休日に行くと激込みで、とてもゆっくりできる状態じゃないので、平日に行ってみました。なぜそんなに人気があるかというと、およそ東京の都心だったら軽く2.500円は取られそうな施設なのに、平日で大人1,240円、休日でも大人1,500円という、破格の安さだからです。
場所は、東急田園都市線の宮前平駅から、歩いて5分ぐらいのところにあります。北側の出口を出て左に行くと、ご覧のような看板があります。この看板の案内に従って、坂を登っていきます。坂を登って最初の交差点を、左に曲がった先にあります。
大浴場は離れにありまして、1階が男湯、2階が女湯です。内湯は天然温泉と座湯、寝湯、マッサージ風呂、サウナ、水風呂があります。露天風呂は源泉かけ流し風呂と炭酸温泉、つぼ湯、うたたね湯があります。ジーン吉本の体感温度的には、どれもおおむね41℃ぐらいです。
炭酸風呂も温泉でして、驚いたことに黒いお湯に炭酸を注入しているにもかかわらず、お湯は色落ちせず黒いままです。温度計は39℃ぐらいでしたが、体感温度的には他の浴槽と変わらない感じでした。個人的には、もう少しぬるめでもいいと思います・・・ていいますか、どの湯船も湯温があまり変わらず、個人的にはぬる湯とかあつ湯とかがあってもいいと思います。特に強く思うのは、先ほど書きました炭酸温泉の他に、源泉かけ流し露天風呂。ここは上下2段になっているのですが、これだったら上段と下段で温度を変えて、上段のほうが下段よりも温度が高いほうがいいと思います。
うたたね湯は寝ながら入るお湯でして、仰向けに寝ると身体の半分が温泉に浸かる仕組みになっています。しかし、奥の方から順番に埋まっていきまして、なぜなのか原因がようやくわかりました。入り口に近い側は、熱くてゆっくり入れないんです。ここを使う人は休憩したい人のはずで、そこへ41℃のお湯だとそりゃあゆっくりできないわなという感じです。
ただし、以前にも書きましたが、ここの温泉はホントいいお湯で、ツルスベ感のある黒湯です。
前回行ったときはいっぱいいっぱいで入れなかったお食事処に、今回は行ってきました。「とうふ旬菜 心音」という名前がついているからには、やっぱりお豆腐を食べて帰らないとダメでしょう。色々な種類があるのですが、ジーン吉本が頼んだのが熟成心音豆富です。550円でした。
注文すると、木綿に包まれた状態で出てきます。開けてみるとこんな感じ。木綿豆腐が入っています。豆腐そのものがずっしりと、それでいてしっかりとした感じなのですが、杓子ですくうとほろほろと崩れる感じです。しっかりと冷えた冷奴で、おいしかったですよ。
続いて、牛もつ焼き。880円でした。陶板の上にスープと野菜、牛もつが乗せてありまして、目の前で焼きます。野菜に火が入ったら、いただきます。もつがトロトロでおいしかったんですけど、もっとイケてるのがスープ。火を止めた後、やや冷めてくると、コラーゲン分が固まって、トロトロのゼリー状になるんです。これがまた絶品! 牛もつと野菜に、トロトロのスープを絡めて食べたらもうサイコーです。
最後に天ぷらせいろそば。1,080円でした。普通だったら1,300円~1,400円ぐらいするお店がある中で、このお値段は割安だったので、頼んでみました。天ぷらは、キス、大エビ、シシトウ、カボチャ、舞茸で、抹茶塩かだしでいただきます。天ぷらがサクサクで抹茶塩と合うんですねぇ。それでいて、だしにつけても衣がぐにゅっとした感じにならず。天ぷらのうまみがだしに溶け込んで、そこへおそばを入れて食べたらうまいことうまいこと。天ぷらはおつまみで、おそばが〆のつもりだったんですけど、これ十分酒の肴になっちゃいました。
この後、前回はいっぱいで入れなかったお休み処へ。男湯の隣にあります。驚いたことに、リラックスチェアーは電動リクライニングで、しかも背面だけじゃなく、足を載せている部分まで角度を変えることができます。しかし、このお休み処は明らかに狭すぎます。平日だというのに、リラックスチェアーがいっぱいで、席にありつけない人が結構いました。しかも、自動販売機やマンガコーナーまで同じ部屋というのは、ちょっといただけません。リラックスチェアーにそこまでお金をかけなくてもいいから、現在の2倍の広さにして欲しかったなぁと思ってしまいます。(それぐらいはないと、土日のお客さんを収容しきれない)
館内は全体的に上質感がただよう空間でして、これで平日1,240円というのがとても信じられません。それ故、休日には多くの人が殺到して、結局ゆっくりできないという、本末転倒なことになってしまっています。もう少しお客さんの数が減れば別ですが、平日以外にはちょっと行く気しない感じです。結局ゆっくりできなかったら、何のために行ったか分かりませんからね。
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