えちぜん鉄道

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えちぜん鉄道 勝山永平寺線 福井駅
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えちぜん鉄道 福井駅 駅舎 でも仮設っぽい

福井県にはその昔、京福電鉄が走っていました。「あれ、どっかで聞いたことあるなぁ。」と思った、京都にお住いの皆様。そうです。京福電鉄は京都にも路線がありまして、嵐山と四条大宮、北野白梅町を結ぶ路線(通称:嵐電)と、出町柳から八瀬遊園、鞍馬を結ぶ路線です。京都と福井を結ぶつもりだったらしいのですが、実現することはありませんでした。

しかし、京福電鉄は経営難に陥ることになります。まず、出町柳から八瀬遊園(現:八瀬比叡山口)、鞍馬を結ぶ路線。ターミナルが出町柳という恐ろしく不便なところにあるのがたたって、毎度の赤字(当時、京阪電車三条駅が終点だった)。そこで、経営を分離することになり、叡山電車になりました。現在では、京阪電車出町柳まで伸びた結果、不便も解消され、お客さんも増えたそうです。

えちぜん鉄道 MC6101型 あわら湯のまち駅にて

次に経営難に陥るのが、福井県内の路線。こちらは車両の老朽化が進み、それがたたったのか度重なる衝突事故を起こし、国土交通省から運行停止命令を受ける羽目に。そのまま路線廃止になりまして、この京福電鉄の路線を引き継いで生まれたのが、えちぜん鉄道というわけです。

えちぜん鉄道 勝山永平寺線 福井駅 留置線

えちぜん鉄道は、福井から永平寺口を経由し、勝山を結ぶ勝山永平寺線(旧:越前本線)と、福井口で分岐して、あわら湯のまち(旧:芦原温泉)、三国港(「みくにこう」ではなく、「みくにみなと」と読みます)を結ぶ三国芦原線の、2つの路線があります。どちらの路線も、日中はおよそ30分に1本の間隔で運行されています。

福井鉄道 F1000型 FUKURAM 市役所前電停付近にて

また、福井鉄道の越前武生駅から田原町を経由して、えちぜん鉄道の鷲塚針原まで乗り入れる、フェニックス田原町ラインが2016年3月27日から運行を開始しました。この写真が福井鉄道の車両なのですが、ご覧の通りの路面電車です。しかし、えちぜん鉄道の電車は普通の電車。ホームの高さが全然違うわけです。

福井鉄道の旧型電車 路面区間でも乗客の乗り降りができるよう、開閉式のステップが付いています

確かに、福井鉄道は普通の電車も持っていまして、路面区間用にステップがついているので、普通の電車用のホームでも止まれます。これだったらえちぜん鉄道線も走れそうですが、かなりの旧型車で、しかもそんなに本数がありません。しかも、えちぜん鉄道の電車に補助ステップをつけるわけには行きそうになく、さてどうする?

えちぜん鉄道 三国芦原線 福大前西福井駅 低いホームと高いホームがあります

答えは、広島電鉄宮島線と同様、えちぜん鉄道の駅に、福井鉄道へ直通する路面電車が止まる低いホームを作ることになったのでした。運転台越しの写真なので、ちょっとわかりにくいかも知れませんが、奥に低いホーム、手前にえちぜん鉄道の電車が止まる高いホームがあります。

えちぜん鉄道 三国芦原線 新田塚駅 奥が低いホーム 手前が高いホーム

駅によっては、両側にホームを作ったところがあります。写真は新田塚駅です。奥に見えるのが低いホーム、手前が高いホームです。福井鉄道へ直通する路面電車は左側の扉が、えちぜん鉄道の電車は右側の扉が開きます。

えちぜん鉄道 MC6101型 永平寺口駅にて

電車はワンマン運転なのですが、アテンダントが乗務する電車がありまして、切符の販売や案内放送を行っています。

課題があるとすれば、便数ですか。福井鉄道へ直通する電車ができたとは言え、1時間に1本でして、いくら何でもこれは少なすぎるでしょう。ま、基本的に単線なので便数を簡単に増やせないのはわかりますが、運転間隔が20分に1本より少なくなると、ちょっと利用しにくい感じはします。




ぴえんのイラスト 女性
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