員の方は、1割引です。なお、タオルはついていません。200円で売っています。玄関横の自動券売機で入場券を購入し、フロントで入場券を渡します。JAF会員の方は会員証を見せて、フロントで入浴料を支払います。
シャンプーとボディソープは、備え付けのものがあります。脱衣場には脱衣かごが並んでいまして、衣類を入れておくロッカーはありません。ただし、貴重品ロッカーがありまして、100円です。本来、ロッカーはちゃんと作るべきだとは思いますが、無理でも貴重品ロッカーは100円リターン式にして欲しいです。
大浴場は、1階と地下1階にあります。玄関とフロントがあるのが、1階です。地下1階が露天風岩風呂とサウナ、1階が展望檜風呂とジェットバスがあります。一応入口と脱衣場は1階と地下1階の両方にあるのですが、中はつながっています。なので、わざわざ脱いだり着たりしなくても、1階と地下1階を行き来できます。
お湯は、ナトリウム-塩化物泉。ナトリウム・塩素・炭酸水素・メタホウ酸の各イオンを含む、弱アルカリ性のお風呂です。無色透明で、わずかにトロット感があります。肌への強い刺激もなく、入るとお肌がつるつる、すべすべになるとってもいいお湯で、三峯神社の三峯神の湯と似た感じです・・・て、当たり前ですよね。源泉が同じなんですから。
温度は全体的に、ジーン吉本の体感温度的には約41℃。地下1階が露天風・・・と、ビミョーな表現になっているのは、お風呂は一応建物の中にあるものの、荒川が川岸の方には壁がなく、外気がそのまま入る仕組みになっているからです。なので、事実上露天風呂といってもいいと思います。
1階は檜風呂といっていますが、上の部分しか檜じゃなくて、湯船全体が檜風呂というわけではありません(これは檜風呂と呼んじゃいけないのでは?)。また、景色は地下1階の露天風呂よりも、1階の展望風呂の方がよく見えます。ジェットバスの威力が強力で、つるつるになる泉質と相まって、身体が前に持って行かれるぐらいです。
サウナは地下1階にありまして、中は広く、とってもきれいで、しかもちゃんと景色も見えます。ただし、致命的な欠点として、水風呂がありません。なので、火照った身体を冷ますには、水シャワーを被るしかないのです。地下1階の露天風呂の方がやや狭く、人もこっちの方が多いので、ここは一つサウナを1階展望風呂に作って、隣に水風呂も作った方がよかったんじゃないかと思います。
施設は、遊湯館の1階がフロントと展望檜風呂の他、休憩所とお食事処があります。休憩所には畳が敷いてあって、軽くお昼寝ぐらいならできそうです。地下1階にはゲームコーナーと露天風岩風呂、個室休憩所があります。また、道の駅大滝温泉には、日帰り入浴場の遊湯館のほか、お食事処の郷路館があります。
せっかくここまで来たんだったら三峯神社まで行って欲しい気はしますが、いかんせんバスの便数が少なくて。だったらせめて奥秩父へ来たならぜひ遊湯館に来ていただきたいと思います。大人料金700円とリーズナブルで、しかもこの泉質、ジーン吉本的にはお勧めです。
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