ジーン吉本が今回お世話になったのは、横浜みなとみらい 万葉倶楽部さんです。小田原お堀端 万葉の湯と、箱根湯本温泉 天成園と同じグループです。場所は、その名の通り横浜のみなとみらい地区にありまして、コスモワールドのでっかい観覧車のすぐ近くにあります。みなとみらい線のみなとみらい駅から、およそ駅から歩いて3分ぐらいのところです。
ここは24時間営業です。なので、贅沢に朝湯に浸かるのもよし、終電逃して仮眠を取るのもよし、というわけです。(もっとも、横浜駅とか伊勢佐木長者町とかにあるならともかく、みなとみらい地区でどれだけ終電逃した人ってニーズがあるのかはわかりませんが)
さて、この施設はつい最近リニューアルしまして。一体どこが変わったのか楽しみです・・・というのも、ここは確かにいい施設ではあったのですが、問題点もいくつかありまして。どこが問題だったかというと・・・
- 激混みのフロント
一番何とかしてほしいのがこれ。フロントの受付待ちの行列が、ひどいときは外まで続く - 高濃度炭酸泉(ぬる湯)がない
あれだけ色々お風呂があるにもかかわらず、全部湯温が同じ。1つでもいいから高濃度炭酸泉なりぬる湯なりがあってもいいのでは - テレワークできるスペースがない
正確に言うと8階にあったのですが、真横がゲームコーナーでして。あまりの騒音にここでは仕事になりません
これが改善されているのかどうかが楽しみというわけです。とはいえ、人気のある施設だけに休日はかなり混雑しまして(特にフロントの入場待ち)。平日を狙って行ってみました。
入館料は大人3,500円、小学生1,800円、幼児(3歳以上)1,200円です。12歳以上は100円の入場料がかかります。深夜3:00以降は深夜料金として大人2,500円、小学生と幼児1,500円が加算されます。また、岩盤浴は一般1,400円、会員1,200円です。入館料は、浴衣・バスタオル・フェイスタオルのレンタルが込みです。
玄関入って、いきなり面食らうのがこれ。なんと、フロントは1階ではなく、7階だそうです。なので、エレベーターで7階まで上がります。エレベーターを降りた先にフロントがありまして、ここでロッカーの鍵を受け取ります。その後、靴を脱いで靴袋に入れ、館内着または浴衣を受け取る、というシステムです。靴は、脱衣場のロッカーに入れます。
帰るときは、館内着とタオルを返却ボックスに返却して、自動精算機で精算します。精算が終わると退館用のQRコードがもらえるので、退場ゲートで読み取ると開くというシステムです。
ジーン吉本が最初に来た時、フロントの先にある袋が何なのかわからず、下駄箱を探していたら・・・
「それが靴袋です。」
・・・と言われてしまいました。
大浴場は、露天エリアのたらい風呂がなくなって、跡地に高濃度炭酸泉ができました。このほか、露天エリアには寝湯のほか、でっかい湯舟があります。内湯が高温サウナ、低温サウナ、水風呂、寝湯の他に、こちらにもでっかい湯舟があります。内湯のでっかい湯舟にはジェット風呂が、露天エリアのでっかい湯舟には泡風呂が、露天エリアの寝湯はマッサージ風呂になっています。
天然温泉は、熱海温泉と湯河原温泉のお湯を、タンクローリーで運んでいるんだそうです。なので、首都圏の温泉でよくある茶色いお湯ではなく、無色透明のさらりとしたお湯です。湯河原温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、熱海温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉です。ジーン吉本の体感温度的には、高温サウナが約80℃、低温サウナが約100℃、水風呂が約20℃、高濃度炭酸泉が約38℃、その他のお湯が約41℃でした。(なぜ高温サウナよりも低温サウナの方が高温なのかは後述)
まずは、でっかい内湯に入ります。天然温泉と言っても無色透明無味無臭で、しかも塩素消毒が入っているため、言われなかったらこれが温泉だと気づかないかも知れません。大雑把に見積もっても、20人は入れそうな感じです。
続いて、高温サウナに入ります・・・が、軽く20人ぐらいは入れそうな高温サウナがガラガラ。なぜだろうと思ったら、低温サウナが約100℃の超高温サウナになっていました。どうやらみんな、超高温サウナに入っているみたいです。この企画、高温好きのサウナーさん向けにやっていると思えなくもないのですが、確かに普通のサウナよりは熱めに感じます。
サウナから上がったら、水風呂に入った後、休憩します。リニューアルで板間がなくなりまして。普通の床に、足を伸ばしてお昼寝できるチェアーを置く感じになりました。この他、段差を作ってお昼寝スペースになりました。ただし、お昼寝スペースを利用する人はほとんどなし。理由はとても簡単で、直射日光が当たるので暑いんです。
新しくできた高濃度炭酸泉は、横浜ベイエリアがよく見える場所にあります。でもって、その隣にサウナチェアー的なものが(新たに)置いてあったので、ここで休憩します。
休憩した後、高濃度炭酸泉に入ります。湯舟はほぼ正方形で、4~5人も入ったらいっぱいです。ジーン吉本の大好きなぬる湯でして、ゆっくり入っていました。これが休日だったら、大混雑は必至かなと思います。
水風呂→休憩の後、露天風呂に入ります。こちらもかなりの広さで、軽く20人は入れそうです。ただし、ここまで色々な湯舟に入ってきましたが、どれも湯河原温泉で、熱海温泉どこにあるのかはわかりませんでした。(まさか貸切風呂???)
館内は、2階~3階が駐車場。4階が岩盤浴とヒーリングルーム。5階がリラックスルーム。6階がお食事処。7階がフロントと大浴場。8階がゲームコーナーとキッズスペース、くつろぎコーナー。9階が屋上の足湯です。なので、お風呂を上がった後、思いっきり遊びたい人は上へ、ゆっくりしたい人は下へ行く感じです。
リニューアルで、9階のPCスペースがなくなり、代わりにくつろぎコーナーができました。ここでは漫画を読みながらごろごろできるのですが、平日の昼間は閉鎖されています。
ちなみに、9階の足湯はリニューアル後も健在。ここからの景色はサイコーなのですが、炎天下故に誰もいませんでした。
6階のお食事処へ行って、いつもの呑みです。お食事処もリニューアルされまして、座席の数が増えました。また、4人席が減って、2人席が増えました。
で、これはリニューアル前からいたのですが、某ファミレスにいる猫型ロボットがいました。ただし、席まで食べ物を持ってくるのではなく、厨房とお食事処の間を運んでいて、お客さんのところへはスタッフが持ってきてくれます。しかし、台数が5~6台はいるみたいで、多客時にはほとんどひっきりなしに走るので、あの独特の音楽が鳴りっぱなしだったりします。
最初に頼んだのは、牡丹鱧。会員限定メニューなのですが、ここの会員メニューはハズレが多かったりします。で、こちらは鱧の湯引きなのですが、作ってから冷蔵庫で冷やしているからそうなるのだと思うのですが、身は堅かったです。ただ、まずまずおいしかったのでよしとします。
続いて、近江牛のしゃぶしゃぶ。こちら期間限定でして、
「どうせ大したことないんでしょ?」
・・・と思っていたのですが、案の定、お肉は2切れで野菜の多いしゃぶしゃぶが出てきました。ただし、お肉はめっちゃおいしかったです。
最後に鶏の唐揚げを注文。ここには普通のポテトフライがないので、やむなくこれを注文。
お風呂から上がった後の施設がかなり充実しています。リラックスルームはかなり広いです。リニューアル前は、ゆっくりする人、寝る人、女性といった具合に、エリア分けされていたのですが、平日は一部エリアが閉鎖されるようになったみたいです。ただし、遊びたい子供は(・・・といっても、ここは子供はそんなにいませんでしたが)8階に行くので、リラックスルームが比較的静かなのが嬉しいところです。
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横浜みなとみらい 万葉倶楽部
で、改善して欲しかったポイントが改善されたのかというと・・・
- 激混みのフロント・・・○(ただし休日は不明)
ジーン吉本が行った日が、横浜を含め日本全国うだるような暑い日。こんな時にサウナだか温泉だかに行く人自体が少なく、フロントの待ち時間はゼロでした。また、夕方時間帯もそんなに混んでいませんでした。ただし、混んでいなかったのは単に行く人が少なかっただけという可能性もあり、休日はちょっとわかりません。 - 高濃度炭酸泉(ぬる湯)がない・・・○
たらい湯がなくなり、高濃度炭酸泉ができました。ただし、休日は劇込みの可能性ありと見ています。 - テレワークできるスペースがない・・・×
PCを使うスペース自体がなくなりました。「PCを使いたい人は、食事処兼無料休憩所をどうぞ」と言いたいのかも知れません。事実、食事処兼無料休憩所でPC作業をする人もいましたが、無料Wi-Fiこそあるものの、コンセントがないんですね。なので、テレワークするには難ありです。
お風呂が充実しているだけではなく、お風呂上がりに過ごすところも充実しているので、一日ゆっくりできる施設になっています。また、ここに宿泊もできます。
・・・にしても、入館料3,500円は高すぎ。正直に言うと、あまりにも高いので簡単には行けず、次に行けるのはいつなんだろうという感じです。せめて3,000円を切って欲しいです。
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